のびハザ削除騒動に関する共通認識

2018年9月下旬ごろから小学館による圧力によって、YouTube等の動画投稿サイトに上がっていたのびハザ関連動画が一斉に削除されるという事態が発生しました。
その影響から、旧のびハザまとめサイト(現まとめサイト跡地)は自主的に作品公開を取りやめました。
(以下、この出来事を「削除騒動」と呼びます)

削除騒動の時系列や原因について偏った認識を持つユーザーも少なくないため、このwiki内の共通認識としてこのページを設けます。
(削除の原因を追及したり、個人の見解を示すページではありません)

【目次】

1.以前ののびハザの立場について

トップページにあるように、のびハザは著作権を以下の機関に帰属しています。

ドラえもん 小学館
バイオハザード CAPCOM

もちろん「ドラえもん」および「バイオハザード」の使用は許諾を得ておらず、版権元からすれば好ましいものではありません。

しかし、削除騒動以前は

  • のびハザはフリーゲームであり、販売されていたわけではない。
  • 二次創作によって版権元の人気も高まる可能性がある。
  • 大規模な削除にはコストがかかる。

以上のような理由から、半ば黙認されていた状態でした。
限りなく黒に近いグレーであったとわかります。

2.削除の原因

2018年9月下旬ごろからのびハザ関連動画の削除が始まりました。
その主な原因だと考えられるものを列挙します。

コンテンツの肥大化

2011年ごろから2017年ごろにかけて高クオリティの改造版が相次いで発表され、Youtube上の検索回数も増大していることがわかります。


改造版の完成度の上昇に加え、YouTuberやゲーム実況者といったネット上の活動が本格的に職業化した時代背景もあり、二次創作であるはずののびハザが広く認知されました。
さらにはニコニコ内ゲーム投稿サービス「RPGアツマール」に改造版が投稿されたりと、アングラコンテンツらしくない、「悪目立ちする状況」がありました。

(追記:アツマールで投稿された作品は掲示板にて指摘を受けすぐに公開が取り消されており、また収益の発生のためにはニコニコ公式による審査が必要であったため、作者が収益を得ていた可能性は低いと思われる)


プレイ動画による利益の発生

当時数十万回以上再生されていた動画もザラにあり、二次創作作品を使って公然と収益を得られるというおかしな状況にあったため、小学館は大規模な削除に踏み切ったと思われます。

サジェストの浄化

子供向けの「ドラえもん」、青年向けで出血などの表現が含まれる「バイオハザード」を
元ネタとするのびハザはエルサゲートの部類に属しています。
当時から「のび太の」と検索するとサジェストとしてのびハザ関連のワードが上位に表示されるといったサジェスト汚染が広まっていたことも原因の一つと考えられます。

(「グロえもん」しかり、当時からエルサゲートが大きな問題となっていた)

3.削除騒動以降のモラルについて

削除騒動を通して、権利者の小学館はのびハザを良しとしない意思を明らかにしました。
のびハザは二次創作である以上、権利者の意思に従うほかないでしょう。
以下、削除騒動後ののびハザの扱いについての注意点を列挙します。

公然と配布することは避ける

SNSなど多くの人が閲覧できる場所でこれ見よがしに作品を配布するなど、権利者の意思を逆なでする行為は控えましょう。

動画配信者にのびハザを勧めない

YouTube上で削除される可能性の高いコンテンツを薦めることは立派な迷惑行為に当たります。
また、当wikiはのびハザ関連動画の投稿を「非推奨」としています。

削除の責任追及など無用な議論を控える

削除騒動は様々な要因が重なり合って起こっています。
削除騒動の原因を追及し、動画配信者やその他のびハザ関連人物を誹謗中傷したり、過剰に話題に出したりするのは好ましくありません。また、そのような状況を嫌う人もいるでしょう。

のびハザが二次創作物である以上、権利者である小学館への逆恨みもするべきではありません。
権利者にのびハザについて直接問い合わせることなども迷惑行為となりますのでご理解ください。
最終更新:2023年08月03日 12:39