ハムジ・ガー
「・・・・・・貴君。
南方のサゴリー砂漠に「忘れられたオアシス」なる、
猫どもの隠れ里があるのをご存知か?
先刻、戦士ルーン・ガーより急報あり。
オアシスの猫どもが、卑怯なるザハラク勢の強襲を受け、
その多くが打ち倒され、連れ拐われたとのこと。
猫どもはその殆どが鏖殺され、連れ拐われたり。
だがしかし、九死一生、遁走に成功せるもの有りと聞く。
・・・・・・我らに猫どもを助ける義理はなし。
なれど、敵が「炎牙衆」とあらば、これ看過できぬ憂患。
勇み立ちて干戈を交えること、やぶさかでなし。
そこで貴君に頼みたい。
ここより南西、敵地ザンラクに急ぎ向かいて、
ルーン・ガーと合同し、死に損ないの猫を助けよ!」
ルーン・ガー
「オイオイオイオイ!
確かに「応援を頼む」って報せを送ったが・・・・・・
よりにもよって、オメェかよっ!?
・・・・・・だが、一足遅かったようだぜ。
隠れていたはずのミコッテ族が、いなくなっちまった。
「炎牙衆」どもに見つかり、連れ拐われちまったんだ・・・・・・。
拐われた先は、きっと「ザンラク脇本陣」。
奴らの前線基地だ。
・・・・・・フン、いい作戦を思いついたぜ。
オメェに、このドレイクを貸してやるよ。
こいつに乗って「ザンラク脇本陣」に向かえ。
アマルジャ族は、かがり火を焚くのに油を使う。
「燃油の樽」に、ドレイクの炎息を吹きかけて燃やすんだ。
相手が爆発に気をとられている隙に、
俺は囚われたミコッテ族を助け出す。
陽動作戦が成功したら、砂漠の入口あたりに集合だ!」
ルーン・ガー
「なんだオメェ、ドレイクにもう一度乗りたいってか?
ホラよ、さっさと行きな!
「燃油の樽」を、ドレイクの炎息で燃やすんだ!」
ウ・ナパ
「ああ、助かった・・・・・・。
狩猟中に突然襲われ、反撃する間もありませんでした。
それにしても、助けてくれた彼女・・・・・・もしかして・・・・・・。」