連載最終回「種は国境を越えて」

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連載最終回「種は国境を越えて」 - (2015/08/01 (土) 20:17:07) のソース

*連載最終回「種は国境を越えて」
-依頼主 :ムジ・ミュリラー(イシュガルド:下層 X9-Y11)
-受注条件:園芸師レベル60~
-概要  :エーテライト・プラザのムジ・ミュリラーは冒険者の来訪を歓迎しているようだ。

#blockquote(){ムジ・ミュリラー
「おおっ、訪ねてきてくださり、ありがとうございます!
 でも、まだバジールさんから依頼は・・・・・・おや?
 おおっ! 噂をすれば、バジールさんじゃないですか~!
 バジールさん、お元気ですか~。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、ええええええええっ!!
 たた、大変です・・・・・・!
 わたしの書いた記事が、お偉方の目に留まって、
 バジールさんが罪に問われているそうなんです!
 機密に関わるような部分は伏せていたので、
 そのあたりの罪に問われてはいないようですが・・・・・・。
 背景には、貴族たちの利権争いがあるみたいです・・・・・・!
 あの浮島を管理しているのは、アインハルト家。
 対立するゼーメル家が、お偉方を焚きつけたみたいで・・・・・・。
 「バジール」さんから、お話を伺ってきてもらえませんか?
 わたしも何かできないか、探ってみます!」
}
キャンプ・クラウドトップのバジールと話す
#blockquote(){バジール
「とんでもないことになりました・・・・・・。
 園芸師ギルドの協力を得ていたことを問題にして、
 ヴァンクトロワ卿という神殿騎士様がやってきて・・・・・・。」
ヴァンクトロワ
「・・・・・・なんだ、貴様は?
 バジールのところに出入りしている園芸師か。
 バジール、そこらで栽培しているギサールの野菜・・・・・・!
 聞けば、グリダニアから取り寄せたものと言うではないか。
 我らが領内に、なんとおぞましい株を植えたものだ!
 此度の件は、教皇庁でも大きな問題となっている・・・・・・。
 司祭であるオビエロ神父にも来ていただいた。
 神父から、事の重大さを伺うといい!」
オビエロ
「イシュガルドにおいては、常識に属する話だが・・・・・・。
 一般的に「ギサールの野菜」と呼ばれる葉物には、
 クルザス原産種と近東原産種のふたつが存在している。
 近東原産種が、エオルゼア各地で栽培されたため、
 共通語の「ギサールの野菜」という呼び名が有名だ・・・・・・。
 しかし、古エレゼン語では異なる名で呼ばれていた。
 いくら他国において、近東原産種が主流になろうとも、
 イシュガルドではクルザスの恵みたる古来の純粋種を守りとおす。
 ・・・・・・それが、我が国の伝統であり、誇りだったはず。
 貴様は、我が国の誇りに泥を塗った。
 口先だけの言い訳などは不要・・・・・・。
 抗弁があるなら、確かな証拠とともに示してみよ。」
ヴァンクトロワ
「我々は、そこで待たせてもらう。
 証拠を用意できないときは、わかっているだろうな。
 決闘裁判にかけられることを覚悟しておけ!」
バジール
「け、決闘裁判だなんて、そんな・・・・・・。
 私は、ここを開拓して、ゆくゆくは、
 イシュガルドを豊かにしようとしていただけなのに・・・・・・。
 私が罪を免れるには、反論の論拠が必要なようです・・・・・・。
 お手数をおかけしますが、ギサールの野菜を提供してくれた、
 園芸師ギルドの「フフチャ」さんに相談していただけませんか?」
}
#blockquote(){ヴァンクトロワ
「ふん、たかが園芸師が、勝手をしおってからに!」
オビエロ
「他国の作物を植えるなど、軽率が過ぎたな・・・・・・。」
}
園芸師ギルドのフフチャと話す
#blockquote(){フフチャ
「・・・・・・まぁ、そんなことが!
 なんと頭の堅い人たちでしょう!
 自然界に、自分たちの理屈を無理矢理あてはめるなんて。
 ええ、証明することは可能です。
 だって、私がバジールさんに提供したギサールの野菜のほうが、
 彼らのいう「純粋種」に近いんですもの!
 あのギサールの野菜は、近東産ではありません。
 数代前のギルドマスターが持ち帰ったクルザス産の品種を、
 こちらで保管してきたものなんです・・・・・・!
 そして、彼らの知らない事実がもうひとつ・・・・・・。
 現在、イシュガルドで栽培されている「純粋種」の多くは、
 近東原産種に取って替わられているという研究があるのです。
 この説が正しければ、私が提供したギサールの野菜の方が、
 彼らが心酔する「クルザス原産の純粋種」に近いことになる。
 この「園芸師ギルドの野菜」を持っていきなさい。
 バジールさんに提供した、ギサールの野菜と同じものです。
 こちらのほうこそ、本当の意味での「純粋種」・・・・・・。
 クルザスの野生種「カベイジの野菜」を改良した種です。
 一流の専門家なら、同じ系統の品種とわかるはずだけど・・・・・・。
 ・・・・・・なんと、高名なマルティノー博士と面識があると!?
 でしたら、彼に証明してもらったらどうでしょう!
 野生の「カベイジの野菜HQ」を採集し、比較してもらうんです。
 発表された学説によると、「クルザス西部高地」の、
 あまり人が足を踏み入れていない地域になら、
 当時のままの純粋種が現存する可能性はあるそうです。
 なんとか「カベイジの野菜HQ」を探し出して、
 イシュガルドの本草学者「マルティノー」さんに見せるのです。
 比較のためには、3つほどあれば大丈夫なはず・・・・・・!」
}
#blockquote(){(キャンプ・クラウドトップ)
バジール
「・・・・・・どうでしょう、反論の論拠を示せそうですか?
 今は、あなただけが頼りなのです・・・・・・。」
}
クルザス西部高地でカベイジの野菜HQを草刈
#blockquote(){マルティノー
「・・・・・・おや、ずいぶんと切羽詰まった顔だな。
 今度は、どんな難題に直面しているのだ?」
}
  園芸師ギルドの野菜:園芸師ギルドで栽培されていたギサールの野菜