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ケンセイ
――――それはあらゆる聖人の集合体

ケンセイ
――――それはあらゆる魂魄の積み重なり

それが終端を迎えた
無限と言える時を超え
無限と言われる代を継いだこの「称号」
それが・・・拳聖、酒呑童子の堅正の代で終わりを告げた

溢れる無数の魂魄は身体に留まり続け、何を思うか


※ケンセイが剣聖達の1人、泉の場合

「やっぱ・・・こうなっちゃったか~」
【分かっていた、堅正と賢聖が相容れない事は】

「賢聖達の夢・・・・・・全ケンセイの顕現の夢は潰えちゃった・・・・」
【分かっていた、多分堅正の思惑通りになる事は】
【賢聖達の夢は他人を犠牲にする・・・それを堅正は見過ごさない事も】

「・・・・・ちょ~っと、残念かな」
【ま・・・暫くはこうして慣れ親しんだ身体の中でのんびり・・・・】
【あれ?何だろう・・・・引っ張られ・・・・・】


※ケンセイが乾聖達の1人、ウルブレヒト(輝ける狼)の場合

【・・・思い残す事は無い】
【昔、堅正と戦って死にゆく際に・・・堅正にくれてやった命だ】
【生前は森の王として・・・死しては乾聖の王として生きた】

【だが・・・・】

「・・・・会いたい・・・」
【最期となるこの瞬間、俺は願う・・・娘に・・・・・】
【ミス・・ティア・・・・・に会いたい・・・】
【俺・・・の・・・・・願い・・・・を・・・・】


※ケンセイが賢聖達の1人、源の場合

「・・・・・堅正、貴方は・・・」
【自分でも分かっていた彼の信念】
【誰かを犠牲にする未来を忌避する彼の生き方】
【誰かを犠牲にする怖さを知っているからできる事・・・】

「また・・・・気付かぬ内に逃げてしまった・・・・」
【悔しいなぁ・・・本当に・・・・・】
【できるなら・・生まれ変わった時は・・・・・】
【正義の・・・・・味方で・・・・・・】


※堅正の場合

「・・・・お久しぶりです」
【死ぬ間際に聞いた声、懐かしきあの人の声・・・・】

『いよっ!堅正』
【煙草を咥えて笑うこの人・・・牽聖、榊 謳華】

「ええ、部隊長殿・・・」
『・・ど~も俺の前じゃ堅苦しいよなお前・・・・ウリウリ・・・・』
【そう、ホッペをグリグリしてくるこのウザったいオッサンこそ】
【儂が唯一尊敬したあの部隊長殿だ】

「ちょ・・・止めてください・・・・・」
『ん?おおスマンスマン、久し振りにその姿見たら虐めたくなってな』
【・・・ああ、そういや鬼の姿のままだったな・・・・グリグリ止めたからまぁいいか】

「で?本題は何です?」
『あ~、その事だが・・・・』

『堅正、お前等生き返れ』
「・・・・・は?」
【訳が分からない・・・てか無理だろ、頭がついに膿んだか?】

「生き返れ?お前・・・・等?」
『そそ、ん~・・・・・3人だな。お前以外で連れて行けるの』
【・・・確定した。膿んでる】
【ま・・・一応方法だけでも聴いておこうかね・・・】

「・・・方法は?」
『ん・・・あ~・・・それなんだが~・・・・
 俺の能力を使おうと思うんだ』
「・・・・・はぁ?」
【部隊長は影使い・・・自身や相手の影で戦い移る能力・・・・それでどうするんだ・・・】

「詳しく話して下さい・・・」
『ん?面倒だからイヤ』
「・・・分かりました・・・それじゃあ成功する確率だけでも」
『ん?知らない』
【・・・・うっわー、1000年以上前から変わってねぇなこの人・・・・】

『はいはいとっととやんぞ!時間ねぇんだから・・・っな!』
【腕を引かれて走る(?)・・・懐かしいな・・・・】
【まぁ・・・この人について行けば大体生き残れたし・・・・大丈・・・夫・・・だろ・・・・・】


※ケンセイが牽聖、榊 謳華の場合

【優しい奴だからな・・・鬼として無差別に人襲いだす前に止まりたかったんだろ・・・】
【依然・・・俺らの時から学習してっから加点・・・合格だ】

「・・・・面倒な部下ぁ持ったな」
【ま、仕方ねぇよなぁ・・・そんなん纏めるのが俺の役目なんだし。それに・・・・】

「それに、部下を生き残すのも隊長の役目だ」
【影の本質は鏡に近い・・・何も無いのに鏡に映る訳が無い】
【それは世界の理が許さない・・・だったら因果を逆転させてやりゃあ良い】

「最期の任務・・・・か・・・」
【影が有るのは其処に人が居るからだって結果さえ作れば・・・】
【器(身体)は世界が、満たすモノ(魂)は傍から引き寄せられる】

「うし、大体4つかそこらなら器もできるな・・・・」

【永久・・・んにゃ、主君殿・・・・・もうすぐ同じとこ行くから待ってな】

【さぁ、生き長らえろよ・・・・馬鹿共】

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最終更新:2009年03月12日 14:30