オボロ
「Nikuq、情報が入った。
「灰犬一家」の略奪品オークションが行われたらしい。
我々の追う「乱光包」は、イシュガルドに住む豪商が、
「自宅まで無事に届けること」を条件に落札したようだ。
昨今のユキ姫の動きに、落札者が怯えているのだろう。」
ユキ
「・・・・・・では、その配送中を狙おう。
相手が「灰犬一家」なら、こちらの望むところだ。
だが、問題は奴らの警戒をどうかい潜るか、だな・・・・・・。」
オボロ
「そういえば、以前Nikuqが、
「灰犬一家」は「プルトー香」を利用していると言っていたな。
これを、眠りに誘う「睡魔の香」にすり替えるのはどうだ?」
ユキ
「・・・・・・忍びというのは、なんとも遠回しな道を選ぶものだな。
なんだか、正々堂々としておらぬぞ。」
オボロ
「我々忍びは、任務の遂行が第一。
「自分の命」を護った上で、「家宝の奪還」を行うには、
戦いを減らすこの手こそが、一番の良策でござろう。
灰犬一家はラノシアを拠点に活動している組織だ。
長旅の買い出しは、リムサ・ロミンサで行うはず。
・・・・・・ここは、ふた手にわかれて行動いたそう。
私とアカギ殿は、「灰犬一家」の輸送物資を探す。
Nikuqとユキ姫は、「睡魔の香」を手に入れてくれ。
「睡魔の香」は、キョキョルンが取り扱っているはずだ。
リムサ・ロミンサの「西国際街商通り」にいるから、
話を聞いてみるといい。」
ユキ
「買い物なら、Nikuqの助けはいらぬ!
俺ひとりで行ってこよう。」
オボロ
「・・・・・・やれやれ、変わっておらぬな。
Nikuq、すぐにあとを追ってくれ。
代金はこちらで用意しておいた、これをもっていけ。」
オボロ
「お主には忍びとしての務めがござろう?
さあ、行け。」
アカギ
「ったく、まーたひとりで行っちまった・・・・・・。
Nikuq殿、悪いが、姫様は頼んだぜ。」