【原告への反対尋問】
最終更新日 2008年03月23日 (日) 22時25分39秒
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裁判長:では被告側代理人、反対尋問をどうぞ。
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被告側代理人(以下、被告代):はい。先ほどみなみやま公園の建設予定地で戦うことができたはずとおっしゃいましたが
戦闘していた当時、その公園予定地は広域避難所に指定されており避難した人が多数いました。そのことはご存じでしたか?
原 告:いいえ、知りません。
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被告代:だとすると、公園予定地の次に開けていた中町で戦闘するしかなかったのではないですか?
原 告:そこに人がいたなんて知らなかったので、分かりません。
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被告代:ところで、ニュース、週刊誌等では他にも怪獣が出現し、建物、農作物等に被害が出ているという
報道がなされていますが、やはり怪獣が現れた以上、ビルが壊れてしまうのは仕方がないのではないですか?
原 告:怪獣によって建物が壊されるのは仕方がないと思いますが、被告によって壊されるのは本末転倒だと思います。
怪獣を止めるために来た被告が被害を拡大させてどうするんですか?
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被告代:そうですか…被告が怪獣を倒すのに、蹴り飛ばすという手段を用いたのは、被告がやむを得なかったからではないですか?
原 告:怪獣は、蹴り飛ばす前の攻撃ですでによろよろとして弱っていたように見えました。
それなのにあんなに派手に蹴り飛ばす必要はなかったと思います。
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被告代:わかりました。原告は本件ビルでなく他の場所を狙えると言ったが、その根拠はなんですか?
原 告:私が戦闘を実際に見ても、地図(甲第5号証)で確認しても、更地やデパート建設予定地など、
他に怪獣を蹴り飛ばすことのできるような場所はありました。
それに、被告には他の場所に蹴り飛ばす余裕があったように見えました。
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被告代:被告には余裕があったとおっしゃいましたがどうしてそのようなことがいえるのですか?
原 告:はっきりとした根拠はありませんが、周りを見ながら自分の体をかばいながら倒れたように見えたので
まだ余裕があったのかなと思いました。
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被告代:ところで、あなたは蹴り飛ばした瞬間にどこにいましたか?
原 告:私のビルの近くにある、北が丘と言う名のちょっと小高い丘にいました。
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被告代:そこには当日の朝からずっといたのですか?
原 告:いいえ、朝はビルにいましたが、昼少し前に丘に散歩に行きました。
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被告代:ということは、怪獣が現れるのを見たのはその丘の上からだったのですね?
原 告:はい、そうです。
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被告代:丘にきて、しばらくしてから怪獣が現れたのですか?
原 告:はい。
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被告代:怪獣が現れたのを直接見たのですか?
原 告:はい。
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被告代:怪獣はどのように現れたのですか?
原 告:現れたのを見たというか、ふと見たら東町に怪獣がいました。
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被告代:東町のビルが壊れるときに、自分のビルも壊れると思いましたか ?
原 告:いいえ、そうは思ってません。
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被告代:そのとき通報しようと思いましたか?
原 告:怪獣が怖くて、通報することも思いつきませんでした。
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被告代:午後0時14分に、丘の上一体も避難命令が出ましたが、なぜ貴方は避難しなかったのですか?
原 告:恐怖で体が竦んでしまって、動けませんでした。
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被告代:ではあなたの事件当時の記憶は確かなのですか?気が動転していて曖昧な記憶しかないんじゃないですか?
そもそも、ちゃんと見ていたのですか?木の陰とかに隠れていてまともに見ていなかったのではないですか?
原 告:確かにこの目で見ました。でも目の前に巨大な怪獣が現れて冷静でいられる人なんていませんよ。
じゃあ、あなただったら落ち着いて観察できると断言できますか?
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被告代:私の質問にだけ答えて下さい。
原告:・・・・確かに見ました。
被告側:まあ、いいでしょう。以上です。
最終更新:2008年03月23日 22:25