Ψ第五五世界 永久 炎理の最期Ψ
【機械の街の路地裏】
はは・・・・
【自分の乾いた笑い声が頭に響く】
【静かだな・・・ここ】
【暖かいし、早苗とお昼寝したら気持ち良さそう・・・】
力を・・・持てば。無力さを知る・・・・・かぁ
【過去に師と仰いだあの人を思い出す】
【身体はどんどん冷たくなっていく】
【でも、早苗や長瀬さん・・・榊さんとの思い出が私を温めてくれる】
早苗ぇ・・・長瀬さん・・・・
【温かい思い出が・・・私を・・温めてくれる】
【はずなのに――――】
寂しいよ・・・
【寂しい。心の中は温かい筈なのに】
【温かさが涙になって出て行く】
榊・・・師匠・・・・
【あの人はいっつも、私達・・・ううん、永久の家のために良くやってくれた】
【だから私もいらない苦労はかけたくなかったのに】
【私が修行してる時遠くからアドバイスくれたっけ】
【これ以上、迷惑はかけたくないなぁ】
【でも・・・】
【最後に1つだけ我儘・・・・・】
ごめんねぇ・・・・お父さん・・・
【子供っぽいって笑われそう】
【でも、こう呼ぶのが私と早苗の夢だったんだ】
【さぁ。もう思い残す事は無い】
【丁度眠いし・・・】
【うん・・・いっか・・・・・】
【彼女は近くに有るボイラーの熱で父の温かさを回顧し】
【安らかな眠りについた】
【もう少しだけ】
【もう少しだけ起きていれば本当に温かい腕の中で眠れたのに】
最終更新:2009年03月25日 01:08