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ファイネストアワー - (2010/04/11 (日) 02:06:50) のソース
*ファイネストアワー #contents **データ -バンダイナムコゲームス:2009年08月25日配信 -ナムコ:1989年09月稼動開始 -ジャンル:ACT -使用基板:SYSTEM II -プレイ人数:1~2人(交互プレイ) -コントローラ:リモコン・GCコン・クラコン -使用ブロック数: -紹介ページ --[[VC紹介ページ>http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/download/virtual_consolearcade/]] --[[Kyo's Home>http://www.geocities.jp/achaloog/FH/finest.html]] **概要 横スクロールのロボットアクションゲーム。 ガンダムを初めとするサンライズ系ロボットアニメを髣髴とさせる世界観。巨大ロボットの重量感を表現した挙動。オートロックオンとダッシュを駆使した「敵陣を駆け抜ける」爽快感などが特徴。 「重さ」を感じさせる独特の動きはアクションゲームとして考えるとあまり褒められたものではなく、囲まれるとあっという間に撃破されてしまう難易度の高さもあってリリース当時はそれ程ヒットする事は無かった。 しかし視点を変えて「これはロボットという重量のある物を操縦するゲームなのだ」と考える事で評価は一変する。 レバー操作から自機が動くまでの反応の悪さも「マシンの操縦」というワンクッション挟んだ動作と考えれば納得できる。そんな状態で考え無しに敵へ向かっていく事はよく考えてみれば無謀でしかない。 つまりマシンの挙動を理解して乗りこなす事が重要で、そうする事ではじめて自機は鬼神のように敵陣を突破するスーパーロボットへと変貌するのだ。この辺りは同じロボットゲームの傑作「[[重装機兵ヴァルケン]]」などにも通じるものがある。 実際「魅せ方」に関しては非常に細かくこだわって作られている。それは例えば多間接を駆使したメカ表現や綺麗な爆発エフェクト、迫力のある効果音だったりするのだが、こういった渋い演出は車に例えるならAT全盛の今あえてMT車に乗るようなもの。君は「ロボットに乗りたい」かい?俺は乗りたい! 演出も非常に凝っており、主人公の背負ったドラマをプレイヤーに妄想させてくれるオープニングや1面中盤で挿入されるタイトルバックは「まるで映画のよう」で非常にカッコいい。またゲームオーバー時のコンティニュー画面ですら独特のカッコよさを見せ付けてくれる。クリアできてもできなくてもそれは一つの物語なのだ。 後の演出系STGなどにも見られる「コイン投入からエンディング(orゲームオーバー)までを一つの映像作品として見せる」というコンセプトが徹底されていて、それはエンディングで確信に変わるだろう。まあ最後のあれに納得できないって人もいるでしょうが…w ゲーム的には後半の時間制限の厳しさが有名。まさに敵陣突破という言葉が相応しい。それでもパターンゲーではあるのでマップと敵配置を覚えれば絶望的という程でも無い。 今回のVC版が待望の家庭用ハード初移植となる。おそらく今のタイミングを逃せば永久に移植は無かったと思われるのでナムコGJというより他ない。 **ゲーム内容 -プレイヤーは「謎の傭兵X」として自機シグナスを操縦し、コロニー最深部で建造されている最終兵器を破壊する事が目的。 -レバー+3ボタン(ショット・カーソル変更・バーニア)で操作する。 --レバーを左右どちらかに2回倒すと一定距離ダッシュする。 --シグナスの前方には照準が表示され、ショットボタンを押すと照準の位置へマシンガンを放つ。&br()照準は最も近い距離の敵へ自動的に移動するが、カーソル移動ボタンを押すごとに画面内にいる他の敵へ移動していく。 --バーニアボタンを押すと画面下のバーニアゲージの残る限り上昇&ホバリングする。バーニアゲージは使用していなければ自動回復する。&br()また、落下して地面に着地した際には硬直時間が発生するが、その長さは落下した高さに応じて変化する。 -敵の攻撃を受けると画面下のTEMPゲージが上昇していく。&br()Hまで到達してしまうとシグナスが破壊されてしまいゲームオーバーとなる。&br()ただし残り時間が0になっていなければ少しづつ回復していく。 -画面下には他にもレーダーと残り時間を示すタイマーが表示されている。&br()タイマーが0になるとそれまでと逆にTEMPが徐々に上昇していく。&br()また、ステージクリア時には残り時間に応じてボーナスが入るのでスコア狙いでは重要。 -全4ステージ×2周エンド。エンディングの長さとその内容は密かに有名である。 **裏技 **紹介映像 &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=pX-e81E1wNY){336,280} **他作品との関連 本作はナムコにしては非常に珍しい「ロボゲー」作品である。 後のタイトルを見ても本作の直接的なフォロワーは存在せず、家庭用ハードへ移植されず知名度が低かったという事も相まって「幻の作品」と呼ばれ続けていた。 バーニアの挙動などから強引に解釈すれば「機動戦士ガンダム 連邦vsジオン」に割と近い感じなんですがw