――人生を楽譜≪スコア≫に例えるとするなら、人々はそれに音符を書き加えていく事が出来る
誰がどこに終止符≪ピリオド≫を打とうと自由、だが自分の楽譜を進めていくのは自分自身である
他人によって全てが決められる訳では無い。
――少年の楽譜には、突然終止符が打たれた。
だが少年は選んだ、より良い結末を
やり直しの道≪メロディー≫を
より良い道へ進む為の道へ
彼は自分の楽譜に繰り返し≪ダ・カーポ≫を書き加えた
同じ道を選ばぬ方法を探す為に――
「みーつけた、私のお人形さん」
チェス盤のような床の上で、異形のモノを眺める銀髪の少女。
光の鎖で拘束され、人間のような形をしたモノは抜け出そうと暴れている。
「さあ、遊びましょう ――Drache」
彼女が微かに微笑むと、其れは再び世界に送り込まれた。
悪意(malice)の歯車は少しずつ、動き始める。
彼女が手駒にした物の運命を刻々と狂わせて――
彼女の悪夢に囚われた物は、永遠に抜け出す事は出来ないと云われる
少年は再び零へ――
最終更新:2009年03月12日 14:28