【ティエル=レイフィリアのある日の日記より】
――人喰い、殺人鬼、そして悪い意味での狂人。
これらはボクの認識では、「在って」はいけない物だ。
人喰いも、殺人鬼も、自分の一時の快楽の為に他人を犠牲にする――
そして狂気は感染する。だからボクの中には、これらの存在を認めていない。
遠ざける…いや、封じ込めるという表現の方がより近い物だろう。
人喰いも殺人も狂いもしないけど…
ボクの本質は、きっとその行為に近い場所にある。
この世界でも、ボクは何人かのこういう人種の人に出会い…
それから身を守る為に、一時的に「そう」なった――
話は変わるが、ボクが生粋の殺人鬼だと思っていた人がこの世界で元に戻れたらしい。
嬉しい…だけど複雑だ。
だって…ボクが■してきた人の中にだってそういう人がいた筈だから。
それにその人は後天的な殺人鬼……ボクとは違う、いや…似て非なる存在だ。
―――やっぱりボクは、戻れないのかな。
ねえ神様、もし願うなら…いや、叶わない願い事は止そう。
ねえ、父さん、母さん、お兄ちゃん……私は、戻れるのかな――
最終更新:2008年12月04日 23:39