気付けばいつも独りで居た
己が身体は人を模してできたモノ
人と近しくなる為に作ったモノ
だがそれでも龍の力とは縁を切れない
人からは恐れられ、不安を与えるこの力
己は逃げる様に山へ籠った
それでも尚、人の不安は募るばかり
山へ籠れば悪だくみをしていると考えられた
「ああ………」
それを自覚したのはいつだったか
最初から、もしくはついさっき
「人以外に人の正義は語れぬか」
英雄の礎となる事を…覚悟した
龍と人の物語は
いつも英雄が勝つのだ
それが、物語の決まり……邪悪の象徴たる龍が報われる事は無い
最終更新:2009年08月31日 20:35