【名前】
ミソラ シズル [死亡]
【容姿】
紅髪赤眼、眼下に色濃い隈を持つショートヘアの少女。14歳。
膝丈フレアの黒いワンピースに、金属缶や手榴弾の括られたベルトを巻きつけ、
幅広の長剣を抜き身で腰に帯びている。
胸元に付けたネームプレートには『No.DG』という文字。
【人物】
引き伸ばされた一日を生きる少女。第三世界の日本出身。
睡眠を破棄した為に、昨日と今日を区別することなく
安息を喪失した為に、歩みを止めることもない。
平坦でメリハリのない主観が、彼女の心を乾かしていった。
過剰な自己破壊衝動は、刺激を求める感情の裏返し。
死と隣り合わせにある状況や、相手の意志一つで殺されてしまうような状況に興奮を覚える性質。
罵倒されたり、反撃にあったり、手酷く扱われたりするのも嫌いではなく
むしろ進んで攻撃されようとしている節がある。
優しい人ばかりだと、物足りないのだろうか。
基本的に、自殺未遂に相手を巻き込むことからコミュニケーションを始める。
殺人経験の有無は不明。
【能力】
『不断無縫のコンシャス』
絶対持続主観。意識の途切れない能力。
眠らず、気絶せず、瞬きもしない。
麻酔も効かないため、手術の痛みでショック死する可能性すらある。
代わりに、生体DoS攻撃やショックイメージには強い。
8歳の時に能力を得てから、56329時間の一日を生きた。
【武装】
『処刑剣:ドルンレースヒェン』
幅広で白色透明、薄氷のような両刃の刀身。
剣先は丸く、刺突に向かないことが見て取れる。
海をバックに、ドクロと刀剣の描かれた柄も相まって、腰飾りのよう。
尋常ならざる冷気を帯びた様子から、
霰石を削り出して製作されたものと看破できるかもしれない。
鉱物特性を活かした〝タナトイド スピンドル〟という必殺技を持つが、
魔力を扱えない彼女には使用できなかった。
『手榴弾』
ジャガイモ型。ポテトマッシャーと呼ばれるタイプの物。
安全装置を外すと、数秒後に爆発する。
威力、範囲、爆発までの時間など、様々なタイプを所持しているらしい。
『金属缶』
衝撃を受けると、円柱の中程がスライドするように裂けて、
薄桃色の睡眠ガスを噴出する危険物。
吸引した場合、ローズの香りと共に眠気を誘われる。
被害の程度は吸引量に比例し、最悪の場合、昏倒する。
普段は手榴弾と共にベルトに括られていたり、スカートの中に入っていたりする。
『魔眼』
能力の派生亜種。
〝意識が逸れない〟という性質を持つ。詳細不明。