独自魔術式∴TlsM∵:メアリ

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独自魔術式∴TlsM∵:メアリ - (2010/12/15 (水) 21:47:32) の編集履歴(バックアップ)



《概要》


メアリが独自に研究、開発した術式。
循環呼吸による息継ぎの存在しない高速詠唱を前提としているため、メアリ意外が扱うには物理的な壁が存在する。
更に、詠唱の使用言語がどの世界の文献にも存在せず、メアリの持つ魔導書にしか載っていない独自言語体型を前提としているため、解析は困難。
しかし、詠唱の構成はシンプルであり、実践的。詠唱の音程、リズムにより同じ詠唱文でも効果、威力の調整を可能としており、メアリの歌唱力を生かした術式となっている。
メアリの得意属性は、影、闇、氷。そして恐らく彼女独自の属性で有るのだろう第伍物質。



《第伍物質》


メアリが元々行使していた術式、気狂いの童謡で展開されていた黒い靄のような物の正体。
生きている無機物であり、物質の三態の全てを再現可能。
疑似生命として使い捨ての使い魔とする行使を主とするが、第伍物質の特性として“付加”と言うものがある。
第伍物質には、第伍物質と言う属性の他に、もう一つの属性を内部に許容可能な性質が有る。
故に、生きている氷や焔の性質を持った使い魔を創りだす事ができるのだ。
第伍物質の強度は込める魔力により千差万別であるが、最大でも鋼鉄程度である。


《循環呼吸》


フルートを嗜んでいたメアリの特技。
簡単に言うと口の中に空気を溜めて、其の空気を吐き出し音を出している間に息を吸うと言う物。
これだけ聞くと簡単に見えるがかなりの高等技術であり、詠唱に使えるメアリは異常と言っても差し支えない。
之により、息継ぎを無視した高速詠唱を可能としている。



《詠唱》


詠唱の構成は限りなく簡略化されている。

1.元素や属性(焔、水、刃、第伍物質等々)
2.形状(球、矢、針、纏う等々)
3.対象(自分、相手一人、範囲等々)
4.追加(威力の上昇、効果の追加、軌道変化、詳細な座標等々)

最小構成では三単語で術式を構成し、発動することを可能としている。
なお、“要素”の数により、術の威力は飛躍的に向上していくようである。
詠唱分が長くなればなる程、其の詠唱に含まれる音程の変化やリズムの変調が増加していく。
当然のように詠唱の難易度はその分上昇していくが、代わりに威力等の性能は段違いとなる。
逆に最小構成であれば、普通の魔術より威力は劣るため、4つ以上の単語を使うのが基本。
しかし最小単節構成と言うものが存在し、詠唱分を限界まで削り、発動速度以外の全てを犠牲にしたものだ。
我流の為其の構成は荒削りだが、成長の可能性を強く感じさせるものである。

1.普通詠唱。
普通の魔術の行使と変わらない。
音程やリズムの要素が強く咥えられているのが特徴。

2.最小詠唱
三節詠唱を更に短縮した物。
魔術としての性質は最低に落ちるが、構成速度は最速。

3.魔歌独唱
完全に歌の形式を取るタイプ。
かなり消費が大きく、場合によっては循環呼吸を必要とすることもある。
循環呼吸の使用と高速詠唱の併用を使用する場合は、高度の集中を必要とするためにスキが生じ、発動後は詠唱の長さにもよるが軽い酸欠に陥る。しかし、その効果は絶大である。

4.魔歌斉唱
他人と魔力を合わせて同じ詠唱文を魔歌として唱える事により、其の威力を飛躍的に上昇させる物。
パート分け等により複雑化することにより更に其の威力、効果は上昇していく。