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【被告への当事者尋問】

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最終更新日 3/22

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裁判長:では、次に被告主尋問を行います。被告の方、証人席へ。
 被告:はい。

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裁判長:これより、被告の尋問を行います。お名前は?
 被告:早田伸(はやた しん)です。

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裁判長:住所、職業、生年月日については事前に裁判所に提出された出廷者カードの内容通りで間違いありませんか?
 被告:はい。

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裁判官:では、今から宣誓をしてもらいます。廷吏が宣誓書をお渡ししますので、それを朗読して下さい。
 被告:はい。宣誓、良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います。

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裁判官:座って下さい。宣誓をされましたので、本当の事を述べて下さい。
    もし、嘘を言いますと、過料の制裁を受けることになりますので、気を付けて下さい。
    では被告代理人、主尋問をどうぞ。

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被告側代理人(以下被告代):はい。あなたは平成20年3月20日正午、愛知県みなみやま市中町付近で怪獣アルファと戦ったとされていますが、このことに間違いはありませんか?
被告:はい。

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被告代:どうして怪獣と戦おうと思ったのですか?
 被告:TVを見ていたら、ニュース速報で怪獣が現れたと、生中継が入ったんです。
    そこで自衛隊の戦闘機が次々に撃墜されて苦戦している事を知りました。
    しかし一方怪獣は街を壊し続けていたので、自分が怪獣を倒すしかないと思って、
    ウルトラマンになって現場の方へ向かいました。

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被告代:その時の街の被害はどれくらいでしたか?
 被告:怪獣が歩いてきた周辺のビル、道路、線路は全滅だったように思います。

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被告代:あなたは戦った場所の近くに公園建設予定地があり、空き地が広がっていたことは知っていますか?
 被告:はい。知っています。

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被告代:そこに移動して戦うことはできましたか?
 被告:たしか、その公園予定地は避難場所に指定されていて、避難した人がかなりいたと思います。
    飛んでくる途中に見たので、そのことは覚えています。

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被告代:では、怪獣と戦い始めて怪獣にどのような攻撃をしましたか?
 被告:殴る、蹴る、絞めるなど接近してできる攻撃を選びました。
    周りの物を壊さないように投げ飛ばしたり、地面に倒して攻撃することは控えました。

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被告代:その攻撃は怪獣に効いていたように見えましたか?
 被告:はじめは全く効いていないようでしたが、攻撃しているうちに首のあたりの皮膚がほかの場所に比べて弱いことに気づいて、
    そこを繰り返し攻撃しているうちに怪獣の動きが鈍くなっていきました。

104-2

被告代:あなたはこの証拠に寄りますと、体格的にも不利がありましたね?
 被告:ええ、そうなんです。

105

被告代:反対に、あなたはどのような攻撃を受けましたか?
 被告:尻尾ではたかれたり、かみつかれたり、鋭い爪で引っ掻かれたり首を絞められたり、もう散々でした…

106

被告代:あなたはこれまで何体かの怪獣と戦ってたそうですが、これまでのと比べて今回の怪獣はどうでしたか?
    手ごわかったですか?
 被告:はい。大きさも力もこれまでのものに比べて格段に大きく強くて、かなり手ごわかったです。
    それにこれまでの怪獣はもっと大人しくて、ちょっと言えば森にすぐに引き返してくれる怪獣ばかりだったので
    …こんなに好戦的な怪獣は初めてでした。

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被告代:あなたは巨大化してから3分間しか戦うことができなくて、戦闘開始から3分が近付くと
    胸についているカラータイマーと呼ばれる部分が警告音とともに赤く点滅するそうですが、
    怪獣と戦い始めてどれくらいでカラータイマーは鳴り始めましたか?
 被告:おそらくさっき言った怪獣の弱点を見つけた頃に鳴り始めたと思います。
    カラータイマーは残り1分くらいから鳴り始めてその後だんだん点滅のペースが速くなっていきます。

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被告代:その弱点を攻撃してからどれくらいで怪獣を倒しましたか?
 被告:倒したと思ったころには、かなり点滅が速くなっていたので、30~40秒くらいだったと思います。

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被告代:怪獣の致命傷となったのはどのような攻撃でしたか?
ハヤタ:首にチョップをしたら気を失ってふらふらしていたので、たぶんその攻撃ではないかと思います。

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被告代:では原告所有のビルを壊したのはどの攻撃だったか覚えていますか?
ハヤタ:たぶん方角からして、怪獣の動きが止まった後、急に倒れかかってきたので襲いかかられたと思い、
    倒れ込んでからすぐに蹴り飛ばしたときに、怪獣がそのビルに倒れこんだのだと思います。

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被告代:怪獣を蹴り飛ばす必要はありましたか?
ハヤタ:私のカラータイマーもかなり速くなっていましたし、このまま怪獣の下にいたらやられると思ったので、
    思わず蹴り飛ばしました。

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被告代:最後に伺いますが、あなたが現われなかったら怪獣のせいで西町に被害が出てたんでしょうね?
ハヤタ:人やビルも多い西町に甚大な被害が出ていたと思います。
被告代:なるほど…わかりました。こちらからは以上です。

最終更新:2008年03月23日 00:46