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昔々のお話サ
小さな女の子が生まれたのサ
それはすぐに大きくなって
色んな物を見つけては 宝箱に入れたのサ
宝物を入れてくたびに
その子はにっこり笑ったのサ

ある日カラスに鎖をかけられ
その子は動けなくなった
宝物も探せないまま もがきもせずに笑ってたのサ

いよいよ寂しい女の子
鎖を解こうと手を伸ばす
だけど鎖は茨の鎖 カラスは怒ってけたたましく
鳴いてその子の宝箱を突く 必死で箱を守れども
ヒビが入って壊れだす

どんなに助けを呼んだって
壊れた箱は直らない
宝物はぽろぽろりと 箱から静かに落ちていく
やがて中身が無くなって 箱は崩れてバラバラに
少女は箱が壊れたことも 気づかず破片を抱いて笑う

そして
少女が
箱が壊れていることに
気づい


少女はカラスを握りつぶし
茨の鎖を引きずって カラスの巣から逃げ出した
壊れた箱の一欠けら 弱く握って歩くのサ


おおっと酒が不味くなる
こんな話はここで御仕舞い

結局少女はどうなったか? 気になって酒が不味くなるかい?
このお話は終わってない 完結編はまだ無いんだ
ただ この後どうなったか それだけなら教えてあげる

そうだな


ルナティック

『狂人』サ

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最終更新:2009年03月11日 03:56