刹那「この扉だな……」
師匠ならここまで時間はかからなかっただろうな……
ロウ「もうたどり着いた奴がいやがるのか……」
刹那「そこをどいてくれ……」
グォォォォォオ!!
ロウ「耳障りだ。そのドラゴンを引っ込めな。」
バォォォォォオ!!
刹那の覇龍とロウの黒龍が咆哮をあげる。
ロウ「俺はロウ。称号は【終焉の黒龍】だ。お前の名は?」
刹那「法条 刹那(ホウジョウセツナ)……二つ名は【龍神王(デギンハザー)】だ……」
ロウ「龍神王……?さっきのガキもドラゴン使ってたな。」
刹那「さっきのガキ……?」
ロウ「お前らの後に殴り込んできた奴らだよ……」
二人が同時に自分のドラゴンをデッキに戻す……
刹那「もう来ちまったのか……」
ロウ「結構な大人数だよなぁ?」
刹那「くっ………話すより闘え、とりあえずいっぺんやり合っとけ」
ロウ「誰の言葉だよ……」
刹那「師匠の……轟龍さんの教えだ!!」
ロウ「覚えておこうか……だがここを通す訳にはいかねぇんだ。」
刹那「簡単な話だ、闘って決めよう。」
ロウ「まぁそれが一番だな……」
二人《デュエル!!》
ロウ「俺のターン!ドロー!!モンスターを一枚セットしカードを二枚伏せてターンエンド。」
刹那場
カード無し
手札五枚
ロウ場
モンスター→裏守備
伏せ二枚
手札三枚
刹那「俺のターン!ドロー!!《真紅眼の飛竜/星4/ATK1800/DEF1600》召喚!!カードを二枚伏せてターンエンド。」
刹那場
飛龍→攻撃
伏せ二枚
手札三枚
ロウ場
モンスター→裏守備
伏せ二枚
手札三枚
ロウ「慎重だな。」
刹那「勇敢と無謀は違うのさ。」
ロウ「外見は飄々としてやがるのに……」
刹那「世界の破壊なんて馬鹿げた事やられたんじゃたまったもんじゃ無いしな……」
ロウ「………!!地獄耳め……」
刹那「さぁ、お前のターンだ。あまりに時間を稼ぐ気ならデュエルディスクの基本機能で自動的に勝てるからいいんだがな?」
全てのデュエルディスクには公認大会用のプログラムがされていて、制限リストの違反は勿論、不要と判断される程の長考などなどを犯した場合自動的に敗北させる機能が付いている……
ロウ「安心しな。そんな気はさらさらねぇよ…俺のターン!ドロー!!《龍騎士(ドラゴンアーツ)ハール/星4/ATK1900/DEF800》召喚!!攻撃だ!!」
刹那「あまいね~リバースカード
《竜との契約》発動!!飛龍を墓地に送り、《竜人リース/星9/ATK2900/DEF2500》召喚!!」
ロウ「攻撃を中止してターンエンドだ!!」
刹那場
リース→攻撃
伏せ一枚
手札三枚
ロウ場
モンスター→裏守備
ハール→攻撃
伏せ二枚
手札三枚
刹那「俺のターン!ドロー!!《仮面竜/星3/ATK1400/DEF1100》召喚!!更に仮面竜をゲームから除外して《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン/星10/ATK2800/DEF2400》を特殊召喚、行くぞ!!」
ロウ「まだ早いぜ~リバースカード《威嚇する咆哮》発動!!」
刹那「へぇ~……じゃあターンエンドだ」
刹那場
リース→攻撃
ダークネス→攻撃
伏せ一枚
手札二枚
ロウ場
ハール→攻撃
モンスター→裏守備
伏せ一枚
手札三枚
ロウ「俺のターン!ドロー!!《闇龍ギオ/星2/ATK1400/DEF300》反転召喚。リバース効果によりデッキから同名モンスター一体を手札に加える。」
刹那「勝負に出る気か?」
ロウ「二体のモンスターをリリース!!」
==無限に広がる混沌が、血肉を喰らい竜を産む==
ロウ「絶望の底へ堕ちろ!!《混沌の黒龍ニーズヘッグ/星8/ATK2900/DEF2400》召喚!!」
刹那「これはまた……」
ロウ「ダークネスメタルに攻撃だ!!」
〔混沌の黒炎〕
ダークネス×
黒龍○
刹那LP8000→7900
ロウ「カードを一枚セットしてターンエンド。」
刹那場
リース→攻撃
伏せ一枚
手札二枚
ロウ場
黒龍→攻撃
伏せ二枚
手札二枚
刹那「俺のターン!ドロー!!《トレードイン》発動《光と闇の竜》を墓地に送り二枚ドロー……これでワン切る準備は出来たぜ…」
ロウ「光と闇の竜はフィールド以外では闇属性として機能しない……」
刹那「ダムドじゃねぇさ…墓地のドラゴン族が三体の場合コイツは手札から特殊召喚出来る!!」
==世界に轟く覇の咆哮……全てを喰らう龍の王よ此処に降臨せよ!!==
刹那「《覇龍バハムート/星8/ATK3000/DEF1000》召喚!!」
ロウ「くっ……」
刹那「リースを選択し、速攻魔法《刹那と永劫の扉》発動!!自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスター1体を選択し、2つの効果から1つを選んで発動する。だが……選択したモンスターが「竜人」と名のついたモンスターだった場合、代わりに2つを選んで発動する!!」
ロウ「手札与えてでも止めてやる!!《魔宮の賄賂》発動!!」
刹那「通せば終わりだしな……《神竜の咆哮》発動。自分の場にドラゴン族が二体以上存在する時墓地からドラゴン族一体を除外し、相手の魔法、罠を無効にして破壊する!!」
ロウ「ちっ……」
刹那「チェーンは無いようだな。刹那と永劫の扉の第一効果でリースの攻撃力を倍にする!!」
リースATK2900→5800
ロウ「ぐっ……」
刹那「行くぞ!!リースでニーズヘッグに攻撃!!」
〔ヴァポレイト・メガフレア〕
ロウ「リバースカード《銀幕の鏡壁》発動!!」
リース=
ニーズヘッグ=
刹那「ぐっ……普通は収縮だろ!!」
ロウ「こういう状況ならミラーウォールだろ。」
刹那「ちっ……モンスター一体をセットしてターンエンドだ。」
刹那場
バハムート→攻撃
モンスター→裏守備
伏せ無し
手札無し
ロウ場
モンスター無し
ミラーウォール
手札二枚
ロウ「俺のターン!ドロー!!ミラーウォールを墓地に送り、墓地のニーズヘッグの効果発動!!」
刹那「なっ……!!」
ロウ「自分のスタンバイフェイズ時に自分の場から魔法または罠カードを一枚墓地に送る事で、墓地から特殊召喚出来る!!」
なる程……ミラーウォールにするわけだ……
ロウ「ニーズヘッグで裏守備モンスターに攻撃!!」
〔スクリーンメガフレア〕
メタモルポット×
ニーズヘッグ○
刹那「メタモルポットの効果により互いに手札を全て捨て五枚ドローする。」
ロウ「くっ……」
互いの手札が五枚になる……
ロウ「手札が増えた事には変わりねぇか……カードを二枚伏せてターンエンド。」
刹那場
バハムート→攻撃
伏せ無し
手札五枚
ロウ場
ニーズヘッグ→攻撃
伏せ二枚
手札三枚
刹那「俺のターン!ドロー!!《トレードイン》発動!!手札の《冥王竜ヴァンダルギオン》を墓地に送りカードを二枚ドローする。」
ロウ「また手札交換かよ……」
刹那「カードを二枚伏せてターンエンド。エンド時に真紅眼の飛竜の効果でダークネスメタルを特殊召喚!!」
刹那場
ダークネスメタル→攻撃
バハムート→攻撃
伏せ二枚
手札三枚
ロウ場
ニーズヘッグ→攻撃
伏せ二枚
手札三枚
ロウ「俺のターン!ドロー!!《龍鎧ガーランド/ユニオン/星3/ATK1000/DEF1500》召喚!!ニーズヘッグに装備!!」
ニーズヘッグATK2900→3500
ロウ「闘争を楽しもう!!バハムートに攻撃!!」
〔スクリーンメガフレア〕
刹那「リバースカード《次元幽閉》発動!!黒龍だろうが何だろうが幽閉させて貰う!!」
ロウ「無駄だ……」
〔プロテクト・アーマー〕
ニーズヘッグ○
バハムート×
刹那LP7500→7000
ロウ「7000?いつ減った?」
刹那「竜との契約のコストだ……それより、この力は……」
ロウ「ああ。ガーランドのユニオン効果だ。装備モンスターは相手の魔法、罠効果を受けない。」
刹那「ぐっ……」
ロウ「俺はターンエンドだ……どうするか…見物だな。」
刹那「言ってろ……」
刹那場
ダークネスメタル→攻撃
伏せ一枚
手札三枚
ロウ場
ニーズヘッグ→攻撃
ガーランド→ユニオン
伏せ二枚
手札三枚
刹那(何故今のでバハムートを?……策があるとしたら……くっ!やはり肝心な門を守ってるだけに……強い!!)
ロウ(一人で突破して来ただけはあるな……ガーランドが引けなかったら負けてた……強い!!)
刹那「俺のターン!ドロー!!ダークネスの効果でバハムートを特殊召喚!!」
ロウ「リバースカード《闇龍の羽ばたき》発動!!自分の場に闇属性、ドラゴン族モンスターが存在する時、相手モンスターの効果を無効にし破壊出来る。」
刹那「ぐお!!……なんてな♪《サイクロン》!!」
ダークネスメタルと共にロウの場の伏せカードが全て消滅する………
刹那「まさか使う羽目になるとはな~」
ロウ「……!!まんまとのせられたって訳か……」
刹那「読めたみたいだな……《ダーク・アームドドラゴン/星7/ATK2800/DEF1000》召喚!!バハムートを除外してニーズヘッグを破壊する!!」
ロウ「くっ……!!」
刹那「《サファイア・ドラゴン/星4/ATK1900/DEF1600》召喚!!ダイレクトアタックだ!!」
〔サファイア・スパーク〕
サファイア→直攻
ロウLP8000→6100
ロウ「ぐっ……《冥府の使者ゴーズ/星7/ATK2700/DEF2500》召喚!!更に《冥府の使者カイエントークン/星7/ATK1900/DEF1900》を特殊召喚!!」
刹那「ダムドでゴーズに攻撃!!」
〔ダークネス・パニッシャー〕
ダムド○
ゴーズ×
刹那「速攻魔法《竜との契約》発動!!サファイアを破壊し《竜人イーファ/星5/ATK2800/DEF2100》特殊召喚!!」
デッキの上から一枚のカード……
そして500のライフが払われる
刹那LP7000→6500
ロウ「まるで嵐だな……」
刹那「龍神王だからな……デカいの飛ばしまくってこそ俺だ!」
ロウ「コレ以上ライフはやらねぇぜ………」
刹那「だが場は開けて貰う!!イーファでカイエンに攻撃!!」
〔スパーク・レイズ〕
イーファ○
カイエン×
刹那「ターンエンドだ………」
刹那場
イーファ→攻撃
ダムド→攻撃
伏せ一枚
手札無し
ロウ場
カード無し
手札二枚
ロウ「俺のターン!ドロー!!《闇の誘惑》発動!!二枚ドローして最後の《闇龍ギオ》を除外する……」
刹那「ここに来て手札交換かよ……」
ロウ「腐った手札は交換すんのが道理だろ!!モンスターとリバースカードを一枚づつセットしてターンエンドだ!!」
刹那場
イーファ→攻撃
ダムド→攻撃
伏せ一枚
手札無し
ロウ場
モンスター→裏守備
伏せ一枚
手札一枚
刹那「俺のターン!ドロー………」
やっときたか………
ロウ「……?」
刹那「ダムドの効果でヴァンダルギオンを除外して伏せカードを破壊する!!」
ロウ「残念だったな……コイツをさっき引けなかったら負けてたのに……《封龍石==永遠(とわ)==》がセットされた状態で破壊された時効果が発動する!!」
刹那「くっ…!!」
==永久の封印が解かれし時、神話を超えた龍が降臨する…==
ロウ「《【三雄】==黒龍王==デギンハザー/星10/ATK3500/DEF3500》召喚!!」
刹那「轟龍さんのオルティナと同じ【三雄】カードだと……?」
ロウ「ウチの頭の力だよ……まったく便利なもんだよな?」
刹那「【三雄】にカード効果は効かない……ダムドの効果でバハムートを除外し裏守備モンスターを破壊する!!」
ロウ「くっ……」
刹那「《セカンド・ドラグレイザー/チューナー/星2/ATK500/DEF1200》特殊召喚。コイツは自分のフィールド上にドラゴン族モンスターが表側表示で存在する場合、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。さらにコイツがドラゴン族モンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、カードを1枚ドローする。そのシンクロモンスターが「竜人(ドラゴンレイズ)」と名のついたモンスターだった場合、更にもう1枚カードをドローする。」
ロウ「ぐっ…3500の壁は厚い筈だ!!そう簡単には超えられねぇだろ。」
刹那「下準備の点では簡単じゃ無かったぜ………《竜族の共鳴》発動!!自分の墓地から速攻魔法一枚を選択し、そのカードの効果をこのカードの効果として発動する…《竜との契約》を選択!」
刹那LP6500→6000
刹那「《竜人ゲオルグ/星7/ATK2900/ATK1600》召喚!!Lv7ゲオルグにLv2ドラグレイザーをチューニング!!」
==志半ばに散った第一の物語…今新しい形での改革が第二の物語を紡ぎ出す==
刹那「《究極竜人(アルティメットドラゴンレイズ)エグザイア/星9/ATK3400/DEF2800》降臨!!ドラグレイザーの効果で二枚ドロー!!」
ロウ「この局面でのドロー………」
刹那「イーファは墓地のドラゴン族が五枚を超えた時に破壊されるが……《未来融合フューチャーフュージョン》発動!!F.G.Dを選択し、
《覇龍バハムート》と《サファイアドラゴン》と《デコイドラゴン》を一枚づつ、《仮面竜》を二枚で合計5枚を墓地に送る!!」
ロウ「やっば………」
刹那「《次元龍グラン・ギューレ/星4/ATK1000/DEF1000》召喚!!コイツの召喚成功時、除外されているモンスターを全て墓地に送り、送ったドラゴン族一枚につき400ポイント攻撃力守備力が上昇する!!」
ギューレATK/DEF1000→2600
ロウ「俺のギオまで墓地に送ったか……」
刹那「エグザイアの効果発動!!墓地のドラゴン族を任意枚数デッキに戻し一枚につき300ポイント攻撃力を上昇させる!!」
エグザイアATK3400→7000
ロウ「待て。枚数が合わねえぞ!!」
刹那「合ってるさ確かに12枚のドラゴンが俺の墓地にあった。」
ロウ「デュエル中に使用したのは11枚のは……!!」
刹那「気づいたか……ゲオルグの召喚に使った契約で墓地に送ったデッキのカードは《真紅眼の飛龍》だったんだよ!!」
ロウ「俺の……負けだな。」
刹那「俺に精霊まで使わせたんだ。楽しいデュエルだった……」
ロウ「俺も意地だ……最後までやらせて貰う!!」
刹那「……バトルフェイズ。」
〔エターナライズブラスト〕
エグザイア○
デギンハザー×
ロウLP6100→2600
刹那「とどめだ……」
[ディメンションブレス]
グラン→直攻
ロウLP2600→0
静かで………重い音がデュエルに終わりを告げた………
刹那「お前!!その体は……」
ロウ「へっ……綺麗だろ?」
光の欠片となってロウが消えてゆく………
ロウ「やっぱり楽しいの…こ……が………た……」
途切れ途切れの声はやがて消えて……目の前の質素な扉へ消えていった……
刹那「…………行くか。」
そう言って刹那は歩を進めた……
別の形で会えれば良かったと思う人間の気持ちを少しだけ理解しながら…
次回へと続く
最終更新:2009年03月09日 09:33