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最終日狂人の叫び in C1142

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最終日狂人の叫び in C1142

「仕方がないわね。あなたがそこまで言うなら、今日はリーザを処刑しましょう」
共有者・レジーナのこの一言で運命は決まった。

『畜生!アルめ!!』
思わず汚い言葉で罵った声は、隣にいる少女にしか聞こえなかっただろう。
今日の本決定でせっかくジムゾンが処刑に決まったというのに、アルビンが大反対。「絶対リーザ処刑でないとダメだ」と言い張ったまま口を閉ざしてしまったせいで、最後の狼・眩が処刑されてしまうとは。

――悔しい。せっかくここまでこぎつけたのに。

私は忠実なる狼の僕。
人間であって人間の滅亡を望むモノ。
なのに私のせいで逆に狼を追い詰めるはめになるとは。

初日の占い先は私の希望通り。一方の自称占い師の希望ばかり通るとは考えにくく仲間を切っておいたのだが、信じられすぎるとは。占いと処刑に潜んでいた眩と夢が名前を連ねたのを見たとき、頭がくらくらした。
仕方がなく、占い師のオトを襲撃して眩に人間判定を出す。少しでも私が真占い師の可能性も残し、眩の生き残れるように、その日吊られるのを前提に信頼を取りにいったら、なんと共有者のレジーナは私を信じ、かわりに霊能者を騙っていた緑が先に処刑されてしまう。
その日の占い先・ヨアヒムを「人狼」と告発したら、もはや私が真決めうちでヨアヒムが処刑された。真霊能者のアルビンが処刑される前にローラーが止まるという最悪のパターンで。
そして今日。影でこっそり演技指導して、眩を「慣れないけど頑張って狼を探している村人」に仕立てあげたというのに。

信頼を得すぎて、逆に狼を追い詰める狂人。
結局狼の盾にもなれず、おめおめと生き残ってしまった狂人。

――私は何のために存在したのだろう。

今、私が守るべき唯一の存在が男たちの手によって処刑台に乗せられていく。
必死に抵抗する眩の首に無理矢理縄をかけるアルビン。

――許さない、絶対許さない。

私は手にしていた金属バットを一度ぎゅっと握り締めると、眩をとりかこむ男たちに殴りにかかった。

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