心すれちがい

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心すれちがい - (2015/08/03 (月) 21:42:01) のソース

*心すれちがい
-依頼主 :マルセル(ウルダハ:ザル回廊 X10-Y12)
-受注条件:彫金師レベル55~
-概要  :宝飾店「エシュテム」のマルセルは、少しあわてているようだ。

#blockquote(){マルセル
「これは、Niuniu様。
 申し訳ありません、少々あわただしいことになっております。
 実は、依頼人ジュエルド・ピーク様のご主人がご来店なさるのです!
 もちろん、奥様の依頼のことは、ご存じないはず・・・・・・。
 軍務で急遽ウルダハにお戻りのようで、そのついでだとか。
 ・・・・・・ああ、いらっしゃったようです。」
スティル・リバー
「マルセル君、久方ぶりですね!
 すぐに行かねばならんので、手短に伝えましょう。
 実は妻への贈り物として、オルゴールを作ってほしいのです。
 どうです、我ながら、なかなか気の利いた贈り物でしょう。
 曲目は古い流行り歌・・・・・・あの有名な「ウルダハの歌姫」が、
 世に出るきっかけとなった曲を使ってください。
 当時、歌姫の美声に聞きいっていたとき、
 たまたま隣の席にいたことが、妻と私のなれ初めでね。
 ふたりが出会った記念日に贈って、驚かせてやりたいのです。
 オルゴールの外観は、マルセル君と職人さんにまかせます。
 ・・・・・・ただし妻には、くれぐれも内密に頼みますぞ!」
マルセル
「・・・・・・こ、これは、大変なことになりましたね。
 ご夫婦はともに、同じ日に、同じ曲のオルゴールを、
 おたがいに内緒で贈ろうとされています。
 どちらかに正直にお話しして、あきらめていただくか・・・・・・?
 いやしかし、それでは「内密に」という約束を破ることに・・・・・・。
 ・・・・・・ここはひとつ、あなた様のお師匠様にあたる、
 「セレンディピティー」様に相談してみましょう。
 知恵を貸していただけるかもしれません。」
}
彫金師ギルドのセレンディピティーと話す
#blockquote(){セレンディピティー
「・・・・・・ふむふむ、それは弱りましたね~!
 いい加減な職人なら、注文どおりに同じ曲のオルゴールを、
 納品して終わりですけど・・・・・・もちろん、それはありえません。
 かといって、ご夫婦に正直に話しちゃうのもダメですよね。
 秘密のプレゼントに込められた「心」が台なしです!
 私も、すぐにいい解決法は思いつきませんけど・・・・・・
 私のお師匠様は、こんなことをおっしゃっていましたよ。
 あれこれ思い悩むより、トコトン技術的な可能性を追究しろって!
 たとえば、オルゴールに使う曲を深く掘り下げることで、
 妙案が浮かぶかもしれませんよ。
 ・・・・・・ご夫婦の想い出の曲って、どんな曲なんでしょう?
 「ウルダハの歌姫」が世に出るきっかけになった歌・・・・・・?
 あれ・・・・・・その流行り歌を作った方、私、知ってますよ?
 むかしお世話になった、ピエリヴァンさんという方です。
 いっそ曲を書いたご本人に、お話を伺ってみたらどうでしょう?
 歌について深く知れば、いい案が浮かぶかもしれませんしっ!
 あの方は今・・・・・・イシュガルドの名門貴族である、
 アインハルト伯爵のお屋敷にお世話になってるそうですが・・・・・・
 こうなったらもう、イシュガルドまで行っちゃいましょう!
 イシュガルドの「アインハルト伯爵邸」で、
 衛兵さんに、私からの紹介状をお渡ししてください!
 きっと、ピエリヴァンさんに会えると思いますっ!」
}
アインハルト伯爵邸の衛兵にセレンディピティーの封書を渡す
#blockquote(){バーテロット
「アインハルト家に何用だ?
 用件なら、私が承ろう。」
(セレンディピティーの封書を渡す)
バーテロット
「・・・・・・ほう、はるばるウルダハからピエリヴァン様に。
 あいにくあのお方は今、アバラシア雲海に滞在中だ。
 お館様の旗下にある、騎兵団に同道しておるのだよ。
 伯爵の奥方は、ピエリヴァン様の楽曲が大のお気に入りでね。
 この話も、奥方が現場のほうに強引にねじ込んでしまったのだ。
 雲の上なら霊感が降るやも・・・・・・などという戯言を真に受けてな。
 どうしても「ピエリヴァン」様に会いたいのなら、
 アバラシア雲海の「キャンプ・クラウドトップ」に赴くといい。」
}
キャンプ・クラウドトップのピエリヴァンと話す
#blockquote(){ピエリヴァン
「君は・・・・・・?
 おお、かのセレンディピティー嬢のお弟子さんですと?
 なんと麗しきお嬢さんでありましょう!
 ・・・・・・ふむ、オルゴールに僕の曲を使いたいとは、光栄至極!
 あれは「ウルダハの歌姫」、フ・ラミンさんの美声に触発されて、
 わずか一夜で書きあげた曲でしてね・・・・・・。
 ・・・・・・なるほど。
 夫は妻に、妻は夫に、それぞれ内緒で、
 同じ歌を贈りあおうとしていて弱っていると?
 ふふふ・・・・・・このピエリヴァン、
 ご夫婦を満足させる、完璧な方法を思いつきましたよ!
 オルゴール用に、ある特別な「編曲」を施すのです。
 しかし、編曲にあたって譲れぬ点がひとつだけあります。
 あれは、歌姫の「美声」から霊感を得た楽曲・・・・・・
 かの美声に匹敵する音色の、オルゴールにしていただきたい!
 その条件を満たす音色を、一度だけ聴いたことがあります。
 音色の要である「櫛歯」にハードシルバーを用いた、
 とある名工の「最高傑作」とされるオルゴールでした。
 ゆえに製作には、ハードシルバーの精錬技術が必須。
 どうでしょう、ひとつ、お持ちいただけませんか?
 僕を満足させる「ハードシルバーインゴット」を・・・・・・。」
}
ハードシルバーインゴットを製作
  セレンディピティーの封書:セレンディピティーが記したアインハルト家への紹介状