オスェル
「俺ら荷運び人つったってよぉ、
毎日毎日、人様の荷物を届けるので精一杯さ。
馴染みの友達に書いた手紙も、届ける時間がありゃしねぇ。
そうだお前、俺の代わりに「シルバーバザー」まで
「キキプ宛の手紙」を配達してくれないか?
それと・・・・・・手紙には、
「ハンマービークの尾羽根」を5枚添えてもらいたい。
羽は近くにいる「ハンマービーク」から入手できるぜ。
キキプは古い馴染みでな。
あいつの住んでる「シルバーバザー」に関して、
最近、妙な噂を聞いて、ちょっと気になってるんだ。頼んだぜ。」
キキプ
「何よ、あんた冒険者!?
もしかして、あいつらに雇われて嫌がらせに来たの?
アタシはここを一歩だって動かないんだからねッ!」
(キキプ宛の手紙とハンマービークの尾羽根を渡す)
キキプ
「「ハンマービークの尾羽根」と手紙?
あら・・・・・・この手紙、オスェルからじゃない。
どういう風の吹き回しかしら、どれどれ・・・・・・。」
手紙
「キキプ、元気か?
シルバーバザーに立ち寄ることもめっきりなくなって、
お前と会う機会も少なくなっちまった。
シルバーバザーは今、厄介事が起きてると聞いた。
お前もそんなシケた集落で、いつまでも腐ってちゃ駄目だ。
大きく羽を広げて、はばたくときじゃないか?」
キキプ
「は、はばたくって・・・・・・
だから「ハンマービークの尾羽根」を添えたってわけ?
バカみたい、だいたいハンマービークって飛べないわよ?
それに・・・・・・悪いけど、余計なお世話よ!
私はこの集落から、はばたくつもりは毛頭ないからね!
ええ、テコでも動くもんですかッ!」