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1999年10月11日 - 現在
スタジオセットの変遷
- スタジオセットは、基本として、メインセットと「キッチンぷいぷい」(料理コーナー)用のキッチンセットで構成。メインセットには代々、番組進行の要であるPJ(プロジェクター)と、「天に立ち上る煙」をかたどったオブジェ(通称「ぷいぷいタワー」)を設置している。
- セット自体は、番組開始以来、2度にわたって変更。番組当初から唯一使い続けられている小道具は、キッチンセットに掲げられている「Kitchen PuiPui」の看板だけである。
初代セット(1999年10月11日 - 2002年3月)
「無骨でもいいから温もりのある『ぷいぷいワールド』を作りたい」というコンセプトの下に、素朴な素材(自然木、麻ひも、漆喰、焼き板など)を多用。出演者が並ぶメインセットのテーブル(メインテーブル)の脚に段ボールを用いたほか、ちゃぶ台やコタツのある和室のセットを別に設けていた。
第2代セット(2002年4月 - 2011年9月30日)
「暖かい海の底にある『ぷいぷいワールド』」というイメージで、柔らかい波のようなラインや、初代セットより華やかな色をセットに多用。海洋に生息する生物・植物をかたどった多種多様なオブジェを配置する一方で、キッチンセットのスペースを初代から縮小した。
第3代セット(2011年10月3日 - 現在)
「森の奥にある『ぷいぷいワールド』」というコンセプトの下で、PJを巨木風のセットに埋め込むデザインを採用。「ぷいぷいタワー」に苔むした趣を添えたり、メインテーブルを「水の湧き出る切り株」のような形に一新したり、初代総合司会の角にちなんだ動物キャラクター(「角だぬき」「角うさぎ」)の人形や置物をメインセットの片隅に置いたりするなどの工夫が施されている。また、毎日放送の制作により、TBS系列全国ネットで2017年3月6日に放送された月曜名作劇場「みなと署落とし物係 秘密捜査官 危険な二人」では、このセットが『JMN NEWS』(劇中でテレビに映る架空の情報番組)に使われた。
- 福島暢啓が司会役、浜村淳がコメンテーター役として出演。
上記セットのデザインを手掛けてきた中野雪子(毎日放送制作局美術部員)によれば、初代セットのデザインに際しては、従来の番組にないような『「ほっこり」や「癒し」の世界』をテーマに設定。従来の美術セットに多かった人工素材ではなく、自然由来の素材を多用することで「あったかみ」や「手作り感」を出したという。このコンセプトは、第2代以降のセットにも引き継がれている。
番組使用曲
オープニングテーマとCM前に流れる音楽(ジングル)の作曲は花*花(番組開始当時はメジャーデビュー前)のこじまいづみで、携帯電話の着メロにも採用されている。エンディングテーマは約10年間花*花の楽曲を使用してきたが、2010年からは、番組が企画した数組のアーティストによるオリジナル楽曲を使用している。
オープニングテーマ
エンディングテーマ
◎の楽曲は番組内で数回挿入されるスポンサー切り替え映像のBGMにも使用
- 「ずっと一緒に…」(唄・花*花、開始 - 2009年12月25日、2010年11月22日)
- 「明日の空」◎(唄・おいしいうたファミリー、2010年1月5日 - 11月19日、2010年11月24日 - 2011年9月29日)
- 「未来の花束」◎(唄・ぷいぷい軽音部、2011年10月3日 - 2012年6月18日)
- 「この街に生まれて」◎(唄・PuiPui HOME TOWNS、2012年6月20日 - 2014年3月28日)
- 「故郷」(唄・カサリンチュ、2015年4月 - 7月)
- 「さあいこう」(唄・カサリンチュ、2015年8月3日 - 10月2日)※「ちちんぷいぷい2015 話したくなる夏」(同年8月に放送された特別企画シリーズ)のテーマソングとしても使用。
- 「やまおり たにおり」(唄・カサリンチュ、2015年10月5日 - 2017年9月29日)
- 「めぐる」(唄・花*花、2017年10月2日 - 2018年8月15日)
- 「MY HOME」(唄・Little Glee Monster、2018年8月16日 - 現在)
CM前後のジングル
- CM前のジングルには放送開始当初から同じ曲が使われているが、曲名は不明。ジングルの冒頭では、ぷいぷいさんが横向きでラッパを吹くアニメーションを、ワイプ映像で画面の右下に挿入している。また、CM明けのジングルには、過去に「明日の空」「未来の花束」「この街に生まれて」のメロディーの一節などを使用。2014年度のジングルでは花*花、2015年度(2015年3月30日放送分)以降のジングルではLittle Glee Monsterが楽曲を提供している。
- 2003年9月16日(阪神タイガースが18年振りにセントラル・リーグ優勝を決めた翌日)の放送では、上記のジングルではなく、「阪神タイガースの歌」 (六甲おろし)のサビのカラオケをCMの前に流した。
- 浜村が角の代理司会を務めた際のCM前ジングルでは、『ありがとう浜村淳です』(MBSラジオ)のオープニング曲をアレンジ。同番組では「浜村淳です」というアナウンスを入れている部分を、ぷいぷいさんのラッパ音「ぷいぷい」に置き換えた。また、CM明けのジングルには、同番組でも使用されている「ありがとう毎日放送です」というコーラスバージョンの音源を使用した。
- 2011年11月2日・2012年7月4日放送分では、『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』(FM802)との間でサイマル放送を実施中に、両番組のジングルのリミックスバージョンが特別に流された。
番組キャラクター:ぷいぷいさん一家
デザインは、愛・地球博の「モリゾー・キッコロ」、中部国際空港のオリジナルキャラクター「セントレアフレンズ」などを手掛けた、大阪のオリジナル雑貨ユニット「アランジアロンゾ」の作品に作風が似ているが、実は違う(アランジアロンゾの冊子、アロンゾペーパーで本人が主張)としている。その理由について専門誌の取材に対し、あくまで「ぷいぷいさんが描いているという設定」だからだと語っている[45]。いわゆる「ぷいぷいさん一家」(『せやねん!』の「せやねんちゃん・ちゃうやろくん」、『あさやん!(終了)』の「あさやん・あさにゃん」、『あん!(終了)』の「あんちゃん・まんまんちゃん」と、毎日放送のローカル情報番組のキャラクター)には「MBS/PUIPUI」のコピーライト表記が入っている。
このぷいぷいさん一家、関西一円では絶大な知名度を誇っており、人気も高い。毎日放送本社1階にある売店では、ストラップ、メモ帳、ステッカーなど、数多くのグッズが販売されている。また、当番組の放送中に実施する視聴者向けのプレゼント企画には、季節に応じたグッズ一式が必ず添えられている。
番組セットには、手作りのぷいぷいさん一家のぬいぐるみが置いてあり、季節やイベント(クリスマスやバレンタインなど)によって着る物や持っている物が変わる。なお、一家の性別は不詳であり、出演者紹介のテロップでは、男性パネラーに「ひーさん」、女性パネラーに「わんわん」がいるが、特に「ひーさん=男」「わんわん=女」という訳ではない。
当番組に出演したり、当番組の取材に応じた芸能人・アスリートには、ぷいぷいさん一家のぬいぐるみやグッズを渡すことが慣例になっている。陣内智則と結婚した藤原紀香が、加古川市役所に二人で婚姻届を提出する際に、ぷいぷいさん一家のクリアファイルの中に婚姻届をはさんで届け出た。番組関係者や番組出演者には事前にその事実は伝えられておらず、中継画面に映し出されて出演者みんなが感動する一幕もあった。世界規模のスポーツ競技大会(世界陸上・オリンピックなど)に日本代表として出場するアスリートを取材した映像を放送する場合には、大会中の使用を前提に、インタビュアーが取材の最後に「ぷいぷいタオル」を進呈するシーンが流れることも多い。
公式プロフィール等は「ちちんぷいぷい公式ホームページ」(
外部リンク参照)へ。
ぷいぷいさん
赤と黒の横縞模様の服を着ている。帽子は脱げない理由があるらしい。なお、「キッチンぷいぷい」ではコック帽を被っており、帽子の上にさらに帽子を被る状態になる。肌身離さず持っているラッパは、たまに野球のバット代わりに使われる。短期間ながら、らいよんチャンデビュー前は、毎日放送全体のイメージキャラクターも務めた事もある。また、初期のものと現行のものとでは若干相違がある。
わんわん
「ぷいぷいさん」の飼い犬。ぷいぷいさんのラッパの音を聞くのが幸せらしい。板東英二が、「じろう」と勘違いしていたことが番組中で発覚(2007年6月28日放送分より)。ひーさんふとんのシーツのような姿をしており、動作が緩慢。疲れた人がいると抱きしめて癒してくれるが、実は本人も寂しがり屋である。
くもくもとりさん
2006年4月10日放送分から登場した第4のキャラクター。オレンジ色のボディーを持つ、雲と鳥の混成体。せやねんちゃん・ちゃうねんちゃんとは「飛び仲間」らしい。オープニングのCGアニメではぷいぷいさん専用のグライダーとしても使われる。
げじー
2015年7月20日放送分から登場した第5のキャラクター。紫色のゲジでしゃべることが特徴で、大きな食べ物をちょっとだけかじるのが大好き。オープニングのCGアニメではぷいぷいさんのラッパから出て来る。2017年9月29日(金曜日)放送分までエンディングで流れていた「ラッキーワードくじ」のアニメーション映像では、他のキャラクターがくじの対象(ひらがな1文字)と結果を紹介した後で、最後に出たくじの結果に沿ったつぶやき風のメッセージを台詞代わりに表示させていた。
- ちなみに、角が本番組のタイトルを「ちちんぷいぷい」に決めた直接のきっかけは、毎日放送本社の南隣にある梅田ロフトでたまたま「アロンジアロンゾ」のキャラクター展覧会を見たことによる。「アロンジアロンゾ」という言葉に興味を引かれた角は、当時担当していた『すみからすみまで角淳一です』の放送中に、「アロンジアロンゾ」の意味を知っているリスナーからの情報を電話で募集。その募集に応じた梅田ロフトの元・従業員から、アロンジアロンゾが「ちちんぷいぷい」を意味するかのような情報を得たことを機に、「ちちんぷいぷい」と命名した。ただし、この情報自体は、元・従業員の勘違いであったことが後に判明している(本来の意味は「さあ行こう、アロンゾ」)。
最終更新:2020年08月15日 18:03