彼は死者と対話し、また自らも死者の力を手にした
そして彼はもう一人の己と共に世界を駆ける
彼女は力を手にし、我が道を自由に歩く
その力は、守るべき家族の為に
彼女は力を求め、機械の刃を無慈悲に振り上げる
求めし力は、愛すべき肉親の為に
彼は力を持ち、忌み嫌われても強く生きた
そして彼は、愛する者の為に旋律を奏でる
彼は力の受け皿にされ、復讐を成し遂げる
力を手にした彼はその代償に自我を見失った
彼は生まれながらにして己の存在を見失う
自分は何なのか、それは神のみぞ知る事なのかもしれない
彼女は己の好奇心に身を任せ、広大な世界へと一歩を踏み出す
汚れを知らないその瞳は一体何を見、何を知るのか
彼等は己の思いを、信念を胸に歩む
その思い、どうか崩れないよう―――
最終更新:2009年06月27日 23:51