『Love Is the Plan the Plan Is Death』
【名前】
フライヤ・フライクーゲル=イェルネフェルト
【容姿】
栗色と金色の間を彷徨う艶めくハニーブロンドの長髪は、無造作に散るエアリィなカールを帯びて腰にまで伸びる。眉根と目尻を垂らした柔らかな微笑みは、深く愛しげな慈しみと穏やかさに満ち満ちて、それでいて何処か蠱惑さえ孕む。深海のように透き通り、なお奥に昏さを魅せるような、翡翠色の双眸。
肩紐のついた白いオフショルダーニット。袖先は緩く長く、嫋やかな手首まで包み上げるフレアスリーブ。瑞々しい光輝を宿す肩口から、編み込みの布地を伸び切らせて尚も溢れんほど押し込められた豊かな胸許まで、白い柔肌は惜しげも無く晒されている。手指の爪は、やや長い。聞くに付け爪であるらしい。
ボトムスはラフなものを好む。濃紺のデニムパンツはタイトなスキニースタイルで、およそ肉感的で悩ましげな腰付きを否応なく強調する。180cmに届こうという背丈の半ば程までを支える、すらりと長くしなやかな両脚。絡み付くような黒いピープトゥのストラップハイヒールを、穢れない清水に絶え無く洗われるような素足にて履きこなす。垣間見える爪先は、姫桜貝の内裡に似た色合い。
【能力】
『ナイン・インチ・ネイルズ』
───Nine Inch Иails:9インチの爪々
破壊力-B スピード-C 射程距離-B
持続力-B 精密動作性-C 成長性-E
背中から「触腕」を生やす能力。形状や構造は割と自在に変化させられるが、基本的に赤黒く強靭かつ粘膜質で、筋繊維の塊のような外観。最大9本まで生やせる。
彼女の意志によって操作することが可能だが、痛覚は通っていない。破壊されると再生には時間がかかる。筋力は極めて強く、また鞭のように俊敏。
触腕の先端には「爪」が存在する。ごく長く硬く鋭く、原始的な凶器として扱える他 ─── 爪によって傷付けた上で「触腕」に包み込んだものを、任意で「圧縮」することができる。
「圧縮」された物体は工程それ自体では損傷せず、代わりに一般的なネイルチップの形状へ変換される。「圧縮」された物体は、彼女の意志によって元の寸法と形状に戻すことができる。
「圧縮」された物体を損壊した場合、元の寸法と形状に戻したとしても同じように損壊している。硬度や色彩などは、元になった物体の特徴に依存する。
無生物であれば無条件に「圧縮」できるが、生物であれば対象の精神力に「圧縮」の可否は左右される。気を強く持てば能力の影響を受ける事はないが、気圧されてしまうと状況は厳しくなる ─── かも、しれない。生物を「圧縮」した場合、「圧縮」されている限り対象の意識は失われる。
【装備】
- ラハティL-39N Mod.13〝マルマン・チェッダ〟
彼女の愛用する"銃斧槍"。氷国の古典的な対戦車ライフル・ラハティL-39をベースに、彼女の戦闘スタイルに適合するカスタムと近代化改修を施した専用兵装。作動方式はガスオペレーティングのセミオート。装弾数10発。Marman-Cchedaとは、サンスクリット語で"断末魔"の意。
全長2240mm、総重量50kg、使用弾薬は航空機関砲用の20×140mm焼夷炸裂徹甲弾。マズルブレーキ下部には刃渡り1mにも至るハルバード型のバヨネットが着剣されており、その全長は3mを優に超える。
ポールウェポンとして見てもスナイパーライフルとして見ても、個人携行の兵器と呼ぶには余りに過剰で規格外な代物。然して彼女はこれを片腕で軽々と振り回し、槍術じみた動きの近接格闘さえ領分とする。
ストックには打撃用のチタンスパイク。バレル基部には大型のキャリングハンドル。マガジンとの干渉を避け、機関部左横に角度を付けて配された精密狙撃用の高倍率光学スコープ。
状況に応じてレーザーサイトやフォアグリップ、果てにはショットガンやグレネードランチャーまで装着する。また時として、その強度は彼女を護る"盾"としても機能し得る。
STI社の製造する実戦射撃・特殊作戦向けのガバメントクローン・ピストル。セミオート、シングルアクション。.45ACP弾使用、複列弾倉で装弾数は14+1発。バレル長5インチ、"ネジ切り"の施されたスレッデッド式。ステンレスとポリマーの複合型フレーム。ナイトサイト・フロントセレーション・ビーバーグリップなど標準装備。
バレル先端まで覆う角張ったダストカバーと、確実な撃発およびスナッグプルーフを期したハンマーシュラウドが特徴的な一品。彼女はコンペンセイターかサプレッサーを装着して使用する他、グリップパネルもサードパーティのフィンガーグルーヴ・タイプに換装している。
速射性を重視した肉抜き仕様のフラットトリガー。フレーム下部にはピカティニー・レールが造型され、アクセサリの拡張性も高い。普段は腰回りに納めているサブアームだが、クロスレンジでの戦闘では積極的にこちらを使用する事も多い。
【性格】
成熟した妙齢の女性に相応しく、温容さと貞淑さを兼ね備えた ─── そして何処か儚げに憂う、未亡人を思わせる気質。穏やかで緩やかな言葉尻の全てに、優しげな諦観を匂わせる。
それでいて穏和な性格と同時に、誰かを情愛に誘う淫婦じみた性分を隠そうともせず、誰かの介在する生と死の遣り取りに身を浸さずにはいられない、およそ立派な人格破綻者。
無抵抗な他者を虐げる事も、死闘の果てに強者の命を啜る事も、同じように好む狂人。何よりも、己れの欲望を妨げる人間は、決して許さぬ執念を持ち合わせてもいる。
【戦闘方法】
愛用の銃斧槍を基軸とした隙のない攻防を展開しつつ、自身の異能を搦め手として多彩な戦術を繰り出す、いずれのレンジにおいても高いレベルの戦闘能力を有する中距離パワー型。
身体能力そのものが凡そ人外じみており、五感の総てが並ならぬ領域で研ぎ澄まされている。加えて幾多の死地を潜り抜けてきた豊富な経験と直感が、刹那の戦術的判断を裏打ちする。
化け物じみた身体能力と純粋に強力な異能から放たれる攻撃は何れもが熾烈であり、一撃の被弾が致命打になることもあるだろう。また体系立った暗殺の知識にも造詣が深く、毒物の調合や爆発物の取扱なども得意とする。
【概要】
素性の知れぬ殺し屋。
水の国を中心に活動しているらしい。その手口は悉く陰惨で残酷であり、人外であるとの噂が専ら。元々は同国の特殊部隊に所属していた ─── とも、聞く。
なにやら只ならぬ我執をもって、とある女を追っているらしい。迂闊に知り合いだと答えると、危ないかもしれない。たとえ知り合い程度だとしても、限りなく尊厳を踏みにじった挙句に嬲り殺してしまいたい程度には、憎んでいる様子。
差し当たっては現状、なにかの反社会的組織に属しているように振る舞っている。殺人と闘争を生業とする、カノッサに近しい集団であるよう、だが。
【追憶】
「殺意」。愛らしい顔をして、あの女を知っている。次は口を割らせて、嬲れるだけ嬲って、殺す。
「殺意」「殺意」「殺意」「復讐」「殺意」「殺意」「殺意」「復讐」「懺悔」「殺意」「殺意」「殺意」「殺意」「執着」「殺意」「殺意」「慟哭」「殺意」「 」「██」「殺意」
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チラ裏、いろいろと。 |
- キャラの元ネタは、ヨルムンガンドのヘックス。見た目だいたいおんなじ。
- 能力の元ネタは、同名のインダストリアルバンドから。もっとも向こうは多分、「爪」じゃなくて「釘」。
- 武器の元ネタは、ヘルシングの第九次空中機動十字軍が持ってたPTRS1941。銃剣ってカッコいいですよね。武器の名前の元ネタは、パンプキンシザーズのアレ
- 余談。両性愛者。割と性に対しては奔放。スリーサイズは、アリアのそれに引けを取らない
- 最悪な余談。触手プ██ができる。射█や█殖の可否については ─── ごめんなさい。
- テーマソング────
『Closer(Thrust Remix)』/Nine Inch Nails
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最終更新:2018年11月06日 01:43