バデロン
「冒険者らしい顔つきになってきたな。
おまえさんも冒険者としての生き様って奴が、
少しは解ってきたようじゃないか。
そんなおまえさんに、耳寄りな情報があるぜ。
中央ラノシアにある「スカイリフト」って知ってるか?
ささやきの谷に行ったことがあるなら、
おまえさんも一度は上り下りしてるはずだ。
デセント断崖にかけられた足場のことさ。
あそこは、荷運び人どもが、
物資の昇降のために作った施設でな。
人手が足りないってんで、難儀してるらしい。
「ヴィルクリット」って野郎が、あそこの顔役だ。
やっこさんに話せば、仕事のひとつやふたつ、
回してくれるはずだぜ。」
ヴィルクリット
「バデロン氏からの紹介ですって?
あぁ、あなたがNikuqさんでしたか。
ようこそ、「スカイリフト」へ。
すごい断崖でしょ?
5年前の霊災の時に、巨大な黒い龍が飛来しましてね。
記憶は霞んでますが、そいつの炎の一撃でコレです・・・・・・。
おかげで人やら物やらを、上り下りさせるのに、
こんな大げさな施設が必要になってしまったんです。
特に最近は、物流も増えて、人手不足でして・・・・・・。
すぐにでも頼みたい仕事がありますので、
準備ができたら、声をかけてください。」