「母の想い、息子の願い」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ブラングワイン
「・・・・・・あら、地図のお姉ちゃん。
そんな所にボーっと突っ立って、なんの用だい。
なぁに、愚息が拾った「特別なアレキサンドライト」が欲しい?
ありゃあ、キレイだからウチの庭石に使ってたんだけどねぇ。
そんなに欲しいなら、あげてもいいわよぉ。
・・・・・・ただ、ウチも生活があるからねぇ。
今回も、物々交換ってことでいいかしら?
ちょうど今、必要なものが3つあるのよぉ。
ひとつめは「大炎獣の心核」よ。
あれを冷水に浸すと、一瞬でお湯が沸くんだから!
お風呂に入る時に便利なのよぉ~。
それと「霊峰の泉水」もお願いねぇ。
洋服のシミに効果てきめんだって、隣の奥さんに聞いたの!
私も早く、試してみたいわぁ!
あとは「ブラスケトル」ね。
黒衣森の北部森林で出回っているっていう、
使い勝手のいいヤカンがほしいのよぉ!
全部、どこかで交換したり買ったりできるはずよぉ。
3つ揃えておばちゃんのところに持ってきてねぇ。
それじゃあ、よろしく頼むわよぉ。」
ブラングワイン
「あら、お姉ちゃん。
「大炎獣の心核」と「霊峰の泉水」と「ブラスケトル」は、
集められたかしらぁ?」
(大炎獣の心核と霊峰の泉水、ブラスケトルを渡す
ブラングワイン
「あらあら~ありがとうねぇ~。
最近、生活を切り詰めてギルを貯金しているから、
こういうのってとっても助かるのよぉ。
・・・・・・アタシが死んだあとでも、
小さい家が買えるだけのお金を、一人息子に残したくてねぇ。
ウチは、旦那が不慮の事故で亡くなっているからねぇ、
アタシが死んだら、息子の面倒を見てくれる人がいないのよ。
まったく、息子には早く自立してもらわないと困っちゃうわ。
でも、アタシがいくら口をすっぱくして説教しても、
息子は宝探しをやめてくれないのよねぇ・・・・・・。
そうだ、もうひとつお願いしてもいいかしら!
アンタからも、息子を説得してほしいのよぉ。
立派な冒険者に言われたら、息子も話を聞くかもしれないわ!
息子は今、西ラノシアに探検に行っているみたい。
探しだして、宝探しをやめるよう説得してちょうだいねぇ!」
エルドワイン
「探せど探せど、見つかるのはガラクタばかり・・・・・・。
こんなんじゃ俺は、いつまでたっても、
母ちゃんに楽をさせてやれねぇ・・・・・・。
こ、こうなったら・・・・・・
無茶を承知で、危険地帯に潜り込むしか・・・・・・っ!
・・・・・・ハッ!
君は、いつかの冒険者!?
ゴッ・・・・・・ゴホン、立ち聞きとは相変わらず無遠慮だな!
・・・・・・なに、我が母の代わりに私を説得にきた、だと・・・・・・?
ふん、トレジャーハンターを辞めろと言いたいのだろう。
説得や説教など無駄だ、私は絶対に・・・・・・辞めない!
フン、今さらコツコツと働き出したところで、
得られる稼ぎなどたかが知れている!
私は・・・・・・浪漫を追うトレジャーハンター!
一攫千金以外に、求めるべき価値などないのだ!!
・・・・・・そうだ、冒険者よ!
トレジャーハンターを辞めさせたいというのなら、
私の代わりに、お宝を取ってきてくれないかね!?
ハンサムと評判のこの私が、
「古城アムダプール」「シリウス大灯台」「タムタラの墓所」に、
お宝が眠っているという情報を掴んだのだ!
もしそこで、一攫千金の素晴らしいお宝が見つかったら、
私はトレジャーハンターを辞めると約束しよう!
・・・・・・こういうのは冒険者の領分だろうしな!
それでは頼んだぞ、ハッハッハッハッハー!!」
エルドワイン
「冒険者よ、頼む!
「古城アムダプール」「シリウス大灯台」「タムタラの墓所」で、
眠れるお宝を持ち出してきてくれ!!」