シルクスの塔

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シルクスの塔 - (2014/07/12 (土) 15:56:20) の1つ前との変更点

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*シルクスの塔 -依頼主 :ラムブルース(モードゥナ X30-Y12) -受注条件:レベル50~ -概要  :調査団「ノア」のラムブルースは、頭を悩ませているようだ。 #blockquote(){ラムブルース 「ああ、君か・・・・・・  クリスタルタワーの調査状況の確認に?  そうか・・・・・・。  残念だが、まだ良い報告はないんだ。  無駄足を踏ませてすまない。  前回の調査で突破した「古代の民の迷宮」については、  その後も調査が進んでいるのだがね。  さらに先・・・・・・「シルクスの塔」への侵入方法が、さっぱりだ。」 グ・ラハ・ティア 「ほら、クリスタルタワーの前に、  侵入者を殲滅する「八剣士の前庭」があったろ?  構造は違うが、シルクスの塔の入口も、  防衛機構で固められてるのさ。  しかも、すげーやっかいなヤツ!  オレとシドであれこれ試しちゃいるが、  何の成果もでやしねー。」 ラムブルース 「・・・・・・頼みますよ、本当に。  ともかく、万策尽きていてね・・・・・・。  君の手を借りようにも、突破の糸口さえ掴めていない状況だ。  時間はかかるが、古代の記録を洗っていくしか・・・・・・。」 ???? 「ならば、その防衛機構・・・・・・  僕らに見せてくれないか。」 グ・ラハ・ティア 「・・・・・・なんだぁ?」 ???? 「にらまないでよ、賢人さん。  私たちは、あんたたちの・・・・・・ノアの味方なんだからね。」 ウネ 「私はウネ、隣の暗そうなのがドーガ。  古代アラグ文明の研究を専門にしてるんだ。  バルデシオン委員会の命で、調査を手伝いにきたよ。」 ラムブルース 「ウネにドーガ・・・・・・?  いまどき珍しい、古風な名だな。  しかし、君たち。  その名を委員会から聞いた覚えはないし、  本部の消滅騒ぎで、それどころではないはずだが?」 ドーガ 「・・・・・・・・・・・・では、連絡が行き違ったのだろう。  信じてもらうしかない。」 ラムブルース 「グ・ラハ・ティア?  どうしました?」 グ・ラハ・ティア 「・・・・・・なんか・・・・・・眼が・・・・・・・・・・・・。  でも、大丈夫だ・・・・・・気にするほどじゃない。」 ウネ 「・・・・・・驚いた。  よく見たらその右眼、私たちと同じ眼だね。」 グ・ラハ・ティア 「同じ眼・・・・・・?  まさか、あんたたちも「紅血の魔眼」の持ち主なのか!?  この眼について、知ってることがあるなら教えてくれ!  血のように紅い魔眼は、失われたはずのアラグ人の特徴のはず・・・・・・  なのにオレは、親父からこの眼を受け継いだんだ。  親父も祖父から・・・・・・  でも、兄弟の中で眼が顕れるのは、きまってひとりだけだ。  その意味を、オレはずっと探してきた・・・・・・!」 ドーガ 「・・・・・・すまないが、僕らではその答えを示せない。  確かなのは、この眼とアラグには因縁があるということのみ。  そして、お前がその因縁に導かれてきたように、  僕らも己の存在理由を果たしにきた・・・・・・。  これでもまだ、信じるに足らないだろうか。」 グ・ラハ・ティア 「・・・・・・なあ、調査に加えてやろうぜ。  拒んだとして、ほかに有力なあてもねーだろ?」 ラムブルース 「ふむ・・・・・・。  あなたの決定であれば、拒みはしませんが・・・・・・。  君たちの存在については、  後ほど、委員会に確認をとらせてもらう。  それで構わないな?」 ラムブルース 「よろしい、ウネとドーガを相談役としてノアに迎えよう。  ふたりに防衛機構を見せ、意見を聞こうじゃないか。」 ドーガ 「ありがたい・・・・・・。  きっと、役に立てるだろう。」 ラムブルース 「Niuniu、君も彼らとともに、  シルクスの塔の入口へ向かってほしい。  現地のシドから、防衛機構について聞いてくれ。  シルクスの塔へは、八剣士の前庭で調査をしている  「ビッグス」たちに声をかければ、案内してもらえるだろう。  ・・・・・・よろしく頼むぞ。」 グ・ラハ・ティア 「オレも行くぜ!  あんたとこいつらがいたら、なんだか歴史が動きそうだからな!」 } 八剣士の前庭のビッグスと話してシルクスの塔に行く #blockquote(){ウェッジ 「シルクスの塔の入口を、どうにかして、こじ開けたいッス。  そのために、ここで防衛機構の仕組みを調べてるッス!」 } #blockquote(){ビッグス 「おっ、Niuniuじゃないか!  今日はどうしたってんだ?  シルクスの塔の調査開始には、まだ早すぎるぞ。  ・・・・・・ほう、バルデシオン委員会からの新しい仲間か!  そりゃありがたい。  親方も、ずっと難しい顔で悩んでるからなぁ。  シルクスの塔の入口は、古代の民の迷宮の先だ。  さっそく案内してやるよ。」 } #blockquote(){シド 「誰かと思えば、お前たちか。  ・・・・・・そっちの、見慣れないふたりは?」 グ・ラハ・ティア 「お待ちかねの朗報だぜ、シド。  バルデシオン委員会が専門家をよこしてくれたんだ。  ウネに、ドーガだとよ。」 ドーガ 「防衛機構に手こずっていると聞き、様子を見にきた。  これから、よろしく頼む。」 シド 「ああ、よろしく。  ・・・・・・すごいな、格好までアラグ様式か。  専門家ってのも伊達じゃなさそうだ。  この先が、クリスタルタワーの中枢・・・・・・  「シルクスの塔」と呼ばれる区画だ。  だが、ご覧のとおり、唯一の入口は巨大な扉で塞がれている。  この扉こそ、俺たちを悩ませている防衛機構さ。  扉は、八剣士の前庭と違って、攻撃してくることはない。  けれども開く方法がわからない上に、  いかなる手段を使っても壊せなかった。  つまり「開かずの扉」ってヤツさ・・・・・・。  単純だが、最も効果的な防衛機構というわけだ。」 グ・ラハ・ティア 「手がかりになりそうなのが、扉の中央に描かれた意匠だ。  恐らくこれは、対となった男女・・・・・・  しかも相当に身分が高い。  ・・・・・・それ以上は、はっきりしねーがな。  意味があるのやら、ないのやら・・・・・・。」 シド 「おい、言ったろ、開こうとしても無駄だ。  人の力ごときじゃ、その扉はびくともしない。」 ウネ 「ああ、聞いていたよ。  まさかこの、か弱い乙女の細腕で、  扉を開こうなんて思っちゃいないさ。」 ドーガ 「そう、僕らが開くのではない。  ・・・・・・・・・・・・扉の方が、おのずと開くんだ。」 グ・ラハ・ティア 「なッ・・・・・・嘘だろ・・・・・・!?  扉が開いたッ・・・・・・!」 シド 「いったい、何をしたんだ・・・・・・!  人が近づくだけで扉が開くなんて、考えられない。  お前たち・・・・・・本当に、ただの研究者か・・・・・・?」 ???? 「『光束ねし 天突く塔は   金色の扉の先に黙さん・・・・・・』  『其は厳然たる 隔絶の壁   いと尊き始祖の血にのみ 至天の道が開かれん』  ・・・・・・記録のとおりだな。」 ネロ 「よぉ、寄せ集めの調査団。  ずいぶんと珍しい「玩具」を手に入れたようだな?」 シド 「お前は・・・・・・ネロ・・・・・・!?  やはり、魔導城から逃げ延びていたか・・・・・・!」 ネロ 「おいおい、ガーロンドォ・・・・・・。  かつての級友の生還を、  もう少し喜んでくれてもいいンだぜ?  そう警戒しなくても、今のオレは哀れな敗残兵だ。  おめおめ本国に帰って処刑されてやるのもシャクだから、  放浪の旅を楽しんでるだけよ。  そんなとき、お前らの噂を聞いてな。  面白そうなンで、混ざりにきたわけだ。」 シド 「・・・・・・・・・・・・信じられるか。」 ネロ 「まあ、オレの話なンざ、どうだっていいだろう。  問題は、そいつらの正体だ・・・・・・。  オレにはその心当たりがある。  知ってのとおり、クリスタルタワーは、  アラグ帝国に繁栄をもたらした最重要施設。  中枢に立ち入れたのは、皇族と一部の重鎮だけだったという。  さらに、オレが探し当てた記録の一節によると、  扉を開くことができたのは「尊き始祖の血」のみ。  つまり鍵は・・・・・・皇帝の血族だ。」 グ・ラハ・ティア 「まさか、こいつらがアラグ皇帝の子孫だってのか!?  馬鹿いえ、数千年前の話だぞ!」 ネロ 「子孫、か・・・・・・。  そんな血の通ったもンじゃないだろ、なぁ?  あえていうなら、模造品・・・・・・。  古代アラグ文明が誇った魔科学のたまものにして、  複製された「生きている鍵」さ。  お前らの正体は、クリスタルタワーに保管されていた、  人造の生命体・・・・・・「クローン」だ。」 ドーガ 「・・・・・・そこまで知られているなら、もはや否定のしようもないか。  すまない、隠し通すつもりはなかった。  この扉を開けてからでなければ、  真実を受け入れてもらえないと思ったんだ。」 ウネ 「一度、外に出ないかい?  そこで改めて、あんたたちに話したいことがある。」 グ・ラハ・ティア 「・・・・・・ああ、わかった。」 シド 「おい、まさか本当についてくるつもりか・・・・・・?」 ネロ 「そういっただろ?  それともなんだ、仲良くしたければ、  手土産のひとつでも持参しろってか?  オレが話した情報が記録されてる、アラガントームストーンだ。  帝国軍第XIV軍団が、後生大事に抱えてたもンでな。  お前にやるよ。  せいぜいよろしくな、ガーロンド・・・・・・  いや、シドよぉ?」 } 八剣士の前庭でドーガと話す #blockquote(){シド 「ネロの奴、何を考えている・・・・・・?  あいつが怪しい動きをしないか、お前も注意していてくれ。」 グ・ラハ・ティア 「とにかく、ふたりの話を聞いてみようぜ。  どうするかは、それからだ。」 ビッグス 「親方とネロは、魔導院に通ってた頃からの知り合いらしいぞ。  魔導院っていうのは、ガレマール帝国の帝都にある、  エリート養成機関だ。  どうにも、ただの同窓ってだけじゃない、  浅からぬ因縁がありそうだけどな。  まさか、こんな形で再会しようとは・・・・・・。」 ウェッジ 「ク、クローンって何だかすごいッス!  もしも、ビッグスのクローンをたくさん造ったら・・・・・・  やっぱり嫌ッス! 暑苦しいッス!」 ネロ 「オレのことは気にせず進めてくれよ。  お互いに、昔のことは忘れて仲良くしようぜ?」 ウネ 「私たちのことを疑うのは当然だ。  でも、どうか話を聞いてほしいんだよ。  ・・・・・・これは、私たちが待ち望み続けた機会なのさ。」 }
*シルクスの塔 -依頼主 :ラムブルース(モードゥナ X30-Y12) -受注条件:レベル50~ -概要  :調査団「ノア」のラムブルースは、頭を悩ませているようだ。 #blockquote(){ラムブルース 「ああ、君か・・・・・・  クリスタルタワーの調査状況の確認に?  そうか・・・・・・。  残念だが、まだ良い報告はないんだ。  無駄足を踏ませてすまない。  前回の調査で突破した「古代の民の迷宮」については、  その後も調査が進んでいるのだがね。  さらに先・・・・・・「シルクスの塔」への侵入方法が、さっぱりだ。」 グ・ラハ・ティア 「ほら、クリスタルタワーの前に、  侵入者を殲滅する「八剣士の前庭」があったろ?  構造は違うが、シルクスの塔の入口も、  防衛機構で固められてるのさ。  しかも、すげーやっかいなヤツ!  オレとシドであれこれ試しちゃいるが、  何の成果もでやしねー。」 ラムブルース 「・・・・・・頼みますよ、本当に。  ともかく、万策尽きていてね・・・・・・。  君の手を借りようにも、突破の糸口さえ掴めていない状況だ。  時間はかかるが、古代の記録を洗っていくしか・・・・・・。」 ???? 「ならば、その防衛機構・・・・・・  僕らに見せてくれないか。」 グ・ラハ・ティア 「・・・・・・なんだぁ?」 ???? 「にらまないでよ、賢人さん。  私たちは、あんたたちの・・・・・・ノアの味方なんだからね。」 ウネ 「私はウネ、隣の暗そうなのがドーガ。  古代アラグ文明の研究を専門にしてるんだ。  バルデシオン委員会の命で、調査を手伝いにきたよ。」 ラムブルース 「ウネにドーガ・・・・・・?  いまどき珍しい、古風な名だな。  しかし、君たち。  その名を委員会から聞いた覚えはないし、  本部の消滅騒ぎで、それどころではないはずだが?」 ドーガ 「・・・・・・・・・・・・では、連絡が行き違ったのだろう。  信じてもらうしかない。」 ラムブルース 「グ・ラハ・ティア?  どうしました?」 グ・ラハ・ティア 「・・・・・・なんか・・・・・・眼が・・・・・・・・・・・・。  でも、大丈夫だ・・・・・・気にするほどじゃない。」 ウネ 「・・・・・・驚いた。  よく見たらその右眼、私たちと同じ眼だね。」 グ・ラハ・ティア 「同じ眼・・・・・・?  まさか、あんたたちも「紅血の魔眼」の持ち主なのか!?  この眼について、知ってることがあるなら教えてくれ!  血のように紅い魔眼は、失われたはずのアラグ人の特徴のはず・・・・・・  なのにオレは、親父からこの眼を受け継いだんだ。  親父も祖父から・・・・・・  でも、兄弟の中で眼が顕れるのは、きまってひとりだけだ。  その意味を、オレはずっと探してきた・・・・・・!」 ドーガ 「・・・・・・すまないが、僕らではその答えを示せない。  確かなのは、この眼とアラグには因縁があるということのみ。  そして、お前がその因縁に導かれてきたように、  僕らも己の存在理由を果たしにきた・・・・・・。  これでもまだ、信じるに足らないだろうか。」 グ・ラハ・ティア 「・・・・・・なあ、調査に加えてやろうぜ。  拒んだとして、ほかに有力なあてもねーだろ?」 ラムブルース 「ふむ・・・・・・。  あなたの決定であれば、拒みはしませんが・・・・・・。  君たちの存在については、  後ほど、委員会に確認をとらせてもらう。  それで構わないな?」 ラムブルース 「よろしい、ウネとドーガを相談役としてノアに迎えよう。  ふたりに防衛機構を見せ、意見を聞こうじゃないか。」 ドーガ 「ありがたい・・・・・・。  きっと、役に立てるだろう。」 ラムブルース 「Niuniu、君も彼らとともに、  シルクスの塔の入口へ向かってほしい。  現地のシドから、防衛機構について聞いてくれ。  シルクスの塔へは、八剣士の前庭で調査をしている  「ビッグス」たちに声をかければ、案内してもらえるだろう。  ・・・・・・よろしく頼むぞ。」 グ・ラハ・ティア 「オレも行くぜ!  あんたとこいつらがいたら、なんだか歴史が動きそうだからな!」 } 八剣士の前庭のビッグスと話してシルクスの塔に行く #blockquote(){ウェッジ 「シルクスの塔の入口を、どうにかして、こじ開けたいッス。  そのために、ここで防衛機構の仕組みを調べてるッス!」 } #blockquote(){ビッグス 「おっ、Niuniuじゃないか!  今日はどうしたってんだ?  シルクスの塔の調査開始には、まだ早すぎるぞ。  ・・・・・・ほう、バルデシオン委員会からの新しい仲間か!  そりゃありがたい。  親方も、ずっと難しい顔で悩んでるからなぁ。  シルクスの塔の入口は、古代の民の迷宮の先だ。  さっそく案内してやるよ。」 } #blockquote(){シド 「誰かと思えば、お前たちか。  ・・・・・・そっちの、見慣れないふたりは?」 グ・ラハ・ティア 「お待ちかねの朗報だぜ、シド。  バルデシオン委員会が専門家をよこしてくれたんだ。  ウネに、ドーガだとよ。」 ドーガ 「防衛機構に手こずっていると聞き、様子を見にきた。  これから、よろしく頼む。」 シド 「ああ、よろしく。  ・・・・・・すごいな、格好までアラグ様式か。  専門家ってのも伊達じゃなさそうだ。  この先が、クリスタルタワーの中枢・・・・・・  「シルクスの塔」と呼ばれる区画だ。  だが、ご覧のとおり、唯一の入口は巨大な扉で塞がれている。  この扉こそ、俺たちを悩ませている防衛機構さ。  扉は、八剣士の前庭と違って、攻撃してくることはない。  けれども開く方法がわからない上に、  いかなる手段を使っても壊せなかった。  つまり「開かずの扉」ってヤツさ・・・・・・。  単純だが、最も効果的な防衛機構というわけだ。」 グ・ラハ・ティア 「手がかりになりそうなのが、扉の中央に描かれた意匠だ。  恐らくこれは、対となった男女・・・・・・  しかも相当に身分が高い。  ・・・・・・それ以上は、はっきりしねーがな。  意味があるのやら、ないのやら・・・・・・。」 シド 「おい、言ったろ、開こうとしても無駄だ。  人の力ごときじゃ、その扉はびくともしない。」 ウネ 「ああ、聞いていたよ。  まさかこの、か弱い乙女の細腕で、  扉を開こうなんて思っちゃいないさ。」 ドーガ 「そう、僕らが開くのではない。  ・・・・・・・・・・・・扉の方が、おのずと開くんだ。」 グ・ラハ・ティア 「なッ・・・・・・嘘だろ・・・・・・!?  扉が開いたッ・・・・・・!」 シド 「いったい、何をしたんだ・・・・・・!  人が近づくだけで扉が開くなんて、考えられない。  お前たち・・・・・・本当に、ただの研究者か・・・・・・?」 ???? 「『光束ねし 天突く塔は   金色の扉の先に黙さん・・・・・・』  『其は厳然たる 隔絶の壁   いと尊き始祖の血にのみ 至天の道が開かれん』  ・・・・・・記録のとおりだな。」 ネロ 「よぉ、寄せ集めの調査団。  ずいぶんと珍しい「玩具」を手に入れたようだな?」 シド 「お前は・・・・・・ネロ・・・・・・!?  やはり、魔導城から逃げ延びていたか・・・・・・!」 ネロ 「おいおい、ガーロンドォ・・・・・・。  かつての級友の生還を、  もう少し喜んでくれてもいいンだぜ?  そう警戒しなくても、今のオレは哀れな敗残兵だ。  おめおめ本国に帰って処刑されてやるのもシャクだから、  放浪の旅を楽しんでるだけよ。  そんなとき、お前らの噂を聞いてな。  面白そうなンで、混ざりにきたわけだ。」 シド 「・・・・・・・・・・・・信じられるか。」 ネロ 「まあ、オレの話なンざ、どうだっていいだろう。  問題は、そいつらの正体だ・・・・・・。  オレにはその心当たりがある。  知ってのとおり、クリスタルタワーは、  アラグ帝国に繁栄をもたらした最重要施設。  中枢に立ち入れたのは、皇族と一部の重鎮だけだったという。  さらに、オレが探し当てた記録の一節によると、  扉を開くことができたのは「尊き始祖の血」のみ。  つまり鍵は・・・・・・皇帝の血族だ。」 グ・ラハ・ティア 「まさか、こいつらがアラグ皇帝の子孫だってのか!?  馬鹿いえ、数千年前の話だぞ!」 ネロ 「子孫、か・・・・・・。  そんな血の通ったもンじゃないだろ、なぁ?  あえていうなら、模造品・・・・・・。  古代アラグ文明が誇った魔科学のたまものにして、  複製された「生きている鍵」さ。  お前らの正体は、クリスタルタワーに保管されていた、  人造の生命体・・・・・・「クローン」だ。」 ドーガ 「・・・・・・そこまで知られているなら、もはや否定のしようもないか。  すまない、隠し通すつもりはなかった。  この扉を開けてからでなければ、  真実を受け入れてもらえないと思ったんだ。」 ウネ 「一度、外に出ないかい?  そこで改めて、あんたたちに話したいことがある。」 グ・ラハ・ティア 「・・・・・・ああ、わかった。」 シド 「おい、まさか本当についてくるつもりか・・・・・・?」 ネロ 「そういっただろ?  それともなんだ、仲良くしたければ、  手土産のひとつでも持参しろってか?  オレが話した情報が記録されてる、アラガントームストーンだ。  帝国軍第XIV軍団が、後生大事に抱えてたもンでな。  お前にやるよ。  せいぜいよろしくな、ガーロンド・・・・・・  いや、シドよぉ?」 } 八剣士の前庭でドーガと話す #blockquote(){シド 「ネロの奴、何を考えている・・・・・・?  あいつが怪しい動きをしないか、お前も注意していてくれ。」 グ・ラハ・ティア 「とにかく、ふたりの話を聞いてみようぜ。  どうするかは、それからだ。」 ビッグス 「親方とネロは、魔導院に通ってた頃からの知り合いらしいぞ。  魔導院っていうのは、ガレマール帝国の帝都にある、  エリート養成機関だ。  どうにも、ただの同窓ってだけじゃない、  浅からぬ因縁がありそうだけどな。  まさか、こんな形で再会しようとは・・・・・・。」 ウェッジ 「ク、クローンって何だかすごいッス!  もしも、ビッグスのクローンをたくさん造ったら・・・・・・  やっぱり嫌ッス! 暑苦しいッス!」 ネロ 「オレのことは気にせず進めてくれよ。  お互いに、昔のことは忘れて仲良くしようぜ?」 ウネ 「私たちのことを疑うのは当然だ。  でも、どうか話を聞いてほしいんだよ。  ・・・・・・これは、私たちが待ち望み続けた機会なのさ。」 } #blockquote(){ドーガ 「・・・・・・・・・・・・戻ったか。  では、僕らにまつわる真実を話そう。  お前たちの調査にも関わる、重大な話だ。  ラムブルースも呼ばなければ・・・・・・。」 } #blockquote(){ドーガ 「まずは、此度の非礼を詫びたい。  騙すような真似をして、すまなかった。  僕らは、バルデシオン委員会に派遣された研究者ではない。  推測のとおり、アラグ帝国時代に造られた人造生命体・・・・・・  「クローン」だ。」 ラムブルース 「人造生命体・・・・・・クローン・・・・・・。  ・・・・・・にわかには信じがたい話だな。  そもそも、なぜクローンなどというものが存在している?  君たちの目的は何だ?」 ドーガ 「順を追って話そう。  それに答えるには、アラグ帝国の真の歴史を紐解く必要がある。」 ウネ 「アラグ帝国が繁栄を極めていたのは、  私たちが生み出されるよりも、ずっと前・・・・・・。  その頃は、クリスタルタワーも開かれた施設でね。  そこで生み出される無限のエネルギーによって、  国は渇きを知らなかったのさ。」 ドーガ 「しかし、飽和した繁栄の中で、民は次第に退廃的になっていった。  ・・・・・・その気運に拍車をかけたのが、皇族の衰退だ。  民の活力が失われ、それを束ねる皇族の血も弱まれば、  当然のごとく国は傾く・・・・・・。  隆盛を誇ったアラグ帝国も、その流れは止められなかった。」 ウネ 「・・・・・・そんなとき、帝国再建のために立ち上がったのが、  稀代の科学者「アモン」という男だったんだよ。  傾いた国には、傑出した指導者が必要・・・・・・  そう考えたアモンは、魔科学で建国の祖を蘇らせようと試みた。」 グ・ラハ・ティア 「建国の祖・・・・・・?  まさか、伝説の始皇帝「ザンデ」か・・・・・・!」 ウネ 「そう、そのための研究の一環で造られたのが、  ザンデ直系の子孫である「ウネ」と「ドーガ」のクローン・・・・・・  つまり、私たちってわけさ。」 ラムブルース 「超文明の成せる技か・・・・・・。  事実、アラグ史には、皇帝ザンデの名が二度登場している。  私たちは、別の皇帝が名を継いだものと考えていたが・・・・・・  実際は、ザンデ本人が玉座に戻ったというのか?」 ウネ 「ああ、ザンデは復活したよ。  人の命という、絶対のことわりを凌駕してね。」 ドーガ 「蘇ったザンデは瞬く間に帝国を再建し、  在りし日の野望・・・・・・世界統一に乗り出した。  統一戦争には、大きな力が必要だ。  クリスタルタワーは閉ざされて、多くのエネルギーが、  恐るべき「闇の力」を得るための研究に費やされた・・・・・・。」 シド 「大昔の歴史についてはわかった。  あの扉を開いたお前たちの言葉だ、疑うつもりもない。  だが、それが今の状況と、どう関係ある?  俺たちが知りたいのは、古代の産物であるお前たちや  クリスタルタワーが、この時代に現れた理由だ。」 ドーガ 「・・・・・・ザンデの野望は、過ぎた歴史の話ではない。  ザンデは今でも生きているんだ。  あの、シルクスの塔の中で・・・・・・。  「闇の力」を御すには、莫大なエネルギーが必要となる。  ザンデは、衛星「ダラガブ」を打ち上げ、  クリスタルタワーに太陽の力を集めようとした・・・・・・。  だが、わずかな誤算が惨事を引き起こす。  エネルギーを受け止めきれず、地殻が崩壊したんだ。  想像を絶する大地震が起きた・・・・・・。  後世に「第四霊災」と呼ばれたその災害は、  アラグ帝国に終焉をもたらした。  しかし、崩壊の最中・・・・・・  ザンデの腹心となっていた科学者アモンは、  地中に沈みゆくクリスタルタワーの時間を止めたんだ。  中にいたザンデもろとも、クリスタルタワーは眠りについた。  再びの目覚めを・・・・・・野望の実現を待つために・・・・・・。」 ウネ 「時は流れ、あんたたちの時代がくる。  対となるダラガブに呼応して目覚めたクリスタルタワーは、  第七霊災を経て、再び地上に露出した。  ・・・・・・それはすなわち、ザンデの目覚めでもある。  ザンデは力を求めるあまり、「闇の力」に近づきすぎた。  守るべき民や領土を持たずとも、野望に焦がれて進むだろう。  ・・・・・・世界統一に向けてね。  私たちは、ザンデを止めたい。  それが、オリジナルのウネとドーガから託された使命なんだ。  彼らは、ザンデの凶行を・・・・・・世界を案じていた。  だから、クローンのひとつにすぎなかった私たちに、  戦うための心をくれた。」 ドーガ 「だが、この使命は、僕らだけでは成しえない。  クリスタルタワーとともに目覚めた僕らは、  ずっと待ち続けていたんだ。  古代の民の迷宮を乗り越えて、  ザンデの闇を振り払う「光の戦士」がやってくるのを・・・・・・!」 シド 「・・・・・・俺たちの調査は、ずっと見られてたってわけだ。  なるほど、委員会の存在を知ってたのにも、納得だぜ。  さて・・・・・・どうする、Nikuq?  今のうちにザンデとやらを倒さなければ、  調査どころか、世界の危機らしいが?」 ドーガ 「力を貸してくれるんだな。  ありがたい・・・・・・  ともに、アラグの闇の歴史を終わらせよう。」 ラムブルース 「我々はクリスタルタワーの調査を続けてきた。  だが、聞いてのとおり、その危険性は明らかだ。  シドも、我々聖コイナク財団も、  遺産が悲劇を起こすことを望んではいない。  ゆえにノアの使命を、調査から「封印」へと移行する。  これより、クリスタルタワーの中枢、  「シルクスの塔」へ突入し、封印を試みるぞ!  先鋒は、Niuniu率いる冒険者部隊だ。  防衛機構と始皇帝ザンデを突破し、塔内の脅威を排除してほしい。  その他の人員は、冒険者部隊の任務完了に備え、  クリスタルタワー封印の準備をすすめてくれ!」 グ・ラハ・ティア 「な、なあ・・・・・・。  あんたたちの眼と、オレの眼が同じなら、  オレもクローンってことなのかな・・・・・・。」 ドーガ 「その眼は、親から継いだといったな。  ・・・・・・僕ら人造生命体は、子を残すことができない。  だから、クローンの血族という線はないだろう。  お前はその眼を「紅血の魔眼」と呼んだが、  僕らは「皇血の魔眼」と呼んでいた。  アラグ人の中でも、皇族に近しい者のみが有した特徴だ。  それを不自然に継承してきたとあれば、  確かに、何か意味のあることなのだろう・・・・・・。  そこにきっと、お前の運命が待っている。」 } 八剣士の前庭のグ・ラハ・ティアと話す

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