「嘘にゃ!!そんなの嘘にゃ!!!!」
血なまぐさい負傷者の収容所に幼い声が響く
周囲の負傷者や衛生兵が何事かと声の主へと目を向ける。
『何度でも言う…彼は死亡した。』
冷たい声が幼い少年へと浴びせられる
少年がガタガタと震え、顔色を失う
「嘘にゃ…ご主人が死ぬはず無いにゃ…
僕を迎えに来てくれるって言ってたにゃ!!!!」
『死んだんだよ…私の目の前で。』
「…なんで……何で助けられなかったのにゃ!!!!
君なら…君なら十分にご主人をサポート出来たはずにゃ!!!!」
『…………。』
少年の会話の相手が沈黙を返す
「助けなかったのにゃ…?…………見殺しにしたのにゃ!!!!!???」
沈黙に耐え切れずに少年が声を張る
話し相手を見つめる瞳からは大粒の涙が零れ落ちる
『主人を失ったお前はもう自由だ。何処へでも行ってしまえ。』
「………!!!?」
『戦場は嫌いなんだろ?もうお前の助けも必要ない。消えろ』
「………僕は…………」
少年は俯き、怒りを堪えて両手の拳がワナワナと震える
「僕はお前を召喚師だなんて認めないにゃ!!!!」
会話の相手にそれだけ叫び、契約者を失った赤いブーツの少年は
自分の世界へと戻っていった
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戦場で交わされた
ほんの一瞬の会話…
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最終更新:2009年08月17日 22:21