樺山電鉄3000系電車(かばやまでんてつ3000けいでんしゃ)は、
樺山電鉄が1990年(平成2年)より導入した通勤形電車である。
概要
桜都線の開業に伴う輸送力増強および運用拡大を目的として、1990年から製造された。合計で355両(2両編成31本、3両編成17本、4両編成38本、6両編成15本)が製造された。
このうち、1990年から1994年の間に製造された2両12本、3両6本、4両15本、6両6本の計138両が前期車(0番代)として区分される。
車両解説
車体
車体は、
樺山電鉄としては初となるアルミニウム合金製を採用した。この「アルミボディ」は、後の同社における車両製造の伝統となっている。
前面形状
前面形状は左右対称の構造ながら、車掌台側の窓の天地寸法を運転台側より400mm縮小することで、視覚的に左右非対称に見えるデザインを採用した。 前照灯および尾灯は「額縁スタイル」の枠内に収められ、通過標識灯は種別表示器の両脇に各1基、計2基設置されている。
更新工事
登場時はスカート(排障器)を装備していなかったが、後年になって設置工事が行われた。この際、前面スタイルが大幅に一新され、「ブラックフェイス」と呼ばれる意匠に変更されている。
主要機器
制御装置には、当初GTOサイリスタを用いたVVVFインバータ制御を採用していた。
現在は機器の更新が進められており、6両編成はIGBT素子、それ以外の編成(2・3・4両編成)はハイブリッドSiC素子への換装が進んでいる。2026年時点での未更新車(GTO残存車)は、以下の編成のみとなっている。
- 6両編成:3605F
- 4両編成:3411F、3413F
- 2両編成:3201F、3203F、3204F
集電装置は、3201F・3401F・
3601Fにおいて登場時は菱形パンタグラフを設置していたが、量産車の登場に合わせて量産車同様の下枠交差型パンタグラフに改められた。
運用
樺山電鉄の各線において、その編成バリエーション(2 - 6両)を活かした多様な運用に就いている。
2026年現在、3両編成2本が
香湯ヶ原観光鉄道へ譲渡された以外は、全車が現役で稼働している。
最終更新:2026年02月08日 09:41