【縁側で家族に頬を突かれる隻腕の少年、龍玄】
【彼の周りの家族は皆一様にニヤニヤしている】

なぜ・・・・・・
「フフッ、そりゃ大切な弟が心配でしたからッ!」
【そう。彼は観られていた・・・】

「ベロチューかぁ・・・若いのに過激ねぇ」
【ドッと龍玄の額に汗が浮かぶ】
【そう、観られていた。あの光景を】

(大・・・・失態ッッッッ!!!だッッッ!!!!!)
【龍玄は逃げ出したくなった】
【しかし囲まれている】

「銀兄さんも泉のネーちゃんもそろそろ止めて上げて欲しいさ~」
【ゲイルがヘラヘラと笑いながらオヤツを持って来る】
(ゲイルを利用すれば或いは!)
【一縷の望みをかけてゲイルへ語りかけようとするが・・・】

「ダメよ。こんな面白い事もっと聞かないでどうすんの」
「そうですよッ!こんな面白い事をほっとける訳が有りませんッ!」
「ですよね~・・・・」
【力説する兄と親、困った様に笑いオヤツを置いて去る兄弟。そして・・・】

(終わった・・・・)
【絶望する龍玄】

『さぁ・・・』
「もうちょっと詳しく聞かせてね?」
「もう少しだけお時間頂きますね?」

(誰か殺してください・・・・マジで)

【因みにこの後、ベコちゃんやミーちゃんも加わり・・・】
【龍玄は次の日真っ白な彫刻になっていたそうです】

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最終更新:2009年03月20日 01:05