メアリが独自に研究、開発した術式。
循環呼吸による息継ぎの存在しない高速詠唱を前提としているため、メアリ意外が扱うには物理的な壁が存在する。
更に、詠唱の使用言語がどの世界の文献にも存在せず、メアリの持つ魔導書にしか載っていない独自言語体型を前提としているため、解析は困難。
しかし、詠唱の構成はシンプルであり、実践的。詠唱の音程、リズムにより同じ詠唱文でも効果、威力の調整を可能としており、メアリの歌唱力を生かした術式となっている。
メアリの得意属性は、影、闇、氷。そして恐らく彼女独自の属性で有るのだろう第伍物質。
メアリが元々行使していた術式、気狂いの童謡で展開されていた黒い靄のような物の正体。
生きている無機物であり、物質の三態の全てを再現可能。
疑似生命として使い捨ての使い魔とする行使を主とするが、第伍物質の特性として“付加”と言うものがある。
第伍物質には、第伍物質と言う属性の他に、もう一つの属性を内部に許容可能な性質が有る。
故に、生きている氷や焔の性質を持った使い魔を創りだす事ができるのだ。
第伍物質の強度は込める魔力により千差万別であるが、最大でも鋼鉄程度である。
フルートを嗜んでいたメアリの特技。
簡単に言うと口の中に空気を溜めて、其の空気を吐き出し音を出している間に息を吸うと言う物。
これだけ聞くと簡単に見えるがかなりの高等技術であり、詠唱に使えるメアリは異常と言っても差し支えない。
之により、息継ぎを無視した高速詠唱を可能としている。
詠唱の構成は限りなく簡略化されている。
1.元素や属性(焔、水、刃、第伍物質等々)
2.形状(球、矢、針、纏う等々)
3.対象(自分、相手一人、範囲等々)
4.追加(威力の上昇、効果の追加、軌道変化、詳細な座標等々)
最小構成では三単語で術式を構成し、発動することを可能としている。
なお、“要素”の数により、術の威力は飛躍的に向上していくようである。
詠唱分が長くなればなる程、其の詠唱に含まれる音程の変化やリズムの変調が増加していく。
当然のように詠唱の難易度はその分上昇していくが、代わりに威力等の性能は段違いとなる。
逆に最小構成であれば、普通の魔術より威力は劣るため、4つ以上の単語を使うのが基本。
しかし最小単節構成と言うものが存在し、詠唱分を限界まで削り、発動速度以外の全てを犠牲にしたものだ。
我流の為其の構成は荒削りだが、成長の可能性を強く感じさせるものである。
1.普通詠唱。
普通の魔術の行使と変わらない。
音程やリズムの要素が強く咥えられているのが特徴。
2.最小詠唱
三節詠唱を更に短縮した物。
魔術としての性質は最低に落ちるが、構成速度は最速。
3.魔歌独唱
完全に歌の形式を取るタイプ。
かなり消費が大きく、場合によっては循環呼吸を必要とすることもある。
循環呼吸の使用と高速詠唱の併用を使用する場合は、高度の集中を必要とするためにスキが生じ、発動後は詠唱の長さにもよるが軽い酸欠に陥る。しかし、その効果は絶大である。
4.魔歌斉唱
他人と魔力を合わせて同じ詠唱文を魔歌として唱える事により、其の威力を飛躍的に上昇させる物。
パート分け等により複雑化することにより更に其の威力、効果は上昇していく。
例文
※TlsM-Wimtlvg[MP],Javnzl[Legg],Aqtulg,Ksagnj[F],Vwefgbo[FF]
効果:風属性の第伍物質で出来た弱く従順な鳥型の使い魔を普通の発動より大きめの魔力を消費して高速で創りだす。
※<Gra>Tgelsm[SF],Briz,Tutulg,Qwervc[F],Hasjf[FF]
効果:範囲と威力が増大した巨大な高速火球を大量の魔力と引換に一つ全力で放つ。
《元素》
-elsm(エルスム) -tlvg(テレブグ)
| 属性 |
単語 |
| 火 |
Tgelsm |
| 水 |
Smztlvg |
| 地 |
Gunelsm |
| 風 |
Wlmtlvg |
| 氷 |
Qxatlvg |
| 雷 |
Zilselsm |
| 光 |
Asrmelsm |
| 闇 |
EgzitlVg |
| 第伍物質 |
TlsM |
《形状》
-zl(ズール)
| 形状 |
単語 |
| 球 |
Brizl |
| 線 |
Gagzl |
| 矢 |
Teszl |
| 針 |
Caxlzl |
| 刃 |
Zewzl |
| 纏 |
Mitmzl |
| 放射(ブレス) |
Pzfzl |
“使い魔の形質限定”
| 形状 |
単語 |
| 花 |
Flazl |
| 鳥 |
Javnzl |
| 犬 |
Wertzl |
| 獅子 |
Ldfgzl |
| 蟲 |
Yirzl |
| 竜 |
Dpglzl |
《範囲》
-tulg(トゥルグ)
| 範囲 |
単語 |
| 一人 |
Tutulg |
| 自己 |
Nemtulg |
| 範囲小 |
Dastulg |
| 範囲中 |
Vastulg |
| 範囲大 |
Sastulg |
| 使い魔 |
Aqtulg |
《追加》
| 追加要素 |
単語 |
| 速い |
Qwervc |
| 遅い |
Qsflbk |
| 巨大 |
Hasjf |
| 微小 |
Hagjk |
| 強い |
Kakljg |
| 弱い |
Ksagnj |
| 凶暴 |
Vafhgau |
| 従順 |
Vwefgbo |
| 追跡 |
Usklpf |
| 沢山 |
Xsdsp |
《単語レベルで使用可能な物》
| 内容 |
単語 |
| 使い魔の固定 |
Bwsres |
| 上昇 |
Jlke |
| 降下 |
Jajk |
| 急上昇 |
Jlked |
| 急降下 |
Jajkd |
| 前進 |
Jlpu |
| 後退 |
Jdrt |
| 曲がる |
Jsog |
| 旋回 |
Jbkx |
| 爪攻撃 |
Bbsd |
| 口攻撃 |
Bsdl |
| 特殊攻撃 |
Bfjd |
| 体当たり |
Naij |
| 跳びかかる |
Nbuh |
| 翔べ |
Gsdg |
《文章で表現する際の、呪文の強弱、音程、発音法等の表記》
一単語辺り2つまで追加可能。
それぞれの補正効果は単語自体の物と比べては微小なものである。
<単語ごと>
| 表記 |
読み |
術式への影響 |
音楽的な意味 |
| SF |
スフォルツァンド |
全力で |
特に強く発音 |
| FF |
フォルテシモ |
高威力(強) |
全体的にとても強く |
| F |
フォルテ |
高威力(強) |
全体的に強く |
| MF |
メッゾフォルテ |
高威力(弱) |
全体的に少し強めで |
| MP |
メッゾピアノ |
低威力(弱) |
全体的に少し弱めで |
| P |
ピアノ |
低威力(中) |
全体的に弱く |
| PP |
ピアニッシモ |
低威力(強) |
全体的にとても弱く |
| Cre |
クレッシェンド |
(長時間発動に限る)徐々に威力を上昇させて行。 |
徐々に大きく |
| Dec |
デクレッシェンド |
(同上)徐々に威力を下降させていく |
徐々に小さく |
| Viv |
ヴィーヴォ |
連射系の連射の感覚を短くする |
活発に |
| Pez |
ペザンテ |
速度や連射の速度及び数を下げる代わりに一撃を重くする |
重々しく |
| Tem'g |
テンポ・ジュスト |
速度の干渉を余り受けないようにする |
テンポを変えずに |
| Piu |
ピウ・モッソ |
呪文が長くなる毎の威力を上昇させるが、その分早く詠唱する必要がある |
其れまでより早く |
| Tra |
トランクィッロ |
攻撃の音を小さくする。完全になくなるわけではない |
静かに |
| Conb |
コン・フオーコ |
温度を上昇させる |
火のように荒々しく |
| Spi |
スピリトーゾ |
一撃一撃の規模が上昇するが発動が遅くなる |
心を込めて |
| Per |
ペルデントシ |
撃ってから暫くして消える |
消えるように |
| Fer |
フェローチェ |
正確性を犠牲に威力を上昇させる |
荒々しく |
| Gra |
グランディオーソ |
攻撃の大きさと威力を上昇させ、消費魔力を増大させる |
壮大に |
| Leg |
レガート |
連射の隙をある程度減衰させ、威力を減らす |
滑らかに |
| Legg |
レジェロ |
発動を早める代わりに消費魔力を上昇 |
軽快に |
<歌い方>
これらの要素を含ませると全体的な性能が微小に上昇する。
| 表記 |
読み |
歌い方 |
| Tr |
トリル |
その音とその2度上の音を速く反復させて音を揺らす |
| Arp |
アルペジオ |
和音をずらしながら歌う |
最終更新:2011年01月25日 15:23