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**日本の「マツリ」を持ち込んだ日系ブラジル人―多文化社会に生きる自己の表現手段として― #center(){&bold(){渡会 環}} #center(){上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻博士後期課程} ---- 発表内容の要約は後日アップデートされます。 [[発表者プロフィール>http://www29.atwiki.jp/nikkeijin/pages/37.html]]
**YOSAKOI SORANを踊る日系ブラジル人にみる新しいアイデンティティの形成 #center(){&bold(){渡会 環}} #center(){上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻博士後期課程} ---- 第2パネルの目的は、世界における「日系人」(本報告では日本の外に居住する日本人およびその子孫を指す)のアイデンティティの多様性と複雑性を議論することである。そこで本報告は、日系ブラジル人が取り組む創作舞踊YOSAKOI SORANを取り上げたい。この舞踊の創作を通じて、日系ブラジル人参加者は彼/彼女らのアイデンティティを表現しようとしている。これまでに行った参与観察で、参加者は複数の文化的要素を取り入れて舞踊をハイブリッド化させることで、「自分らしさ」を表現しようとしていたことが分かった。また、日系人参加者は非日系人の参加を奨励していた。YOSAKOI SORANにおいて重要な要素であるハイブリッド性は、日系人参加者にとってどのような意味を有しているのであろうか。その意味を、本報告では特に、多文化社会ブラジルにおける彼/彼女らのアイデンティティとの関係において考察する。これまでに行った、参加者へのインタビュー及び参与観察の結果から、次のことが明らかとなった。日系人参加者はYOSAKOI SORANを多様な文化的・民族的背景を持った人々との結合の手段としてみており、そのようなダイナミックな多様な人々との関係がブラジルにおける各日系人のアイデンティティを形成している。このことは、日系ブラジル人、特に若い世代の者たちにとって、彼/彼女らのアイデンティティは、「日系ブラジル人」、「ニッケイ・アイデンティティ」と表現される集合的なものではないことを示している。彼/彼女らのアイデンティティは、ブラジルにおける多様な文化的・民族的背景を持った人々とのダイナミックな関係を問題化、あるいはそれを確かめるものなのである。 [[発表者プロフィール>http://www29.atwiki.jp/nikkeijin/pages/37.html]]

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