――大切な物が在る
失いたくなくて、力に手を伸ばした
手繰り寄せたのは黒の回廊
永久の闇に続く道 独り進んで行く
辿り着いたゴールで初めて知った真実
何故だろうか? 落ちつかない心の内
本当は自信がないのに 力に余るような事をしようとしている
後悔をした時には遅く、既に何もかも呑まれている
もがけば、もがく程闇に沈む
ついに、光は潰えた
黄昏の間を彷徨う日々、
自分を取り戻す為に光を探すごとに伴う、追憶の苦痛
それでも取り戻したくて、取り戻したくて――
「いいんちょー。」
気が抜けるような声で、呼ばれた気がした。
振り返る其処には、光へと続く白の回廊があった。
最終更新:2009年03月12日 14:30