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ジャン＝ジャック・ヴァラン

最終更新：2025年07月24日 08:10

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プロフィール

名前		ジャン＝ジャック　ヴァラン
出身地		フランス
誕生日		2002年06月06日 (23歳)
血液型		A型
転入日		2024年09月15日 (0年313日経過)
職業		過去の職業体験
所属		ギャング【hantasma】(2024/11/07~)
TwiX		ジャン＝ジャック・ヴァラン
レーサー名		JJV
プレイヤー		霧島ジャック
告知等		X (旧 Twitter) @MeiTanteiJack （メイン） X (旧 Twitter) @JackGames24h （配信告知）
配信場所		YouTube (~Day20) Twitch (Day21~)
切り抜き		以下のポストをご確認ください。ポスト1 、ポスト2

基本情報
人間関係
衣装
車両関連
エピソード
アーカイブ

基本情報

元コルシカマフィアのチンピラ。
アコギな犯罪で金を巻き上げる金の亡者。
オジキ(マフィアのボス)の死により組織は壊滅し、
長らくの逃亡生活を経てロスサントスまで流れ着いた。
世界一の金持ちになるため、夢を追い続ける。

(公式プロフィールより引用)

フランスからやってきた元マフィアの男。逃亡生活の末にロスサントスの空港まで辿り着いたものの、一文無しになってしまった。
この街では楽して楽しく稼げる仕事を探している。
初心者マークが外れた後にアドミゲスとの会話で意気投合。彼の設立するギャング hantasmaにノリノリで加入した。
護身用のバットを背負っている。そのためか、初日から警察官3人に囲まれ職質された。
「誰よりも金持ちになればこの街の人間は俺の言うことを聞く」「感情で金を買うことはできないが、逆に金で感情を買うことはできる」と考えている。

性格・特徴

仁義を重んじるタイプ。一方で礼儀や上下関係を嫌っており、常にタメ口でフラットな関係性を好む。
芯が強く、なかなか折れることがない。
努力や地道な積み重ねを嫌うが、組織のメンツを守るためであれば、嫌々ながらも自主的にクラフトやチェイス練習を行う勤勉さも持ち合わせている。
だが、口調や経歴、顔に似合わぬうっかり屋。大型犯罪などでは戦果を挙げるように実力はあるのだが、ポンコツな一面を覗かせることも少なくない。
- アクセルとブレーキを踏み間違えて逃走用車両を水没させる、サイレンサー無しの発砲で略奪ミッションに警察介入を招き他組織に逮捕者を出す、ヘリに乗った個人医の頭を抜いてしまう、抗争中に同期の白市民を誤射しダウンさせてしまう等。
- 自身のスタンスの関係上あえて他人に喧嘩を売ることも少なくないが、実の所それ以上に自分のうっかりがきっかけで責められることが多い「天然火種枠」。
- このうっかり癖が露になるにつれ、hantasmaではくま　ぽこに次ぐいじられキャラポジションに収まりつつある。
我の強さも相まって、hantasma内での喧嘩の発端になりやすい。主な対戦相手はくま　ぽこ。勝率自体は悪くないが、ある喧嘩の際に大喜利が苦手なことが発覚した。
名前が長いため、非常に様々な呼ばれ方をしている。人によって呼び名がだいぶ異なっており、周囲には「あだ名が20通りくらいある」と話している。
街での呼称
U FOR Uの店員を辞めてからは今まで店頭に立っていた時間が暇になり、新しい暇つぶしとして今まで苦手意識があったレースに熱中し始める。
- 構成員を誘ってのレースや、三時以降一人でレースに明け暮れることもしばしば。ボスであるアドミゲス・ハンからの助言もありつつ、初期の運転からは見違えるように上手くなった。
犯罪以外にも副業で金稼ぎをしている。
よくイケメンだと言われる。TRPGでいうところのAPP14〜15（喋らなければ）を想定してキャラクリエイトされている。

# 期間内容詳細

期間	内容	詳細
DAY～ DAY48(2/14)	八王子めぐのマネージャー業	主な仕事内容は ①各飲食店・メカニックと交渉しライブ開催の契約の取りつけ、日程調整 ②ライブ当日の立ち会いめぐの歌唱に感動したジャンは、めぐのライブには金銭的な価値があると考え飲食店から出演料を貰う形でのライブ開催をめぐに提案した。めぐは了承し、出演料を折半する形でマネージャー業務を受け請うことになった。しかし、めぐがTricksterに加入したことを機に関係が悪化、クビを言い渡された。
DAY39(1/25)～ DAY53(2/23)	~~探偵業~~	請け負った依頼は ①龍造寺ケンシロウからの依頼 (DAY39～) ②マザーキティからの依頼 (DAY39～) ③羽山ペティからの依頼 (DAY41～) ④ヤシャロアからの依頼 (DAY44～) 当初は上手くいっており、事業所用の物件を貸してくれる協力者も得られたが、ペティからの依頼について調査中にペティの身を危険に晒してしまったこと、聞き込みばかりの調査に限界があることなどを理由に休業することにした。
DAY ～	UNRÊVE	元々は探偵業の表の稼業として始めようとしたもの。現在従業員として星乃　すみ、鳥羽　咲夜、夜桜　怜を雇用予定。シュガーピーチに店舗のハウジングを依頼。

人間関係

友達

白市民

犬億　ロック

第一村人。PYCのメカニックと奇肉屋の店員をやっている。
初対面時、彼女に殴りかかった心無き男性市民が逆に叩きのめされる現場を目の当たりにし、この街の治安を学んだ。
街の案内をしてくれた上にご飯とバイクを奢ってくれて、お祝い金を300万円くれたため、「ロックの姉御」と呼び慕っている。
当初は「ジャック」と呼んでいたが、スコティッシュ・ホールドに感化され「ジャジャヴァ」というあだ名をつけ、そのまま使用している。

亀山　HERO

海上レストランで出会った店員。
仕事を探していることを伝えると、海上レストランの職業体験をオススメされた。
「お金が欲しい」と言うとお祝い金を100万円くれ、「あったけぇなこの街」と感じ入った。

スコティッシュ・ホールド

海上レストランで出会った猫の獣人。個人医をやっているらしい。
「ジャンでもジャックでもヴァランでも好きなように呼べ」と言った結果、「ジャジャ」と呼ばれてしまう。
- そのままロックの姉御と共に「ジャジャヴァ」と呼んでくるようになったが、次に会ったときには「ジャバジャバさん」と呼ぶようになっていた。

涼眩　此方

海上レストランで出会ったViolet Fizzの店長。
免許センターの教官もしており、バイク免許の取得を手伝ってくれた。
彼に街案内をされるうちに、いつの間にかViolet Fizzで職業体験をすることになっていた。
- ジャンは「新手の詐欺にあった」と説明している。

ハン　バーガー

ガソリン給油中に偶然出会った、同日に街に来た同期。
寄生型の宇宙人であり、世界征服を狙っているらしい。
強烈なキャラクター性を持っており、ジャンは「高カロリーなハンバーガー」と評した。

タコマツ

PYCの客として来ていた茨城のヤンキー。彼曰く「半分ワルの人間」らしい。
ジャンと同じくバットを背負いドクロのネックレスを身につけており、一瞬で意気投合した。
サングラスを外すと男前。

マカイーノ　アッコパス

犬億　ロックに紹介された奇肉屋の店長。
怪しい風貌をしているが、ロックの姉御の働く店の店長と聞いて驚いた。
- 恩人の恩人のため、ジャンは彼も恩人とみなしている。
警察の目の前で奇肉屋の商品『KONA』を手渡され、違法なものではないかと非常に焦った。
彼からは「ジャンバラヤ」というあだ名を付けられた。

レキ　ウィステリア

レギオンで職質されているところに偶然出会ったViolet Fizzの店員。
物腰柔らかで、ジャンは「今まで出会った誰よりも上品な奴」と評した。
- 彼女には「勝手な印象ですが…血のついたナイフを舐めてそうですね」と言われたため、「失礼な奴」と評価を改めた。
彼女も涼眩から声をかけられて採用されたと知り、「見境ねえな」と評した。

ボタリン　モンロー

Violet Fizzで出会った客。不動産屋で働いている。
「Violet Fizzに新規住民が来る」と聞き、わざわざ店に来てくれた。
家を購入したいため、将来的に彼女の世話になると考え連絡先を交換した。

香月　ろぎあ

Violet Fizzで出会った客。カジノの店員をしている。
- 「ろぎあ」と呼び捨てにしたらロックの姉御に叱られたため、「ろぎろぎ」と呼んでいる。
カジノの体験に興味があることを伝えると、営業形態など親切に教えてくれた。
その後カジノでテキサスホールデムに招待されたが、最終的に彼女の豪運により持っていたカジノコインが全てむしられた。
- 「これが…この店のやり方ってわけか！」と怒ると、「ジャンさん！こっち側につくこともできるんですよ？」と甘言で勧誘された。

羽山　ペティ

U FOR Uの従業員。

ブラック　ジャックス

神崎　治

この街の医療従事者。
「ャャァ」という変なあだ名で呼んでくる奴。顔を見る度に声をかけてくるので何だかんだ話すことの多い住民。

マザー　キティ

JTSのメカニックであり、空飛ぶスペースキャット教という宗教の修道女。
初心者マークが付いていた当時転入一日目のキティと出会い、その教義を「やりがい搾取ってやつだ」と称している
黒市民、白市民として価値観の違いを感じる場面も多いが、金に見合った働きをするというモットーを持つジャジャヴァと、一方的な施しを苦手とするキティの利害は一致しており、関係は良好
主要エピソード「科場からの呼び出し」の内容を含むなど、なにかと気にかけている
探偵業として教会の所有者を探す依頼を受け、キティの誰にも言っていなかった過去の話を聞いている

黒市民

hantasma

組織のメンバーはハンの影響もあって基本的に「ジジ」呼び。→だったが、後輩が増えたことで「ジャンさん」など別の呼称も増えた

アドミゲス・ハン

ジャンの組織のボス。ものすごい速度で意気投合し、初心者マークが外れたその日にハンのギャングへ加入を決めた。
- あまりにジャンの決断が早かったため、逆に誘ったハン側が心配になっていた。
ハンからはノリがいいと思われているものの、同時にやらかし癖があるとも感じられており、加入当初から「火種枠」と呼ばれている。
- とかく口プで何とかしようとするあまり、組織内で若干ぞんざいな扱いを受けているジャンのことを「日頃の行い」と切り捨てたことも。
- とはいえ、ジャンがサプレッサー無しの銃で略奪ミッションに参加した結果、警察の介入を引き起こして複数組織に逮捕者を出してしまったという火種を作った際には、責任者として共に他組織に頭を下げてくれた。

カルウィン・轟輪

組織の同僚。明るい車馬鹿にしてハウジングの鬼。ハンとは日本時代からの仲とのこと。
意外にも頭は悪くないタイプで、知識クイズの時にはお互い接戦を繰り広げがち。

ユン　ユンミ

組織の同僚。ブースティングの妖精にして組織の姉ポジション。
ジャンのポンの被害者になることが妙に多く、その度ちゃんと叱られるが、口プで何とかしようとするのがお約束。
- 今までにジャンの誤射とグレ誤爆巻き込みで、大型中にダウンさせられたことが何度かある。
上述のやらかしもあってか、ジャンがジョーカーとサシでの勝負になった際には、~~興味のなさそうなメンバーたちの声を代表するかのように~~「ブースティング行ってきていい？」と発言した。
しかしサプ無し発砲で特大の火種を作った際に幾度も気遣いの言葉をかけたり、Tricksterとの八王子　めぐを巡る火種についてはジャンの言い分を支持したりと、本当の緊急事態にはきちんと味方する。

くま　ぽこ

組織の同僚。行くあてのない半グレとなっていた際に、ジャンが勧誘と加入を推薦した。
大変なおバカ。組織内ではIQがサボテン並とまで言われており、ほぼ間違いなく学力系のクイズでは誤答する他、ポンエピソードにも事欠かない。
- 反面、ジャンの苦手とするスポーツ系のクイズでは正答することが多い。
組織加入前から悪友のような仲であり、揃って起きると賑やかな言い合いが起こる。
たとえアドミゲス　ハンが飯田　けんつのように暴走したとしてもボスのために戦うとジャンに宣言した。

畳　かえる

組織の同僚。白市民だったところをスカウトし、組織に加入させた。
組織メンバーでは珍しい生粋のファーマー。刑務作業すら楽しいと言い出し、他メンバーをちょっと引かせた。
何かと個性的なメンバーが多いhantasma構成員にあって珍しい常識人枠であり、同時にジャンの舎弟枠でもある。

衣装

いつもの	アドミゲスセレクション（大型服）	イケてるコート	プライベート（夏服）	お掃除服

車両関連

所有車両

取得免許

エピソード

「金がすべて」の真意と変化

街に来た当初、ジャンは街でしたいことについて「楽して楽しく金が稼ぎたい」と話していた。
その真意は、「金があれば人を従えることができるから」

DAY4（9/25）大川・小峯との会話in魔女の酒場

アーカイブ：　

「どうしてそんなに金が欲しいのか」と大川に問われてジャンが答えると、大川は「金だけじゃ従わない人間の方が多い」と答えた。ジャンが稼げるということは、皆稼げるということだ。
金とコネクションがあれば、この街でも成り上がれるだろうと話すと、大川はそこまで行けば金は必要ないと言った。「金は平等にある。誰かが出せばそれで終わり。コネと信頼が得られるのであれば、それはぶっちゃけ金を得ているのと同義……かもしれない」
金は皆持っているから、そいつに合わせた独自の価値を生めってことか？と聞くと、頭いいねと返された。
別に金そのものが欲しいわけではない、金の魔力が欲しいとした上で「この街がどうかは知らないが、前の街では金がある奴やつほど優遇されて、王様みたいになれてた」と過去の経験を話すと、「それに値するものがあるとすれば、この街では“信頼”と“実績”だ」と言われた。
小峯は「信頼と実績があれば、誰かに傍若無人に振舞われることはない」という。もう踏みにじられたくはないからな…と零すと、それはもっと仲良くなってから聞かせてくれと大川に言われた。話したいと思うとき、それは信頼値が一つ溜まった時だろうと。
大川は“白”らしくないと言うと、この街は白黒は関係ない、その立場でしかできないことがあって、それを利用しているだけと言う。大川は組織ではなく、個人として舐められないようにしているのだと解釈する。
大川の言った「コネクションが大事だ」という言葉を胸にとどめつつも、金より重要なものがあるということについてはまだ腑に落ちてはいなかった。

hantasmaに加入を決めた理由は、ボス至上主義を嫌がりそれを強制しないアドミゲスと気があったから。ジャンはギャングを自分が金を稼ぎ、力をつけるための踏み台とするつもりだった。

ギャング設立を目指す団体の一員として、クラフトやチェイス練習、犯罪に明け暮れる生活の中、いくつかの出来事がきっかけでジャンはそれまで親しくしていた白市民との関係に悩む。

DAY18（11/24）めぐを人質にとった件について銭形と話

DAY18（11/24）ゆんいんと仲違い→陣平に相談

銭形と陣平、二人の意見を天秤にかけ陣平の意見がしっくりきたジャンは、力を手に入れるためにますます犯罪に精力的に取り組むようになる。また、hantasmaがギャングとして正式に設立し、組織の拡大を目指して勧誘にも力を入れる。

DAY25（12/25）衛星外アドミゲスとの会話

アーカイブ：

3時瞑想後、アジトにてくまぽことの殴り合いから始まり、くまぽこが舐められている話や、畳かえるの勧誘についてくまぽこ、ユンユンミと話す。
最終的に話題はジャンのマネージャー業と八王子めぐのバックにいるMOZU(ShanaoR)の話に。もしMOZUに因縁つけられたらどうするのかとくまぽこに聞かれ、その時は抗争すりゃいいだろとジャンが答えると、くまぽこは「わたしたちの命も大事にして！」と納得がいかない様子だった。くまぽこはもし職場のやどりぎで問題を起こして他ギャングと揉め事になっても、hantasmaの皆の命を賭けたくはないという。
二人と議論を交わしていると、アドミゲスがアジトに現れた。
概要をかいつまんで話すと、アドミゲスは自分がギャングであることを笠に着て人に強要した結果起きた揉め事だったら、自分はともかく他の構成員を連れて行きたくないという。そのやり方には義理も人情もなく、かっこよくはないとアドミゲスは言った。また、恐怖で結ばれた契約は長く続かないため、人情で契約してライブを続けた方が得だとアドミゲスは主張した。
ジャンは「hantasmaをでっかい組織にして、俺が舐めた態度をとっても受容されるような、あるいはそれが望まれるような世界にすることが、俺のこの街での夢のようなものだ」とハンに伝えた。過去の教訓と、銭形に「丸くなれ」、陣平に「やりたいことを通すために力をつけろ」と言われ、陣平の意見の方がぐっと来たのだということ。
それでけっこうじゃないかとジャンの意見を受容するアドミゲス。アドミゲスはジジの考え方は性悪説に基づいたものだといい、歴史を語り出した。恐怖で支配して国が滅んだので、法律で人を支配すればいいと考えた結果生まれたものが現代社会だと言う。
それを聞いて「恐怖で人を支配すれば寝首を掻かれて次の恐怖政治が始まる。一方で、人情で政治すれば人の好さに漬け込まれる可能性もある」と指摘すると、「答えが出ているじゃないか」とアドミゲスに言われる。どっちのおいしいところもとればいいのだという。
そして、アドミゲスは指摘した。「だってさ、お前めぐのこと恐怖政治してないじゃん」「お前とめぐの間に信頼関係があって、人情があって、今金を生んでいるんじゃないのか」
恐怖でも人情でも金を稼いでいるじゃないかと言われ、反論もできずむずがゆい気分だった。「俺にとっての詐欺師になるのか、パパになるのか、ここが分岐点だろ」「パパにはなんねーよ！」
フランスではマフィアのボスのことを「パパ」と呼ぶのだと話すと、アドミゲスは「ここフランスじゃないからハンさんでいいよー」などと言い出す。そういうところがムカつくのだと伝える。
最初の話題に戻り、アドミゲスはくまぽことユンミの抗争に対する考え方について「きっと二人は嫌だとしても、最終的には俺の言うことに従って戦うのだろう」と指摘した。そして、「お前もこの二人に対して他の人よりは思うことがあるだろ？だからここにいるやつが本当に嫌なことは強いるなよ？お前が本当に許せなくて、どうしても戦いたいときは力を貸してくれるから」と言った。

「仁義とかかっこいいとか分かんねえとは言ったが、俺の生存戦略として、考えてみることにはする」
「そのかっこいいも装飾品の1つなんだよ。かっこいいから畏怖される、頼られるってのもあるからな。……上手いことアクセサリーにしてくれ」
「分かりました、パパ」

口をついて出た言葉はまるでふてくされた子どものようだった。
ちなみにこの二人が戦わなくても俺は戦うからな、とアドミゲスは言い出す。拍子抜けしたが、アドミゲスはよく考えればそういうやつだった。
そうして、みんなで仮眠室のベッドに寿司詰めになって就寝した。寝入る直前にアドミゲスは言った。「我慢しろと言っているわけじゃないからな、自由に生きろ」「そんなの元よりよ！」
――詐欺師に言いくるめられたような、でもそんなに悪い気はしなかった。

アドミゲスに言われたことを胸に止めつつ、hantasmaメンバーと大型犯罪に精力的に取り組む日々が続く。新メンバーとして畳かえるが加入し、少しずつ大型犯罪も自分たちの力で進められるようになった、ある日のことだった。

DAY34（1/12）物資略奪サプ無し発砲→謝罪行脚

アーカイブ：

物資略奪にジャンはサプレッサー無しのアサルトライフルを持参する。その発砲が原因で警察が大勢かけつけ、複数のギャングから逮捕者が出るという事態になった。
ジャンは救助してくれた春春に状況の説明を求められ、自分がサプ無しで撃ったからだろうと話してしまう。そのことを無線でアドミゲスに報告すると、言いふらされる前に謝りに行かなければ大変なことになると困り果てた様子だった。そうして全ギャングへアドミゲスと謝罪行脚に出向くことになる。
物資略奪に警察が介入したら仕事がやりにくくなる。だから謝罪行脚をする必要があるのだと理解はしていたが、一方でクズの煮凝りみたいな犯罪者たちの世界で、いちいちルールを通していくことへの面白くなさは感じており事件への反省の意自体は希薄だった。
しかし謝罪行脚をしていく中で、アドミゲスばかりが金を払って話をし、騒動の発端のジャン自身は何も損をしていないことに申し訳なさが募っていく。アドミゲスの顔の広さ、そして自分の力の無さを痛感する。
一通り謝罪をして回り、ユンミの待つアジトへ帰る。

「これからハンタスマを大きくしていかなきゃいかないってときに、俺が一番足を引っ張っちまった」
「自分が何かしてしまったってときは、なんて言うの？」
「……悪かった」
「……いいよ～。胸貸そか～？」「お姉ちゃんの胸貸そか～？」
「うるせぇ！誰がお姉ちゃんだ！」

ユンミはジャンのことを責めなかった。（ノーリミの要求を除いては）かすり傷一つ負っていないことに耐えられなくなり、俺に何かできることはないかと聞くと、「強くなれ」「練習しよう」と二人は言う。
アドミゲスは「今回各ギャングに支払った金よりも、全ギャングに頭を下げた分のプライドを返せ。組織を大きくして、俺がふんぞり返れるようにしろ」と言い出した。
それはつまり、いつものようにhantasmaのメンバーとして頑張るということに他ならなかった。

幸いなことに、どのギャングもhantasmaが潰れるような大きな要求はしてこなかった。その中で、交友関係があったにも関わらず5億円 ※ を要求してきたTOPGEARに対して対抗心を抱くようになる。いつか抗争を吹っ掛けて5億円を取り戻したいと考えるが、その矢先にTOPGEARがなくなってしまう。

DAY39（1/25）白市民になったけんつに会う

めぐのライブ帰りに偶然けんつに会う。白市民のけんつは随分と丸くなっていた。サプ無し発砲事件の時には他のギャングが寛大な対応な中で、お前たちは足元見て5億円請求してきたよな、じゃあ今のお前には後ろ盾もないから取り立ててもいいよなと5億円を要求する。けんつは他にも借金をしているらしい。それが終わってからなら返せるとけんつは言った。
無線でけんつに会い5億円を取り立てることにしたと報告すると、皆から大ブーイングを受ける。アドミゲスから呼び出しをくらい、アドミゲスの運転する車に乗って二人で話をする。
気持ちは理解できるが、今回の問題は組織の問題だというアドミゲスに、今回の沙汰で優しかったところには恩もあるし、今後関係を良くしたいとも思う一方、TOPGEARにはそう思えないと主張した。自業自得で白市民として生活している中でこちらが温情を出すのは違う。皆がジャンのしたことを批難できるのはアドミゲスが頭を下げて謝罪する現場を直接見ていないからだと。
これは面子の問題だ、とアドミゲスは言う。5億円はこちらがしでかした問題について、組織間で解決するために支払った金で、それで後から文句を言うのは違うと言われた。
お前がモーガンに請求した5000万円はなんだったんだ、と聞くと、チョケ傭兵で請求する形にしたもので、そもそも、構成員のモーガンとけんつの場合を同様に考えるべきではないと言われるが、納得がいかなかった。モーガンに同情するのは分かるが、なぜ自業自得のけんつに請求してはいけないのか。
終わってしまった話の金を、相手が白市民になった途端に取り立てていると話題になったら、ダサいと言われかねない、とアドミゲスは説いた。俺がけんつにやり返してやりたいと思ったのは、あいつがギャングという、敵と認識するに値する立場こそだったからだ。今の飯田けんつにはギャングもない、金もない、知らんけどプライドもない。そんないつでも消せるような男には興味がない。と。
おまえは仏みたいな奴だな、と言葉が出た。俺がおまえの立場だったら腹が煮えくり返って白市民になった途端に消してたと話すと、悔やまれることがあるとするなら俺がこの手で潰したかったと返される。それはジャンとしても同感だった。
アドミゲスはモーガンとチョケ傭兵で話をつけていたし、けんつとも話をしていたらしい。一方でジャンはずっと不完全燃焼だったから、けんつと会ったときに感情的になって言い出してしまった。
組織間で行った金の移動の話について、お前個人で判断して行動するな、相談をしろと釘を刺された。確かに感情的になって個人で判断してしまったのは悪かった、ただ個人の金のやりとりのときは容赦なくやるつもりだと言うと、そんなのはお前の好きにしろ、知ったこっちゃねーよ！と言われた。
けんつに5億返済の件は忘れてくれとメッセージを送る。
ふいにアドミゲスに目をつむれ、と言われる。言われた通りに目をつむり、開くと一瞬で峠からアジト近くまで来ていた。奇跡も魔法もあるんだよ、とアドミゲスは車を走らせる。説教は終わりらしかった。
アドミゲスはジャンをアジトまで送ってくれた。車から下りたジャンに、アドミゲスは声をかける。

「金はお前にとって大事なものかもしれないが、それと同じくらい重要なものに、俺の面子に泥を塗るなということだけ覚えておけ」
「ああ、分かった」
「そしたら俺もお前らの顔に泥は塗らん。そして、稼がせてやる」
「ああ、今回のことは俺も悪か、った」

アドミゲスはジャンの言葉を聞くと、よし修理してこよ、と呟きアジトを出ていった。

アドミゲスの「俺の面子に泥を塗るな」という言葉について考えつつも、この街のギャング像と自身の考えの合わなさになんとなく気づき始める。副業でやっていた探偵業が思ったより順調に進み、アドミゲスには適宜報告しつつ事業を拡大していくことも視野に入れ始めた、ある日のことだった。

DAY45（2/6）くまぽことの口論　※編集中

外配置のボブキャットヘイスト後、くまぽこに牢屋での警察への小物くさい態度を指摘すると、どっちがだと反撃される。
話はそのままヤシャロア勧誘の話に移り変わる。くまぽこはヤシャロア勧誘に関して、ジャンが他の構成員を巻き込まずに勧誘まで進めたことに対して不満があるようだった。かえるの通訳で勧誘する前に人となりを確かめるために顔を合わせるターンが欲しいと分かったが、感情的かつ説明不足なくまぽこの言葉では、くまぽこの言いたいことはよく分からなかった。
かえるがアドミゲスに話をして、今後の勧誘では誘う前に人となりを見るターンを作ることになる。
アジトに戻り、勧誘の話2ターン目に移る。ハンさんの負担を減らすために経験者が欲しいというかえるに、それは理想論で、ギャング経験者みたいな強い人は大手ギャングに行ってしまう、人数を増やすために新参者にも声をかけるべきだ。誰でもいいわけではなく、ちゃんと黒の仕事を果たせそうな人を選んではいる、と話すと、くまぽこは今は地盤固めが大事だと言った。大型犯罪のための、車やヘリ、銃の腕といった実力がまだ足りない今のうちは選ぶ人を見定めたい。上手くなって教えられるくらいになったら、フォローできるから誰が入っても大丈夫だと言う。大型犯罪をするために人数が必要だというジャンと、まずは腕を磨いてからだというくまぽこで議論は平行線を辿った。
お互いに言いたいことがありますか？というかえるの質問に、押し黙るくまぽこ。否定しても伝わらないから意味がないと思っちゃう、とくまぽこは言った。結局のところ雰囲気の問題に終始しているように思えるとジャンが言うと、くまぽこはチームって難しいんだよ、簡単に壊れちゃうと言った。
結局のところ、くまぽこが言いたいことが伝わっていないように、ジャンが言いたいこともくまぽこに伝わっていないと感じた。だから話は平行線で、結論も出ない。

（中略）

客船強盗後、アドミゲスがアジトに皆を集め、もう二人の考えは煮詰まっただろうから、喧嘩をしようと言ってきた。「ぽこが勝ったら、ぽこの『いつだってジャンくんのために命かけられる』という考えを信頼しているという言動をとること」「ジジが勝ったら、ジジはぽこの考えについて、どういうふうに考えて行動しても構わない」。殴り合い、撃ち合い、あともう1つの3本勝負で決着をつけることになる。
3時瞑想後、ボクシング場に集合する。
- 1本目、ボクシング場での殴り合い。ジャンが３本先取する。
- 2本目、サバゲーでの撃ち合い。アドミゲスを先に3回倒せた方が勝ちということになり、くまぽこが勝つ。
- 3本目、車のカスタム勝負。ジャンの勝ち。
そうしてジャンは喧嘩に勝ち、とりあえずは『いつだってジャンくんのために命かけられる』というくまぽこの言葉を信用しなくてもいいということになった。

喧嘩の結果『いつだってジャンくんのために命かけられる』というくまぽこの言葉を信用しなくてもいいということになったが、思いがけず、くまぽこの言葉が信用に値するか確認する機会が訪れてしまう。

DAY47（2/13）血のヴァレンタイン

パンチャンに見せてもらった新聞で、ジョーカーと八王子めぐ ※ の名前が載っていることを知ったジャン。たまたまそばにいたじぇいに話を聞き、めぐがTricksterに入ったことが分かる。
海上レストラン奥でめぐと話をする。3月に勧誘する ※ と話していたし、めぐのマネージャー業もやっていたのになぜTricksterに入ったことを言わなかったのかと聞く。働いていた店への挨拶回りや黒として覚えることでいっぱいいっぱいで後回しになってしまっていた、というめぐの言葉を聞いて、確かにどこに入るかは自由意志だしギャングに入ったら連絡しろと明言していたわけでもないと許すことにする。
「よし、めぐさん、3杯行ってみようかァ！？」「いくいく！行くぞ私は！」テキーラショットを飲ませ、倒れこんだところを写真に撮る。落とし前としてペットのヴァレンタインにめぐの腕を噛ませ ※ （ダウンさせ）、それで出た血痕を写真に撮った ※ 。ダウンしためぐを救急隊とめぐが呼んだ天使はのに任せ、その場を去る。
ジョーカーから呼び出されてユンミとレギオンへ行く。Trickster一同が揃っていて、ジョーカーはめぐから話を聞いたらしい。ジャンはダウンさせるまでの一連の流れと自分の主張、「片腕を貰ってもいいか」と聞いて承諾を貰ってペットに噛ませた旨を話した。ジョーカーたちにとっては、主張の正当性や承諾の有無にかかわらず自組織の人間をダウンさせたことはライン越えで、組織に喧嘩を売っているようなものらしい。じぇいに写真を消すよう言われ、ユンミと一緒に写真を消した。抗争だと言われ、アドミゲスにその旨を伝えてまた連絡すると話しその場は解散になる。
くまぽこにこの件を共有し、ジャンとめぐで話した時点では個人同士のやりとりのはずだったが、はのが来て共有されたことで組織単位の話に発展してしまったんじゃないかと3人でアジトで話し合う。二人ともジョーカーの主張はおかしいと憤り ※ 、めぐもここまで大事にする気はなかったのだろうと推測する。しかし、くまぽこがめぐに電話したところ、めぐは最初はこの状態は望んでいなかったが皆が怒ってくれて嬉しかった、Tricksterに入ってジャンが怒っているのはまるで未練がましい元カレみたいだなどと話したらしく、腹が立つ。
抗争やろう、と3人で内容や作戦を考えて盛り上がる。アドミゲスやかえるはこの話を聞いて何というだろうか。きっとノッてくれるだろうと就寝した。

DAY48（2/14）決裂、そして抗争へ

起床すると、既にアドミゲスはジョーカーに呼び出されて話を聞いたところだった。アドミゲス曰く、向こうの言い分は二転三転していたが「写真を撮ったことを謝ってほしい」ということになったらしい。さらに、めぐが「ジャンとはビジネスパートナーだが金がないというから報酬を渡していただけであって、仕事量は7:3くらいだ」などと話していたと聞く。めぐを信頼していたのは何だったのだろうと失望と怒りでいっぱいだった。
昨日と変わった言い分 ※ 、ジャンのマネージャーとしての営業努力を否定するようなめぐの言葉……皆Tricksterメンバーの態度や言動に対して腹が立っているようだった。アドミゲスに向こうの要求は写真を撮ったことへの謝罪だが、ジャンはどうしたいかと問われる。「俺はぜっっっってえ謝らねえよ！！」啖呵を切った。そして、アドミゲスの号令でTricksterに宣戦布告しに行くことになる。
かえるから「今日の海上レストランのライブに関して、めぐからは何も連絡しておらず亀山HEROがめぐに連絡して何も準備ができていないことが発覚した」と報告を受ける。めぐの喉の調子が良くないことは知っておりライブ中止の連絡はめぐに確認して任せたことだった。契約を取り付けたジャンの信用を失墜させる行為であり腹が立ったが、かえるにHEROにもう一度確認しましょうと諫められる。
Tricksterのアジトに双方の構成員が集合する。ジャンは謝らないとhantasmaとしての回答を伝えると、ジョーカーはそっちが謝らないなら17時5時の抗争だと言い出す。アドミゲスはそんな大規模な抗争にするつもりはなく、そちらが抗争の内容を指定できる立場ではないと伝えたが、ジョーカーは全く引く気を見せず、例え溶鉱炉に落とされても、何かしらの方法で思い出して絶対に殺しに行くとのたまった。議論は平行線を辿り、そして、17時5時の戦争の火蓋は切って落とされた。
Tricksterのアジトを立ち去る間際、じぇいに呼び止められ二人で話す。こんな大事になってしまい悲しかった、めぐの痴態を写真に撮ったことは個人的にとても腹がたったことだったと聞き、ジャンも写真については悪かったと伝え、じぇいを撃つことは正直悲しいことだと胸の内を吐露した。これ以上酷いことにならないようにお互い組織を諫めよう、と話をする。
今度はめぐに呼び出される。マネージャーはクビと言い渡されるが、マネージャー業なんてこっちから願い下げだった。これからライブはどうするのか聞くと、自分でリスケだと連絡して回って、出演料は取らないという。ジャンが営業したものにタダ乗りして報酬は払わないということ ※ であり、めぐはもう、敵でしかなかった。このあと、じぇいから説得は無理だったと連絡が来て結局戦争するしかなくなってしまうが――その状況はもう、ジャンにとっては願ったりかなったりのことになってしまった。
抗争での撃ち合いや抗争以外の生活における注意事項を確認する。かえるの家にアジトの物資を一時的に移動したあと、街パチが始まる。パシフィック銀行前で交戦し、Tricksterのメンバーを全滅させる。ジャンが最初に撃ち殺したのは、奇しくもじぇいだった。
亀山HEROに電話し、ライブについて何も連絡をせず当日を迎えたことについて謝る。かえるから抗争のことを聞いたようだった。マネージャーをクビになったことを伝え、迷惑料として5000万円を支払う。話をつけた他の飲食店・メカニックにもマネージャーを辞めることになったためライブの実施についてはめぐと話をして欲しいこと、出演料の話は白紙になったことを連絡する。
何度か交戦を重ねる。ヘリで迎えに来てくれたくまぽこに「お前が俺のために命をはると言ったこと、ほんのちょっとは信じてやってもいい」と伝える。くまぽこはほんのちょっとなんだ、と言いつつも信じてくれてありがとうと返した。まさかこんなにすぐに、くまぽこの言葉を確かめる機会が来るとは思っていなかった。――今はただ、一緒に戦ってくれるhantasmaのメンバーの存在が温かった。

DAY50（2/16）抗争の終結

朝起きると、めったに起きてこないエダもいて、皆は既に戦っていたようだった。エダに抗争の詳細は聞いたのかと問うと、聞いていて納得もしているという。
アドミゲスに「最初から個人間の問題で、写真はいやだったから謝ってほしいと言われたら謝っていたのか」と聞かれる。めぐとの関係が悪化した今では想像しがたいことだったが、じぇいには既に個人的に謝っているし、しぶしぶかもしれないが謝っていただろうと答えた。今度全滅させたら、ジョーカーとじぇいにはこちらが抗争に挑む理由を話すとアドミゲスは言った。
クラクションが鳴り響き、戦の開始を告げる。「真正面から潰せ」無線から聞こえるアドミゲスの声。見つけたTricksterの車にアタックし、相手が体勢を崩した隙に車から下り、ガラスの向こうの運転手へ向けて銃を撃つ。くまぽこの報告を頼りに逃げる車を探し、かえるが海へ向かってアタックした車へ弾を浴びせると、その車はそのまま落ちていった。岸から覗き込むと泳いで逃げようとする人影が見える。エダと上から撃ち下ろすとダウンしたようだった。こうして、ものの数分で戦闘は終了した。
ダウンしたジョーカーとじぇいを皆で囲む。アドミゲスが「こちらが謝らず、抗争に挑む理由は謝りたくないからではなく、めぐがジジの仕事を軽んじたからだ」と説明をし、ジャンもどれだけの店舗に営業したかを話した。「俺らは正直お前らのことはどうでも良くて、八王子めぐの思考・態度に苛立ってんの」アドミゲスはまくし立て、ジジの努力が否定されたまま終わるくらいなら、17時5時起きてだってやり続けると言った。
ジョーカーはそれが事実ならめぐが悪いと思う、めぐと一度話がしたいと言った。話が終わったら連絡するとのことで、その場から解散する。「大型行こうぜ」というアドミゲスの言葉で、みな散り散りになって大型犯罪のリキャストを確認しに行った。日常が戻ってきたのだ。
「改めてお前らに話したいことがあるから、用事が終わったらでいいからアジトへ来てくれないか」無線で呼びかけると、面白がってみなすぐに戻ってきた。和室でみんなで座卓を囲み座る。大した話じゃないと伝えたのに、みんな意気揚々とジャンの言葉を待っている。
「いやまあ、なんつーか……、その…………。サンキュー」
みんな笑い出した。「分かった分かった」「かわいい～」「ジャンさん」「ありがと言えるんだね～」和やかな皆の声を背に、脱兎のごとくアジトを飛び出した。気恥ずかしくて、顔が真っ赤だった。
しばらくしてジョーカーから連絡があり、ジョーカー、めぐ、アドミゲス、ジャンの4人で話す。ジョーカーにマネージャー業の仕事についてめぐにもう一度説明してくれと言われ、経緯やどういった熱意で仕事をしていたか話す。めぐの言い分も聞いたが、海上レストランのライブの件を出して反論した。
ジョーカーは双方の話を聞いた結果として、めぐに悪いところがあると思ったようだった。ジョーカーがめぐに謝罪するよう促し、めぐの謝罪の言葉を受け取る。ジャンも写真について謝罪して、めぐはそれを受け入れたようだった。ジョーカーから海上レストランに払った慰謝料分の金を受け取る。
そして、「次は俺とジョーカーの話だ」とアドミゲスは切り出した。こちらの言い分を聞かず17時5時の戦争にしたことはそちらの落ち度だとアドミゲスは言い放つ。アドミゲスはとても怒っているようだった。ジョーカーはそれに対して反論したが、ジャンとしてはあまり納得がいなかった。どちらにしても、17時5時にした過失が大きいのはそちらだと思うとアドミゲスは続けた。
「そこに関して、今後行われる大型こちハンへの無償参加一回、これが飲めないなら続ける」
放心した。――そこは金じゃないのか。というより、20億円で落とし前をつけると皆で話したじゃないか！！
アドミゲスはめぐに大型犯罪と大型こちハンについて説明し、ついでにジョーカーのチェイス練習を一緒にしたいという要望にも応えていた。今までの緊張感は何だったんだというくらい和やかに、この戦いは終結した。
「ミゲスおまえっ、大型こちハン参加権って何だよ！」Tricksterのアジトを出た瞬間問い詰めたが、アドミゲスは飄々とジャンの主張を聞き流した。アドミゲスはただただ大型こちハンの人員が欲しくてあの要求をしたようだった。確かに加入時に大型こちハンへの参加は必須と言われたが、そこまでの欲求なのだとはと思わなかった。
この抗争で2億ぐらい無くなったんだぞ、と主張しても全く聞く耳を持たないアドミゲス。「ボスだし、俺一番速ぇし、俺が一番偉いし。俺以外皆雑魚だし」アドミゲスは言い放ったが、全く反論できなかった。なにしろ今回の抗争でのアドミゲスの活躍が、その言葉が正しいことを物語っていた。
全く納得できないが、納得したということにした。大型こちハンで稼げなかったら溜飲は下がらねえからなと言い返すと、大丈夫、一部始終を赤に上げたら稼げるよなどとアドミゲスは言い出す。その金で焼肉行こうなという何とも生々しいなぐさめの言葉とともに、この話は終わった。
対談後、じぇいに連絡をとる。思い出の場所で待ち合わせ、ふたりで話す。「ジョーカーとめぐとは縁を切って俺の所へ来い」じぇいへの最後の誘いだった。今回の一件を経てめぐには失望し友好関係に戻る気は全くない。ここでじぇいがめぐを選ぶならば、友人としての付き合いは続けられない。ジャンを選ぶか、めぐとTricksterを選ぶか。じぇいはめぐへの愛とTricksterを選んだ。
じぇいが未練を隠せずぐだぐだになりかけながらも、じぇいが場を立ち去り、この瞬間に友人関係は終わった。ジャンにとって、最も好意を持っていたかもしれない相手との訣別だった。

Tricksterとの抗争を通じてhantasmaメンバーとの絆を確かめられたジャンだったが、一方でめぐというビジネスパートナー兼友人の手酷い裏切り、そしてじぇいとの絶交はジャンの心に大きな傷を残した。こうして街に来てから得た大きな縁を失っていく中で、山田ジェイミー、緋赤まい、ヤシャロアと交わした会話は、人間不信に陥るジャンに救いの手を差し伸べるものだった。
また、抗争後、hantasmaに体験が一気に4人増え、ジャンももれなく面倒を見ることに。より賑やかになった無線、ジャンのことを呼ぶ声。hantasmaという居場所は、ジャンにセンチメンタルに浸かる暇を簡単には与えてくれなかった。

DAY50-52（2/16-2/21）U for U退職

DAY53-54（2/23-2/25）ユニベロスとの絶縁

朝起きると、アドミゲスからアジトに呼び出される。アドミゲスはジャンが寝ている間にペティと話したが、あやふやなことを話してしまった、すまないとしょげた様子だった。アドミゲスの殊勝な様子は珍しく、「“俺以外の車遅い奴はカス”みたいなこと言っていなかったか？」と聞いたら「俺は今カスに謝っているんだよ」と言い出した。やっぱりいつも通りだった。
シュガーピーチに自販機回りに付き合って欲しいと言われ、あびすと一緒にシュガーピーチの車に同乗する。途中で滅論に会い、D4の拠点で二人で話すことに。Tricksterとhantasmaの抗争について知りたがっているようで、ジャン視点のあらましを一から説明すると、滅論は「自分を守るために契約書を書いた方がいい」とまっとうなアドバイスをくれた。滅論のことを見直す。
ペティから電話があり、二人で話す。名前を出してしまったことを謝罪し、経緯を説明する。ペティはジャンの言うことを信用してくれたようだったが、「U for U出禁、ユニベロスメンバーとの接触禁止、依頼料返金+迷惑料の支払い」を言い渡される。こうしてジャンはまた、U for Uという居場所と縁を1つ失ってしまった。最後にペティが言い渡した「探偵業が一番したいことではないのなら辞めた方がいい」「科場には絶対に会わないでほしい」という言葉は、ペティの忠告であり、優しさなのかもしれなかった。
無線で話が終わったと告げると、シュガーピーチとあびすは自販機回りの続きをしようと言ってきた。滅論、ペティとの会話で1時間近く経っていたのにも関わらず、二人は待っていたのだ。ただ話し相手になっていただけなのにと驚くと同時に、hantasmaという居場所の温かさに救われる自分がいた。
シュガーピーチが「ギャング経験があることだけがhantasmaに求められる理由だ」という懸念を抱えていると知り、アジトでそのことについて二人で話す途中、ペティから電話がかかってくる。ペティは迷惑料は100円ですと言い、聞き返す間も与えず電話を一方的に切った。戸惑いながら100円を送金する。接触禁止令が出ているからなぜそうなったのかを聞くこともできないし、今は自ら誘い、hantasmaに入りたいと願ってくれるシュガーピーチが抱く誤解を解くことが最優先だった。

翌々日、かえるのライブ中に来た科場からの着電に折り返す。電話口には科場以外にパティ、アヌギフもいた。話を全て聞いたという科場に改めてU for U出禁とユニベロスメンバーとの接触禁止を言い渡される。
ペティから話を聞いたうえでその決定をしているなら異論はない、と伝えると誰から聞いたかは言わない、どうせゲロるんだろうと科場は取りつく島もなかった。顔を見かけたら問答無用で手を出すからな、と科場は電話を切った。
電話をプツ切りされ呆れているともう一度科場から電話がかかってくる。しかし今度は科場と一緒にいるパティが喋り出し、怖くなったからといってすぐにアドミゲスに頼るのはダサいからやめたほうがいい、あまり心配をかけるなと忠告を受ける。
そっけない科場の態度やダサいと言ってきたパティに苛立ちが募る。ムカつくことがあったから発散させてくれ、と無線で声をかけると何があったの？とくまぽこが尋ねてくるが言えるはずがなかった。めんどくさい男がいる！と無線でチクるくまぽこを殴ると、殴り返される。そのまま1vs1の殴り合い勝負をした。負けた。
アドミゲスに呼び出されて待つ間、くまぽことアジト内で喋る。今hantasmaが抱えている体験や、勧誘についての話をするが、相変わらず互いの意見は交わらなかった。
話は抗争のことに移り変わる。くまぽこは今は探偵業を自粛しているのかと聞いてきた。「抗争終わってから、ジャン君変わっちゃったからさ」「……なんかビビってる」
くまぽこの言い方は腹が立つが、実際その通りだった。探偵業や抗争の件を通じて人に期待するのをやめた、依頼人とwin-winの関係を築ければいいと想っていたが、やってみたら結局嫌われ者だ、とぼやくと、くまぽこは鼻で笑う。「みんながみんな、嫌ってるわけじゃないじゃん」
その通りだった。離れていくなら離れていくで、それは俺にとっても手間が省けて都合がいいと話す。その言葉を聞いたくまぽこは少し考えて、言い放った。

「ほんとジャン君って、さびしいね」
「……お前はじゃあ、やかましいな」
「うちはやかましいかもだけど。……ジャン君って“俺は強いぜ！”って人だと思ってたけど、蓋開けたらさびしい人じゃん」

何も言えず、黙った。生まれたときも死ぬ時も独りだろ、と零すと、くまぽこは最後まで生きてhantasmaの皆のことは看取るよと言い出した。
そのあとかえるの歌の営業についてくまぽこと話したが、ここ数日の騒動について知らないくまぽこの言葉は、ジャンの耳を左から右へ流れていった。「疲れた」と零すと、くまぽこは「楽しいことしようよ」と言ってきた。「ジャン君はお金稼ぎばっかで、この街に楽しいことがいっぱいあるの、知らないでしょう」
そう言ってあれこれ挙げるくまぽこだったが、ふと思いついたように話題を変えた。「そういえばジャン君に言われたこと、わたしもなんとなくだけど分かってきたよ」
そこで二人を探すアドミゲスの無線が入る。その先のことは聞けずじまいだった。

現2期生組の体験期間が終了する。ジャンは全員の人となりを見ることができたわけではなかったが、皆の「いい子だと思う」という言葉を信用して4人全員の加入に賛成した。

DAY60（3/11）シャーク　ニサワールとの対話

シャーク・ニサワールに資金洗浄のレベル上げの方法を教えている最中に、警察に取り締まりを受ける。隙をついて逃げ出しチェイスが始まるが、ガソリンも尽きかけ、車体もガタガタ、「助けてくれぇ～、撃ち殺される～」と助手席で叫ぶシャーク。無事に逃げ切る目算がたたず投降し、切符を切られダーティマネーは没収された。
シャークを連れ出して、二人で話す。拳銃を持っていたから警官を撃ち殺せばよかったというシャークに、そうやって守るつもりがあるなら警官に誘拐だと騒いだのは何だったのかと問いただすと、最終的に悪ふざけだった、悪かったなとシャークは言った。
「心配になっちゃったか？おれさまがオマエを売ろうとしたのかと」とのたまったシャークに、「ああ」と返す。「お前はギャングメンバーの一員ではあるが、100%の信頼に値するとは思ってねえ」

「オマエ、やっぱ可愛い奴だな！　自分の居場所が、そんなに大事か」
「ああ、大事だね。もしお前がその輪を乱すなら、――ここでお前を殺して沈めて、事故で死んで骨も無くなっちまったと言えば済む話だとは思わねえか？」

なるほどな、とシャークは呟いた。オマエが真意を問いただそうとする気持ちも分かるぞ、悪かったなというシャークの上から目線な態度に苛立つ。
そうして、改めて入ったばかりの新人組のことを仲間と認めているわけではないと説明し、お前の気持ちを証明しろと迫る。謝罪は受け取らないのか？というシャークにそれを今から確かめると返すと、「オマエが安心できる方法で確かめたらいい」と言われた。
「今ここで死ねと言ったら死ねるのか？」ジャンは尋ねた。
「なら死のうか。――いや、本当は死にたくはないがな」
そしてシャークは滔々と語った。「オレサマはオマエたちに恩を返せていないから、まだ死ぬわけにはいかない。……というのが一番最初に思い浮かんだ回答だったが、死ぬことによって得する状況なのだったとしたら、まあいいよ。命は軽くはないけれど、オレサマはもう死んでいるようなものだし」
「それはお前にとっての、仁義ってことか」と尋ねると、「オレサマもこれまでこんな感情になったことはないから分からないけど、仁義なのだと思う」と答えた。
もし簡単に「死ねる」というなら、嘘だと思ったかもしれないが。シャークが答えを出すまでに悩んだ時間と言葉を、シャークのことを知るための材料として心に留めておくことにした。
シャークはお前がhantasmaに固執する理由が分からなかったが、今日分かったと言った。「やっぱり信用に値するな」というシャークに噛みつくが、「そんなもんじゃないか、人を信用するとき、どちらかが先に信用しなければ始まらないと本で読んだ」とかわされた。
「俺はお前の行動で判断する」とジャンは再三忠告した。

「ダーティマネー700万円分押収されようが、運転免許なしで切符を切られようが、そんなことはどうでもいいんだ。もし俺の宝物に手を出す奴がいたら、俺はどんな奴だって、銃口を向ける覚悟はある。――それを覚えとけ」
「ああ、覚えとくよ」

そうしてシャークの身体を担ぎ、Powersurgeでアジトに戻る。途中で電柱に激突する。「お前の身体が重いからだ」「昨日おやつ食べ過ぎたかも……」ちょっと締まらなかった。

DAY64-67（3/18-22）くまぽことの口論 ver2

(DAY64)市長がウェスカーに代わり、前の個人医に代わって衛生兵というギャング内ジョブが生まれるらしいと話題になる。ジャンは略奪個人医撃ち落とし事件以来、世話になっていたなののなのを衛生兵として勧誘したいと考え、アドミゲスに許可を取り話しに行く。
(DAY65)翌日、皆にそのことを報告する。ゆくゆくはなののなのを体験させてえと考えている、と話すと、以前に体験前に1期生に話を通してから勧誘するって決めたよね？とくまぽこが突っかかってきた。シュガーピーチを間に挟み口論するが、互いに言葉がエスカレートしていく。
アドミゲスがやってくる。アドミゲスは「ジジは組織の決議がないと組織の体験ができないのにも関わらず、なののなのに対してそのリスクに関する説明を飛ばして勧誘したからそのことに関して落ち度がある」と結論付けた。くまぽこはもやもやとしているようで、喧嘩すればいいじゃねえかとジャンは発破をかけたが喧嘩したくなさそうだった。
(DAY66)次に起きてきたとき、アドミゲスがどちらに対しても思うところがあるからジャンとくまぽこの喧嘩に第3勢力として参加すると宣言する。
(DAY67)朝、かえるから無線で虚空新聞の記者は出鱈目な記事を書くから注意しろ、話もしない方がいいと共有を受ける。しかし、くまぽこはそのうちの1人らしきルークと話をし、ジャンに会って欲しいと言い出す。その後、皆が集まっている場でおまえ、ルーク秋山と友達になったの、と聞くと「いや、会わせろ会わせろって五月蠅かったから、一旦悪く書かれてもしゃーないかな、って人をピックアップして……」と言い出す。それはつまり、ジャンを秋山に売ったようなものだった。「おまえ、これは誰も肩もてないぞ、土下座しとけ～」アドミゲスが言う中土下座するくまぽこ。それで一旦は許し、次同じようなことをしたら警告は入れねえからな、と告げる。
その後、ジャンくまぽこアドミゲスで喧嘩3本勝負を行う。
- 1本目、畳かえる王（ジャン提案）。ジャンの勝ち。
- 2本目、ヘリバトル（くまぽこ提案）、アドミゲスの勝ち。
- 3本目、大喜利勝負（アドミゲス提案）。アドミゲスの勝ち。
喧嘩に勝てなかったことよりも、大喜利で全く笑わせられなかったことに惨めになり、アジトの隅で三角座りして落ち込むジャンであった。

DAY78（4/11）くまぽことの口論 ver3

MOZUとの合同ユニオンヘイストで、ジャンは金持ちのアドミゲスのカバーに自分一人しかいけていなかったことが気にかかる。ダウンした夜桜が助けを求めたことでユンミがカバーに行けなかったと聞いたジャンは、プリズン帰りのヘリの中で夜桜に問いただす。「大型中最も優先すべきことは何だと思うよ」「金持ちを守ることです」「ああ、そうだな？　おまえダウンした後、ユンユンミに拾ってくれってわめいてたらしいな？」
それを聞いていた運転手・くまぽこは詳細な状況を説明し夜桜を庇おうとする。どういう状況だったにしろ理論として間違ってないだろというジャンとそのタイミングでは拾える空気感だったし、言い方ってもんがあるよというくまぽこで言い合いになる。
皆わらわらアジトに集まる。ユニオンヘイストのFBが始まり、各々の状況を聞く。アドミゲスは「今まではスピード重視で出ていたから次は集まってから出て、またFBをしよう」と総括した。ユンミの状況説明で無理に夜桜が助けを求めたわけではないと分かり、夜桜に「悪かった」と声をかけた。
別の用事を済ませていると、くまぽこから会って欲しいと声がかかりアジトへ行く。くまぽこに「ジャンくんの言い方は夜桜くんを萎縮させてしまう。夜桜くんがジャンくんに憧れているからこそ、一言付け足すだけでもいいから言い方を変えてみてほしい」と言われる。ジャンは「そこまで甘い言葉をかけて面倒を見る義理はないし、お前は夜桜に優しくしているが俺やアドミゲスの負担は考えていない」と言い返した。そして、「俺にとって2期生よりも、アドミゲスや1期生が大事だ」だと言ったが、くまぽこは同じファミリーなのに順位をつけるなんて考えられないと言った様子だった。

「もしお前がユン・ユンミの首とシャーク・ニサワールの首、どっちか賭けないといけない状況だったらお前はどっちを優先するんだ」
「うちは自分の首を差し出すよ」
「じゃあおまえ、3つ首が転んでおしまいだな」
「そうだね、一緒に死ねてハッピーかも」
「だったら、俺はユン・ユンミを救って二人を殺すよ」
「……そうして」
「ああ」

そうして今日も、くまぽこと分かり合えないのであった。
別件で呼び出した夜桜に、ユニオンヘイストのFBについてどう思ったか聞く。夜桜は今回の指摘に関してダメージは負ったが、次の大型に参加したくなくなるほどのものではないと言った。前に二人で話した時（ ※ ）に「壁を破って欲しい」と言われたように、日和らず声を出したいという言葉を聞いて、ジャンの方針は間違っていなかったと確信する。夜桜に「ぽこ先輩のことをあまり責めないでほしい、自分のことを気遣ってくれたから」と言われ、考えが合わなくて喧嘩しているのはしょっちゅうだと話す。
資金洗浄を終えてアジトに帰ると、くまぽこ、シャーク、あびす、夜桜がリビングの座卓を囲んでいた。噛みつくくまぽこに塩対応し、シャークが上から慰め、夜桜がジャンを庇う。そのまま3時瞑想を迎えた。

くまぽこと考え方の違いから口論し、喧嘩もしてきたジャンだったが、一方で他のメンバーが喧嘩制度を使わないことに不満を抱いていた。くまぽことの2回目の喧嘩の後にアドミゲスが「もっと気軽に喧嘩してほしい」と零したのを聞いたジャンは、ボスのためにも喧嘩を起こそうと画策する。

DAY80（4/15）喧嘩は難しい

シュガーピーチ、夜桜怜とシーシャバーのハウジングの最中、プリズンへの迎えを忘れていてごめんとあびすに謝るユンミの無線を耳にする。ブースティングの車両が見つからない怒りですっかり迎えを忘れていたというユンミ。
寂しそうなあびすの声色を聞いて「あびすとユンミで喧嘩して、あびすが勝ったら1週間ブースティング禁止にしよう」と提案する。「え？無理～」と返すユンミ。「あびすが負けたら？」というあびすの質問に、「負けたら土下座」と返すと、「影が薄くてごめんなさいって謝らないといけないの？」と言われた。あびすを煽り、喧嘩に持ち込もうとする。
そうしてボクシング場へ。ユンミから来るまでの間あびすにボクシングを伝授する。来ようともしないユンミを敵前逃亡か？と煽るが、そもそも善意で迎えに挙手したのにそんなことを言うのだったら二度と迎えに行かない、とユンミは堪忍袋の尾が切れた様子だった。
ユンミがボクシング場へやってくる。二人に喧嘩してほしいジャンをそっちのけに、あびすとユンミは「デートに行ってくれるってさっき言ってた」「行こう、今から」と和解し始める。
忘れられたら腹立つだろ、喧嘩するだろと例え話をして説得を試みるジャン、仮に自分があびすの立場でも謝られたら許すし和解しかけてたのに何で焚きつけてくるのとジャンの意見をはねつけるユンミ。「どっちがDV男だと思う？」ユンミの質問に両者の間で板挟みのあびすは「どっちもだよ！」と返す。その言葉にプッツンときたユンミはあびすとジャンを殴る。1vs2に勝ったユンミは「強さは正義だよなあ？ギャングなんだから」とジャンを死体蹴りしてきた。
ナリエルに治療してもらったあと、再度ボクシング場へ。今度こそあびすとユンミの1vs1をたくらむが、「そもそも喧嘩システムに魅力を感じてhantasmaに入ったわけじゃない」とユンミは言い放った。喧嘩システムに魅力を感じているのはジャンだけという現実を突きつけられる。
5人で意見を突き合わせるが、話はまとまらないままだった。最終的に、あびすがこんな複雑なことになったのだから全員で殴り合いして最初に負けた人が全員分の治療費を支払い、最後に残った人が正義ということにしようと言い出した。5人で殴り合いし、最初に倒れたのはあびすで最後に残ったのはシュガーピーチだった。
ミゲスすまない……誰も喧嘩しない……と独りごちるジャンであった。

主要エピソード

DAY4（9/25）石楠花いのりとの邂逅

詳細

DAY37　ジャジャヴァ超えの火種担当！？

詳細

DAY39～　龍造寺ケンシロウから友達探しの依頼を受ける

DAY39

DAY40

被害者である雷堂ましろに話を聞くため、病院に迎えに行き路肩に車を止める。
マイケルモイヤーズに対する復讐目的じゃないか懸念していると言われ、復讐目的ではないらしいと返答する。
動機が何だったか聞くと知っていると答える。
野生のくまぽこが近寄ってきたため場所を変える。

「ロスサントスも野生化が進んできたよな、山から熊が降りてきて」
「今の野生の人間か？」
「野生の熊だなありゃ」

動機は精神的なもの、優しくされたら殺したくなる。それとは関係なしにやっていたとは思うとのこと。
事件に黒が関わったりしていたか聞く。犯行は一人でやっていたという。
捕まった経緯は何らかの証拠が見つかったから。詳しくは知らない。
最近になってほじくり返すやつは居たか聞く。少なくとも俺は知らない。
ましろは急に手錠をかけられて誘拐されて襲われた
実際に刺されて死んだ人はいない

「ロスサントスの医療技術には目覚ましいものがあるね？」
「死ぬときは死ぬぞ」
「そうだな、それは俺もよく知ってる」

情報の対価にはU FOU Uのコースメニューが変わったときに呼んでもらいシェフとして調理することを要求される。

その後一つの疑問が浮かぶ。

「"優しくされたら殺してしまう"だったら真っ先にケンシロウが殺されるんじゃないのか？」

不二子から折り返しの電話がかかってきたためついでに事件について聞く。
特別知ってることがあったりするかと聞く。古いギャングと警察しか知らない何かがあると聞いたことがあるがほぼ知らない。
警察で確実に知っているのは馬ウワー署長、ポロッてくれそうなのはキャップ。
黒は怖いので言えない。

アドミゲスハンに共有
依頼内容やここまでの調査結果を隠すことなく一通り報告する。
引っかかることが3つあると話す。
- 友達ならなぜ刺されていないのか。
- 古い事件なのになぜ今更探しているのか。
- 不二子が言う警察と古参ギャングしか知らない秘密とはなにか。
不二子の言う秘密がケンシロウと関わっているんじゃないかと睨むジャン。
警察には教えてもらえないだろうし古参ギャングを当たるしか無い。

「ヴァンさんに嫌われてっからな～お前」

ウェスカーさんとヴァンさんは知ってると思うけどマックさんはどうなんだろうなと言われる。
ルーファスはどうなんだと聞くが、口が硬い良い右腕だね、羨ましいよ。と含みのある言い方をされる。
ウェスカーさんと会う用事があるらしく聞いてみようかなとのこと。

判決を出した葛城に話を聞く。

探してもらった判決文には2023年6月との記載。
葛城からの印象はどこかズレてる人。環境がそうさせたんだろうなという人。
教育刑論という考え方で"罪を犯したのは悪いことだけれども悪いことをするようになる環境だった。罪を憎んで人を憎まず、なので刑務所送って教育をして正しい道を歩ませましょう"という教育刑論の立場の人間から見てそう思ったという。
カウンセラーによる精神鑑定を行ったが正しい悪いの判断は出来ているが世間一般的な常識とはズレていた。
ダチとかいたと思うか？と聞くと、天ノぷら子が状況証拠だけで判断するのはやめろと主張し一緒に行動していたとのこと。
判決文を読んでもらう。その後文面を六法で送ってもらう。
終身刑ではなく無期懲役であり、釈放の可能性がある。現在はプリズンで精神的なケアを受けているという。
心なき109人殺害を本人が供述していたとのこと。
落ち着いて淡々と話す感じ。台本のようにか？と聞くと朗読に近い感じとの返答。客観性のある話し方で、自分を別のところから見ているようだった。
証拠隠滅目的でアイアンメイデン三郎太も刺されていたとの情報が出る。
えぼしさんは本人がマイケルモイヤーズの事件とは違うと証言。
警察や古参ギャングしか知らないことについては知らないらしい。

判決文

主文　被告人を無期懲役の刑に処す。またプリズン内では精神治療などのケアを継続的に行うことを命ずる。
理由　本判決を導いた理由は3つあり第一に被告人自身が犯行は認めていること。認めている場合誰かをかばっての供述では無いことの証明が必要であるが警察にて供述を行っていることやアイアンメイデン三郎太による証言は十分な証言能力を有していると取り扱うことができる。これは自白を補強する証拠として認めることができる。
第二に精神鑑定の結果について証人の転移　逆転移は心理カウンセラーであり専門医ではないものの一専門家としての意見として当裁判所は判断に組み込むとし被告人は責任能力を有していたと判断する。
第三に被告人は一週間強に渡って複数の市民や109人の心なき市民を襲い殺人未遂また殺人を起こしたことで街全体に不安感を与え本来享受されるべき市民の自由を著しく侵害している。ギャングや犯罪者と生命の危機があることを承知の上で日常から危険に立ち向かい街の平和を守っている警察とは異なり、市民は通常自らの命が危険に脅かされるという不安感は持ち合わせていない事が普通である。
中には今回の事件によって一人で行動する自由が制限された市民もいることや間接的に街全体の行動の自由、近代においては自由権つまりは人権として認められている利益を侵害した可能性があることを考慮すると通常のプレイヤー殺人未遂罪やNPC殺人罪の刑罰である罰金刑+プリズンでは行為の責任を果たされないものと考え当該刑罰を下した。
無期懲役の刑罰は市長が公言した通り仮として発布されたものであることから今後の市議会議員で任命があった市議達の議論によって執行基準が変わる可能性があることや死刑などの上位刑罰が設置される可能性があるとこはご留意いただきたい。
無期懲役の無期とは刑期を定めない意味であり終身刑とは死ぬまでプリズンに入っているか否か異なる点となる。無期懲役の場合被告人の更生が見られた場合に被害者の心情なども考慮し釈放の可能性があることが特徴である。被告人が模範的な囚人として刑務所で過ごした場合は将来において街で再度生活できる可能性を残す処置である。
しかしながら脱獄など模範囚とは程遠い行為を行っていた場合すでに前例のある通り確定囚人として過ごすこととなるため被告人には反省し正しく過ごしていただきたい。

DAY41

アッコパスに雑談の流れでケンシロウは街に来てどのくらいか聞くと、俺より長いんじゃないの？と結構昔からいることが判明。来たばかりだと思っていたため驚く。

ペティにケンシロウについて調べていると話す。なにか知っていそうだったが話してもらえない。
ケンシロウについて調べてくれないかと頼むが調べられないと断られる。理由は秘密。
秘密ってことはなにか知っているのかと聞くとあまり知りたくない関わりたくないと言われる。
マイケルモイヤーズの方なら調べてもいいとのこと。
秘密について再び聞くとケンシロウは妹であるパティの事が好きだったみたいでムカついてるということだった。

REDRAM事件について散歩しながらジョーカーに聞く。
ヘラシギから聞いたことはあるが街に来る前の出来事という。
半年以上前に薬が配られる事件がありヘラシギは止めたがっていた。REDRAM事件をきっかけにヘラシギの友達が薬依存で死んでいるためだという。
薬配布事件は別組織が絡んでいるので俺からは言えない。
マイケルモイヤーズが犯行に及んだ背景にギャングが絡んでるかもとの情報。
ヘラシギが元ギャングなのは知っているがそのギャング (MOZU) が関係あるのかと聞くもそれはわからないけどとのこと。
薬配布事件は誰が撒いたか新興ギャング以外は知っている、目的は本命の薬がバレないように害の無いものをブラフで撒いていたものだった。

警察であるキャップに聞きたいことがあるというといきなりスリーサイズを教えられる。

「お前のスリーサイズ知ってどうすんだよ！」

事件について聞くと概要しか知らないが発端は私ですよと衝撃の告白。
あたしのせいでその人が怒り狂っていっぱい人を殺したって聞きましたけど1ヶ月寝ているうちに終わっていたという。
発端とはなにか聞くと、街への怒り、景観に命を奪われた快感で目覚めたらしい。思い当たるフシが1個しか無く、空き巣で捕まえたら殺してみろ痛みをくれと煽られたのでぶっ殺した。
ダウンしながら気持ちよさそうにしていて気持ち悪かったためそのままにして帰って寝たら大事件が起こった。
発端として心当たりがあったが黙っていたので貴重な情報らしい。

DAY42

DAY43

DAY41～　羽山ぺティからの依頼

DAY41

DAY42

海上レストランで働く飯田けんつに尋ねる。
- 無馬かなのことは知っているが、どんな人か知っているかと聞かれれば知らない、とけんつは答えた。警察がやってきたためそこで話が終わったが、何か情報を仕入れたら教えてくれ、情報料を払うからと頼んだ。
物資略奪にて鬼野ねねに救助してもらったが、衛星外のため連絡先交換を諦める。
カジノで働く香月ろぎあに電話して尋ねる。
- 無馬は最近はめったに起きてこないので、直接会うことは難しいだろうと言われる。ろぎあ自身が知っていることはないか聞くと、直接スカウトしてもらったので接点はあるが、業務上のやりとりがほとんどで、少しプライベートで話すくらいらしい。魔女の酒場にいる小峯や大川の方が無馬と会っているだろうとのことだった。
- 無馬が個人医以外の方法で金を稼いでいたかもしれないと伝えると、無馬が救助のときにチンチロで蘇生代を決めて稼いでいたかもしれないということ、他の事業をしていたとは聞いているということを教えてくれた。例として、昔はギャングに所属しながら個人医ができたことを教えてくれた。

ボブキャットヘイストリキャ待ち中にジョーカーに尋ねる。
- 無馬のことについて調べているというと、ジョーカーは戸惑った様子だった。「まあ…やめといた方がいいんじゃない？」本人に直接尋ねるのはいいが、こそこそと調べまわるのは良くないとジョーカーは言った。場合によっては街から消されるぞ、と。
- 無馬はジョーカーが街に来たころからの知り合いだという。この街の色々なビジネスに関わりがあるらしい。
- ミゲスに聞いたらいいんじゃない？とジョーカーは言った。アドミゲスと関わりがあるから、変に介入しないほうがいいとジョーカーは言った。ジョーカーの忠告には従うと伝える。
- 街に来たばかりのころに無馬と会って、「お願いごとを1つ聞いてもらう権利」を貰った ※ （ DAY4 参照）と話すと、なおさら直接話した方がいいとジョーカーは言った。ジョーカーは無馬とやり合ったこともあるらしく、その時に苦渋を味わったようだった。
- ギャングの政治は難しい、それをサプの件のときに知ったでしょとジョーカーは口酸っぱく言った。ジョーカーのその態度こそが一番の情報だった。
その後、アドミゲスに探偵業について報告をあげた際に無馬について尋ねると、関係値があるなら直接聞けと言われる。ジョーカーとアドミゲスの意見を聞き入れることにする。

DAY46

DAY47

DAY52

無馬から折り返し連絡が来る。DAY4にて約束した「何でも願いを1つ叶える」ことに関して、何を頼むか悩むジャンだったが、当初の予定通り無馬のことについて教えてもらうことにする。3つの質問に答えると言われ、悩んで決める。
無馬と会い、二人きりで話す。最初に、この話はここだけの話にしてほしいとお願いすると、了承される。
1つ目、「ACADEMY」以外にしていた事業について教えてほしい。
- たくさんあると言ったので、一番稼いだ事業について聞く。無馬はカジノ事業が一番稼げたなぁと答えた。カジノの経営権を市長から買い、国営から民営にした。黒の客ばかりだったから公平な場所であることを示すために従業員に白市民を集めたという。
2つ目、「REDRAM事件」について知っていることを教えてほしい。
- ドアが開いた音がして、外を確認しに行く。被り物をした黒服がいた。話しかけても何も応えず、無線で会話している。中に戻ると、無馬も無線で何かを話していた。どうやら、無馬の部下のようだった。これ以上聞くことをやめた。
3つ目、今一番大切にしていることは何か。
- 人との約束だ、と無馬は答えた。約束は大きくても小さくても願いだ、約束のために生きているようなものだと無馬は言った。
無馬は「お前は4つお願いごとをしているが、それは約束不履行じゃないか」と言い、無馬を探れと依頼したのは誰かと迫ってきた。「この話は二人だけの秘密にしてほしい」というのは質問じゃないと言い返したかったが、無馬は言わないならアドミゲスや周りの人間を呼び出して聞き出すし、話が大きくなるのは仕方ないよねと言う。外には無馬の部下らしき存在もいる。ジャジャヴァにとって、それは脅しにしか聞こえなかった。
無馬が組織を使って脅していると感じたジャンは、アドミゲスを呼び出す。無馬から話を聞いたアドミゲスは、依頼人の名前は明かした方がいいとジャンに伝えた。hantasmaの皆を守るか、依頼人で友人のペティとの約束を守るか葛藤する。考えて考えて考えて、言えなかった。
アドミゲスと無馬が二人で話している間アドミゲスの車で待っていると、アドミゲスに呼び出される。「無馬はジジが探偵業へのプライドと依頼人の安全を天秤にかけて、プライドを取ったと思っている。言わない選択をしたことで、本来無馬を探ったことでジジが受けるはずのペナルティを、依頼人に受けさせるつもりだがそれでいいのか」と問われる。無馬の「依頼人にいきなり危害を加えることはない」という言葉が信用できなかったというと、信用していい、もし破るようなら戦おうと言った。
アドミゲスに連れられて無馬の元に戻り、依頼人は羽山ペティだと伝える。
無馬は最後に、ジジは芯がブレているよと忠告した。アドミゲスはこれでも拾ったときよりも良くなってるんだよなどと無馬に話したが、ジャンには意味がよく分からなかった。帰りの車の中で、無馬の言う「芯」とはどういうことかアドミゲスに聞いたが、アドミゲスは今のまま生活していればいい、悪いようには成長していないと言った。
ジョーカーや小峯があれほど釘を刺してきた理由が分かった、こんなに早くアドミゲスの顔を利用しなければならない状況になるとは思ってなかった、というと、アドミゲスはむしろ遅かった、予想より丸く収まって良かったという。ペティの気持ちも分かるし、というアドミゲスの懐の大きさに苦笑してしまう。
自分の中で大切なことは「貰った金の分の仕事はするということ」で、報酬を受け取った以上はペティが溶鉱炉に沈むのは避けたかったと話すと、依頼人の身の安全は一旦保証されたし、ペティにとっては一番情報量の多い形に落ち着くと思うぞ、とアドミゲスは言った。アドミゲスはむしろ、依頼人がペティだと知った小峯の心情が気になるとわくわくしている様子だった。
ペティに無馬に依頼人について話してしまったと謝罪のメッセージを送った。

DAY53

ペティから連絡が来る。メッセージには「返金していただけるんですか？」と来た。
ペティと二人で話す。口を割ってしまったことを謝罪し、どういった経緯で、どういった思考をもって話すことになったのかを一から説明した。

ペティは3つ言い渡したいことがあるという。U for Uは出禁、ユニベロスのメンバーに近づかないこと、今回の件で身代わりにならなくていいが、代わりに金を支払うこと。ペティも具体的な金額は決められないということで、一旦7000万円を返金し、後日連絡することになった。
ペティは「探偵業が一番やりたいことではないのなら、やめたほうがいい」と言った。ジャンとしても、ペティの名前を出してしまった以上は廃業を覚悟していた。また、ペティは「特に科場さんには絶対に会わないでほしい」とも言った。それもまた、忠告なのかもしれなかった。
ペティと別れたあとはhantasmaメンバーと自販機巡りをしたり、大型犯罪をしたりと穏やかな時間を過ごす。途中、無馬から電話がかかってきて羽山ペティの身辺調査を依頼されたが受けるはずもなかった。ユニベロスメンバーとの接触禁止令を出されていたし、今受けている依頼を終えたら探偵業は一旦畳むつもりだった。
就寝直前にペティから電話がかかってくる。「ジャジャヴァ。迷惑料の話ですけど、決まりました。―――ペティに、100円送ってください」
ひゃくえん？驚き聞き返すが、ペティに一方的に電話を切られた。100円？1億円や、10億円ではなくて、100円？接触禁止令のせいでどうしてそうなったのかを尋ねることもできない。戸惑ったまま100円を送り、さらに39円追加で送った。
思ったよりも軽傷で済んだということなのか、金欠だと伝えていたからなのか。そもそも科場とは話せたのか？　何も分からなかったが、ピリオドが打たれたことに間違いはないようだった。

DAY69 科場諸朋の呼び出し

いきさつと事前準備

朝起きてふとスマホをチェックすると、科場からの着信履歴に気づく。ジャンに接触禁止令を出しているはずの科場が電話をかけてくる用事があるとは思えず、イタ電を疑う。アドミゲスにMOZUとの大型など心当たりがないか聞くが、謎は深まるばかりだった。
着信履歴があったペティに電話し、科場から連絡があったことを話すがペティは何も知らないようだった。
客船強盗の準備中に、科場から電話がかかってきた。科場は無馬の件で突き放したのは悪かった、と言い出した。収穫祭でのアドミゲスの様子やジャジャヴァブルガムがよく売れたことを鑑みて関係を改めたい、「パーティーに招待したい」と言い出す科場。きな臭さを感じたが、ビジネスについて直接話せるならと了承する。23時半、9135にある教会に来てくれと科場は言った。
さらに、マザーキティから電話がかかってくる。教会の所有権の移譲のために話し合いがしたいとジャンが誘われたのと同じ場所同時刻で開かれる食事会に誘われたと聞いて、抱いていた不審感が増す。「何か事情があるはずだから私で良ければ力になりたい」と力説するマザーキティに、お前みたいに献身的な奴はこの世には少ない、だいたいは利己的な奴なのだから注意しろと忠告するが、「ジャンさんがその反証じゃないですか？」とテンポを崩される。「公開懺悔室の件考えておいてくださいね」というマザーキティの声を後目に電話を切った。
プリズン出所後、家に寄る。スーパースターを飲み、グレを懐に忍ばせ、カスタムしたブルパップライフルを背負う。さながら大型犯罪のような装備を整えた。
話に集中するため無線を切り、アドミゲスに科場から連絡があり晩餐会に招待された旨を報告する。マザーキティの話やペティの様子、科場の性格を踏まえて不審に思っていると話すと、アドミゲスは「それは報告だけなのか？それとも何かあったらそこをグチャグチャにしたらいいのか？」などととんでもないことを言い出した。科場との個人的な関係のせいでアドミゲスとヴァンダーマーの友好関係を崩したくはないと伝えたが、アドミゲスは嫌がらせ目的で科場が呼び出したなら苛立つから殺すし、その結果ヴァンダーマーとの関係が崩れても問題ない、MOZUとだって戦ってみたいしと言った。
もうすぐで23時半だ。約束の教会へ行くと、入り口に科場とマザーキティの姿が見えた。稀肉屋のバンを見つけ、不思議に思ってアッコパスに話しかけると、食事会に呼ばれたのだと言う。イチカ　ウィルキンズも現れ、科場が客をもてなす。その中でマザーキティを呼び出し、拳銃を渡した。使い方が分からないマザーキティに弾丸の込め方を教える。そうしているうちに、トウユンとばいゆんいんも現れた。駐車場でトウユンとイチカにどんな経緯で呼ばれたのか聞くが、二人とも緩いパーティーのように思っていたらしかった。

パーティー

事後処理

病院で治療後、被害者6人とペティ、パティ、アヌギフでU for Uに集合し、情報共有を行うことになる。
トウユンとイチカを呼び出し、組織に共有するか確認をする。トウユンはユニベロスの他のメンバーのことを考え共有はしないと言った。イチカは、仲間の科場がしたことに戸惑いとショックを隠せない様子だった。
ペティから話を聞く。科場はアーカムという場所へ行って以来、様子がおかしくなったらしい。ジャンもアーカムという言葉に聞き覚えがあった。ペティから科場が捨てたメモの複製を貰い、地図に示された場所にあった落書きの写真を見る。
「死者蘇生でも行おうとしてたのか？」ジャンの言葉に、「科場がジーザスはもういないと言っていたから、蘇生を行おうとしたのならジーザスが対象ではないのではないか」とマザーキティがおずおずと言い出した。誰も今のジーザスの生死は分からなかった。どちらにしても、儀式は失敗したのだろうと分かった。
刑期を終えた科場が被害者に謝罪がしたいと言っていると聞く。謝罪を受けるというよりは正気ではない科場に心配が勝つ面々。ジャンもまた、科場から謝罪を受け取るような気分ではなかった。今回の話は皆内密にすることにすることに決め、各々のタイミングで科場とは話をしようということになった。することもなくなり、イチカと連絡先を交換したのちU for Uの裏の家を出る。
マザーキティから教会の持ち主を話さなかった理由を問われる。科場はああいう人物で、ギャングでもある以上交渉の結果危険に遭う可能性があったからだと説明すると、キティは何かお礼できることはないかと迫った。事業を成功させて、コネとして利用できるくらい大きくなれ、と伝え立ち去る。
無線に戻ると、皆からお帰りと声を掛けられる。アドミゲスが「死んでなかったんかワレェ」と茶化すように言ったが、笑えない話だった。
科場がどうなったのか知りたくて乱歩に電話する。科場は司法上は罪を償ったが、まだ正気ではないらしく、精神科医を探しているところだという。警察は証拠固めをしているところで、事情聴取に協力する代わりに分かったことを教えてほしいと頼む。パーティーに誘われた経緯と、科場が行ったというアーカムについて知っていることを教えた。
アドミゲスにアジトで会う。どうだったんだ？と聞かれ、言えることはねえ、それで察してくれと答えた。じゃあ殺さなくていいのな？というアドミゲスはまるでキラーマシンのようだった。アドミゲスに「ごはんは出たの？」と聞かれ、懐に入れていたコース料理のことを思い出す。ねぎを呼び出して全部渡した。

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