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御庭みかげ&メイ

物語は人生の再話です。そこでは、違う自分の存在が許される……だから、厄介なのではありませんか?

【腰の細さを強調するようにリボンを巻いた黒いコートは、トレンチと言うにはちょっとゆるくて】
【素足を包むのは、やはり彩度明度が0に近いタイツ。沓は茶色いロングブーツ】
【叫ぶような色が認められるのは、漆色の髪を飾る紅いカチューシャぐらいのもの】
【――『彼女』は、洋装の撫子だった】


I:彼女について我々が知りうる主要な情報

まず、「メイ」と名乗る鬼神がいた。
メイというのは真名ではない。現代の人間に正体を看破されるのを防ぐために、偽装した名前である。

かつてメイは、物語に描かれたとおりに仲間と共に櫻の国の古い政権への反逆を企み、失敗した。
列島の奥深く土蜘蛛の地に身を潜めて再起を図ったが、優れた戦術を持つ大将軍に彼女と原住民の軍隊は打ち負かされた。
かくして肉体を滅ぼされ、曖昧な存在となった彼女はついに封印されてしまうが、櫻の情勢が不安定になった近年に魂だけで復活。

花火の夜、文学少女「御庭みかげ」はその憑依先に選ばれ、奇妙な共同生活を送るハメになる。
乙女は鬼神に肉体の愉しみを。鬼神は乙女に願いを叶える力を。それぞれ与えあい、時に奪い合うのだ。

それぞれの性格について。
みかげは物静かで引っ込み思案。しかし得意な分野の話になると急激に饒舌になるオタク気質。
戦闘はあまり得意ではないが、避けられない戦いには力を振り絞って臨む。
和歌や俳句を引用するクセがあり、旅に憧れを持っている。
かつては徒歩5分の所にも舶来の日傘を持っていくような貧弱さだったが、憑依されて以来は改善された。これで好きな場所へ行けるというもの。
家庭環境に触れられる事を嫌う。

一方のメイは誰に対しても尊大な姉のように振る舞い、とっても行動的。
海千山千の腹黒さと鬼に相応しい力技、そして大胆な思考で常にみかげを困惑させ続ける。
しかも美少年・美少女が大好き。
時折みかげの身体を奪って勝手にそういう意志を表明する時があるので、かなり警戒されてたり。
今でも櫻の国に対して反骨心を抱いているかは定かではない。みかげとの旅はそれなりに楽しんでいる。

II:彼女が揮う異端の力を知るための指針

メイに憑依されたことで、みかげはその鬼神としての能力を操れるようになっている。

第一は、鞭のように変化する蛇腹剣を召喚し操る能力。
切れ味こそそこそこだが間合いが読みにくく、伸縮式のフックのようにも使える便利なアイテム

第二は、気配遮断能力。
その効力は鬼一匹と人独り分の存在感を消し去ってなお余り、息を潜めていれば石ころ扱いもされない。
攻撃の態勢に入っただけで解除される、音や気流に人並み外れた感覚を持つ人間に弱い、血痕や落し物まで消せない、など
弱点もあるが、隠密行動に徹するならば優れた能力だ。

第三は、影を操る忍術。
尖ったものをを影に刺したり直に踏むことで動きを一瞬麻痺させることができる。
然しメイによればそれは自身の本領からは程遠いらしく、みかげはその力を引き出しているとは言えない。

また、メイに身体のコントロールを預ければ身体能力が一気に上がり、打撃戦でも力を発揮できる。
しかし元々脆弱な肉体で鬼の力を発揮するのはやはり無謀で、反動は大きい。

III:彼女について、敢えて記述するには値しない余談

みかげの胸は絶望的に絶壁。
一方のメイ、かつては豊満なバストの持ち主だったようで、宿主のボディにはちょっとした不満を抱いているようだ。


IV:彼女が紡いでいく歴史の断片

未記入

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最終更新:2013年01月09日 22:48