――体中が痛い。
傷は無い。だが今の俺は魂が剥き出しの状態に近く、それが癒えるのは恐ろしく時間が掛かる。
会社の連中にヘラヘラ笑顔を見せるのは容易い。
――だが、彼らに、能力者の馬鹿野郎どもにこれを誤魔化せるだろうか?
いつもどおり馬鹿笑いをして、馬鹿みたいな事をやっていれば、誤魔化せるだろうか?
――痛いのはどこだ。
――熱く渇いているのはどこだ。
……相変わらず、化け物になりそこなっているのは変わらない。
さて、俺はあの野郎を止められるんだろうか……一人、自嘲した。
最終更新:2009年09月10日 03:06