エルネスティーネ

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エルネスティーネ - (2010/11/10 (水) 01:56:34) の編集履歴(バックアップ)


あの方の隣にいるためには────強くないと、いけないから────ッ!



──── Ernestine


「心の迷い」が、そのまま彼女の「道(目標)」を、転じて、帰るべき、行くべき道を惑わせていた。
今の彼女には確たる目標がある。だからもう「迷う」ことはない。



【特徴】
18歳ほどの少女。貧乳
透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い瞳を持ち、お嬢様言葉で話す。
最近はそのウェーブがかった長髪をラメ入りのヘアゴムで括ってポニーテールにしているようだ。
誕生日(正確には所有者の決定した日)は10月22日。やっと1歳になりました。
愛称はエル。押しに弱く臆病且つ気弱な性格で、人を呼ぶ時、特に注意されない限りは「~様」と呼ぶ傾向にある。
かなりの方向音痴であったが、今は改善されたようだ。
アゼルのことを「お父様」と呼び慕い、師匠であるジョンへは淡い想いを抱いている。
加えてお父様大好きな人をけなされると態度が急変し、嫌味を連発したり舌打ちまでするようになってしまう。
一途な性格でもあるのはよく分かるが、それにしても程があるのではないだろうか。


【服装】
季節に関わらず、紅い石のついた指輪を右手の人差し指にはめ、チェーンのついたコインを首に下げている。

≪秋≫
茶色のタータンチェックのワンピースを着用
袖口のところには黒いファーがついており、襟は丸襟
腰の後ろの方には、ワンピースと同じ柄のリボンがキュッと結ばれている
靴は少々幅広の黒いワンストラップシューズを着用している
しかしロンメルと交戦した際にボロボロになってしまったため服を新調。
現在は下の部分がふんわりと膨らんだ、ショコラ色のクラシカルなワンピースを着用。
首元から胸元までは白いチュールの上に何種類ものレースが施された上品な装飾で飾られている。
腰の後ろの方では、ワンピースと同じ色のリボンが大きめにきゅっと結ばれており。
リボンの端やスカート裾、袖のあたりにも控えめに白いレースの飾りが彩りを加えている。
靴は黒い少々幅広のワンストラップシューズで、本スレには表記されていないが薄い白のタイツをはいていたりする。

≪冬≫
黒の強い灰色のワンピースコートの上から、肘よりちょっと上まである、同じく灰色のケープを羽織っている
コートの袖口と裾、襟には暖かそうな黒いファーがついており。
ケープの留め具としてなのか、首元には灰色の大きなリボンが結わえられている。
背中側には編み上げの飾りもある。
先の丸い、少々幅広の黒いワンストラップシューズを履いている。
襲撃者に襲われて以降、ケープとリボンは身につけていないようだ。

≪春≫
ジョンから貰った白いワンピースの上から紺のカーディガンを羽織り。
更にその上から茶色のコートを着ている。
靴はこげ茶色のショートブーツ。
ツァーリと廃墟の壁をペンキで塗りつぶしたことで、服にもペンキが若干付着。
白いワンピースの裾の部分に、青いペンキで描かれたハートマークと、ハートマークの周囲に不揃いな大きさの水玉模様が描かれることになる。
拳銃を手にいれてからは、ベルトを着用しているようだ。
戦闘によってぼろぼろになっているはずだが、どういうわけだか次の登場時にはきれいさっぱり元通りになっている。これがラブパワーなのだろうか……。

≪夏≫
膝上くらいまでの長さの薄い灰色のワンピースの上から、白いレースカーディガンを羽織っていた。
靴は、白い清楚なサンダル。
しかし対レイコード戦でぼろぼろになってしまったので、今は白いワンピースの上から灰色のカーディガンを羽織っている。
腰の辺りには黒の細いベルトを着用。
余談であるがこの白いワンピースは春に着ていたのとはまた別のものだ。


【所有物】
―紅い石がついた指輪。あきらんから貰ったもの。炎を扱うサポートをしてくれるそうだ。
―チェーンの通されたコイン。いつの日かジョンに勝った時に、彼に返す約束をした。
─白スクにひらひらスカートの魔法少女服。名札と魔法のステッキ。エキシビジョン・マッチの参加賞。
久連乃の家までの地図。
─黒いハンドガン。璃王からもらったもの。
─喫茶店「Shafa」の住所が書かれたメモで、からもらったもの。
 護の姉である紗月に渡したため、今は持っていない。
─どこかの住所が書かれた紙。璃王の事務所の住所らしい。
アレイドの名刺。彼の経営する何でも屋の事務所の住所が書かれている。
─赤い和服に黒い帯。それなりに高級品。久連乃からもらったもの。
─紫雲水晶。大きさは指の先ほどの、紫の透明な丸い水晶。久連乃からもらったもの。
  霊土の下に長い間眠ってた原石を磨いて作った物であるが、小さいためにあまり霊的な力はない。
─ホタルブクロの小鉢。ティラミスのいる花屋で購入したもの。
 花言葉は、「愛らしさ」・「誠実」・「忠実」・「正義」「悲しい時の君が大好き」
 小鉢はエルの部屋の窓辺に飾ってあるようだ。
─赤い三角が更に三角を描くように三つ並んでいる三鱗の紋が描かれている、白い小さなひらべったい石。
 簡単なつくりながらつやつやとしており、真円はするりとした輪郭を持つ。
 羽黒からもらったもの。お守りらしい。
─青い小さな花のついた髪飾りと、ちょっとラメの入ったヘアゴム。
 誕生日プレゼントとして怜司からもらったもの。
─懐中時計。誕生日プレゼントとしてお父様から貰ったもの。


【詳細】
レイント社製二足歩行式爆弾人形通称爆弾娘
7体生み出された爆弾娘の次女であるが、縁あってアゼルに所有されることとなった。
心臓の音はせず、その変わりに耳を澄ませないと聞こえない機械の音がする。
治癒力は人間と似たようなものらしく、食べ物の好き嫌いもあるようだ。
『君は敵と認識したものには容赦ないかな?』という問いかけに対し、『お父様の命令なら、例え相手がどなたであろうとも──赤い炎で包んで差し上げますわ』と答えた事から、アゼルに対する忠誠はかなりのものだと見受けられる。
考古学者である父親の影響なのか、季節行事の由来を知っていたり昔の言葉遣いの意味を知っていたりと博識な面も見られる。
本人は「お父様の本を読んでいた」などと言っていたが、明らかに考古学には使わないであろう内容のこと(「胸は揉むと大きくなる」といったようなもの)も知ってたために仕入れた知識のソースは父親の本だけではないのだろう。

子供特有の鋭敏な感覚で、アゼルが自身ではなく、自分を通して「自分によく似た誰か」の姿を見ていることを察知。
「自分によく似た誰か」が、アゼルの昔の恋人(=「お母様」)であることを望んでいる。
尚、アゼルの死んだ恋人の愛称が「エル」だというのは既に知っているようだ。


「強くなりたい」と切に思い、そうなるために鍛錬を続ける彼女であったが、強くなっているのは戦闘面だけではない。
精神的な強さもまた、徐々に徐々に培われていっているようだ。
それは「恋心」を持つというだけではなく、「友達になろう」という趣旨の発言を自ら進んで某人へ告げたり、師匠の言葉に影響され、悪癖であった過度な謙遜を控える努力をしていることからも窺える。


また、強くなりたいと思う原因となった人物への淡い恋心を抱いている彼女は6月に修行の名目で彼へ弟子入り。
それからというもの、エルは路地裏にある彼の部屋で彼と同棲生活を送っている。
ジョンに対して自分をアピールする絶好の機会ではあるのだが、エル自身は「自分はまだジョンに対して想いを告げる資格はない」と思っているようだ。
その理由は、彼女と彼が交わした約束──「(エルが)強くなるまでは、共にはいない」という言葉。
どうやらエルは、自分が彼に勝つことでようやく「告白する資格」が生まれると考えているようだ。
しかしここ数日の彼女は、ジョンの家へ戻る事に対し躊躇うような仕草を見せることもしばしばある。彼女に一体何があったのだろうか。



【能力】


「装着型」という、珍しいタイプのアートマン
能力を発動させる時は彼女の服が赤みを帯び、服飾のデザインが若干変わる。
靴に炎のように赤い小さな羽根が生まれ。
左腕には炎をデフォルメしたような小型の盾が取り付けられ。
胸元に蝶々を真似たブローチが表れる。
そして彼女の足元に、エルを中心とした直径1mほどの炎の円が一瞬だけ浮かび上がる。ぷりきゅあとか言わないで。

能力は「炎の形状変化」と、それを利用した攻撃・防御。
ある程度炎の持つ「特性」をも変質させることができるらしく、「硬さ」を持つ炎の剣や「冷たい」炎などを生み出す姿が確認されている。

詳しくはリンク先の能力 解体新書にて。



【近況】
ふとした縁で知り合った少女エルメアに、自分が人間ではないと気付かれるエル。
だが、エルの正体を知ってなお。エルメアは『人間とか人間じゃないとか関係無く───友達、ですよぅ!』と、こう言った。
自分の所有者であるアゼルや、今まで知り合ったほとんどの人々からも人間扱いはされてきたエル。
だがしかし、『友達』という関係は全く築いていなかったのだ。
エルはどこか戸惑ったようにエルメアの言葉を聞いていたが──やがて、彼女の手を握り返す。
画してエルは、初めての『友達』を得ることができたのだ。


とある夜。
街の郊外で迷子になっていた時に、ジョンとの出会いを果たす。
話の流れから彼女は自分が爆弾娘である事をジョンに告げるが、その事を知るや否や彼はエルに銃口を突きつけたのだ。
どうやら自分を狙ってエルがやってきた可能性がある、とジョンは思ったらしい。
結論から言えばすぐにこの誤解は解けるも、これからエルの生き方に様々な影響を与える彼との出会いは、最悪のものであった。

あまりよくない出会い方ではあったものの、何度かジョンと顔をあわせるうちに彼に懐き始めたエル。
この日は始めてジョンの泊まる宿へ行き──異変はその帰り道にあった。
ジョンが何者かの襲撃にあい、エルともども危機に陥ってしまったのだ。
力もなにも持たず、ただの少女であったエルはこの時「ジョンを守りたい」と強く願い──── ……能力が、覚醒する。
エルの能力覚醒によって一先ずはピンチを脱したエルとジョン。
その後ジョンに自分の宿へと送られ、宿でお父様に怒られるエルの姿があったとかなかったとか。

そして別の夜。
エルはジョンの仕事現場を目撃し、その場の流れからジョンと戦闘になってしまう。
結果的にエルは敗北。
強くならなければジョンの傍にはいられないと思った彼女は、『いつかジョンにも勝てるよう、強くなってみせる』とジョンに宣言。
その言葉を聞いた彼はエルにチェーンのついたコインを託し、『僕に勝った時に返してくれ』と告げてその場を去る。

───其れは、一人の無力だった少女が、強くなるための道を一歩踏み出した瞬間だった


それからしばらく。自身の能力の事も考慮してなのだろうか、郊外の廃墟前で「特訓」をしているエルの姿が目撃される。
ロンメルとの出会いもまた、その特訓の最中の出来事であった。
エルはロンメルに「強さとは何か」を説かれ。その中で「強さは弱さ」「弱味は強味」ということを学ぶ。
しかしその理論は彼女にとって「冷たい炎」「苦い砂糖」と同じくらい理解し難いものであった。
そんな彼女にロンメルは「いつか、分る時が来るさ。」と優しく伝え。「その時まで大切な人を守ればいい。死んでも守り抜く意地を見せてみろ。」と言い残してその場を去る。
そしてエルネスティーネもまた、「弱さを知ってこその強者」という理論をいつかきっと理解出来るようになると誓った。


────初メテモ、マタ────
相も変わらず、廃墟での「特訓」中。エルは一人の女性と出会う。
そして彼女はエルに、戦いを挑んできたのだ。
今までエルが戦った事のある二人は、いずれもエルを殺す気ではなかったが──今回は、違った。
女性は彼女を殺す気で、エルを襲ってきたのだ。
最終的にエルは、炎を変化させた剣で相手の腹部を貫いて勝利を納め、その場から逃亡した。

エルはきっと、今日の事を忘れないだろう。
人を剣で貫いた、感触を、臭いを、音を──彼女は一生、覚えている事だろう。


5月も下旬。
彼女は自身が今どれほど戦えるのかを試すため、男装(後述参照)してエキシビジョン・マッチに参加。カイミ・スラクと対戦した。
試合の後半、エルが戦う理由が「強くなりたいから」というのを聞きカイミが激昂。舌戦を繰り広げる事となる。
だが、お互いがお互いに創られた存在だと知り。“似たような存在なのに関わらず、他人へ好意を抱ける”というエルを見て、なのだろうか。
最終的にカイミが降参し、エルが勝利を納める事となった。
尚、カイミとの論戦の中で「あの方(=黒衣の男)」へ対する告白紛いなことを口走っていたが──?


6月中旬。
廃墟前にてぼーっと座っていたところに、一人の青年と遭遇。
銃を持っている所や拳についている血からなんとなくとある男のことを思い出すも、和やかな時間は長くは続かなかった。
その廃墟を根城にする野盗達が彼女を襲撃してきたのだ。
遭遇時間は深夜。自身の能力は夜闇に目立つという理由から、彼女は自身を囮にしてその間に青年が野盗を撃破するという、作戦ともいえぬ作戦を提案する。
だが青年はそれを受け入れ、エルも銃を持った野盗相手に善戦。計5発の銃弾をその身に喰らうも、青年と共に無事街へ帰る事ができた。

能力に目覚め。「強くなる」ことを決めてから早数ヶ月────。
最初は戦闘を恐れていたエルであったが、最近では傷付き傷付かせることに対し抵抗が薄くなってきているようだ。
これを果たして「成長」と呼ぶことが出来るのだろうか……?


そして──その1週間後。
彼女にとって幾度目かの転機が訪れる。
いつも通りに廃墟で能力や銃の練習をしていたところ、彼女は謎の人物からの襲撃にあう。
ほぼ全力を持ってエルはこの襲撃者と戦うも、結果は敗北。だが敵はエルにとどめをさす事はなかった。
それもそのはず。襲撃者の正体はジョンだったのだ。
戦闘終了後に、彼から「まともな師を見つけろ」と忠告を受けるエル。その言葉に対し、エルは迷いなく自身の師をジョンに定める。
「俺が教えるのは殺人術だ」と言う彼の言葉を聞いても彼女の決意は揺るぐことなく、彼女は修羅への道をまた1歩進む事になる。
彼への弟子入りを果たしたエルは、父親の元を離れてジョンと同居することとなった。
片想い相手への弟子入りと、同棲。この先様々な苦労があるであろう事は火を見るより明らかだが、果たしてどうなるのであろうか──?

7月上旬────ジョンの元で暮らすようになってから暫く経ったある日のこと。
エルは路地裏で謎の少女からの襲撃を受けるも、能力と銃を活用してこれに応戦。
相手を傷つけることも躊躇わず──最終的には相手の死亡という形でエルは勝利を収める。
以前人を殺した時(正確には人を殺したと「思い込んだ」時)には激しく嘔吐したり悪夢をみたりするなどして、殺人への恐怖で潰れそうになっていたエル。
しかし今回はそのようなことは全くなく、ただつらそうな、悲しそうな表情で笑うだけだった。
人を殺すのは(彼女の認識では)まだ2回だが、早くも殺人に慣れてきたのか、或いは『彼』に近づきたいというその想いが殺人の恐怖よりも強かったのかは定かではない。
だが、もし後者であった場合────……

9月下旬。
彼女はカノッサ機関のテロ情報を聞きつけ水の国のソロン霊廟までやってくる。
そこでエルを待ちうけていたのは、かつて誓いを立てた相手ロンメルだった!
地形や相手の能力を利用し、善戦するエルではあったが≪砂の王≫までは一歩届かず結果は引き分けに終わる。
帰り際にまたロンメルから教えをこい──きっと彼女は、また一つ強くなった。


【関連項目】
≪SS≫
タイトル 内容
えるのおるすばん タイトルそのまま、エルがお留守番をするお話
誰もいない楽園 エルネスティーネ、未来の物語
エルの絵本【灰かぶり】 能力者スレ風御伽噺壱ノ巻。キャラ崩壊注意


【参考画像】


キャラクターなんとか機で作成したもの



左から2番目、スカートの少女














強くなると……強くなってみせると約束した人がいるからだ!



────アーネスト・エインズ(Ernest Ains)




長い金髪を茶色のキャスケット帽の中に隠した、少年のような姿の人物。
エルネスティーネの仮初の姿である。胸ぺったんだからこそ出来ることだ。
第二ボタンまで開けている白いブラウスの上から、襟元に白い線の入っている紺色のベストを着用。
スタンダードなこげ茶色のハーフパンツを着こなし、紺のハイソックスと黒いショートブーツを履いている。
首に下げたチェーン付きのコインと、人差し指に嵌めてある紅い石のついた指輪は変装中でも身につけているようだ。

綴りを見れば分かると思うが、アーネスト(Ernest)の由来はエルネスティーネ(Ernestine)を男用の名前に変え、ドイツ語読みから英語読みに変えただけという至極単純なもの。
苗字のエインズ(Ains)も、の苗字エインズワース(Ainsworth)の前半部分を引用しただけである。
なんと言うか、「お前もう正体隠す気ないだろ」と言いたくなるような偽名である。
独特な能力形態ということもあるが、実際試合の観客の1人には一発でばれてた。

普段のお嬢様口調を隠すために、やや古風な喋り方をする。
だが慣れないせいか、無理に口調を変えている雰囲気を受ける。
単語の区切りが多いのも、「うっかりボロがでないようにするため」の努力ではあろうが、逆に不自然である。

話し方の例
  • 「……今宵は、よろしく頼んだ」
  • 「カラスが書き物机に似ているのは、どうしてだか、知って、いるか?」
  • 「……、羽根が破れて、尚、戦う、理由、は?」


因みに、カイミとの舌戦の途中でヒートアップし、キレた時は完全に口調がお嬢様口調に戻っていた。
その上、帽子が落ちて金髪が露わになった直後に自身の正体やら本名を暴露する始末。
いやお前、変装した意味ないじゃん、みたいな。だったら最初から男装せず参加しろよ、っていう。


そんなこんなで突っ込みどころが多いエルちゃんの男装姿。
要望があったり、中の人の気分次第ではまた本スレで出てくるのかもしれなかった。


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