哲学者の卵【道具】

【概要】
カノッサ機関の主にナンバーズが持つ道具
通称“卵”。対象に植えつける形で使用する

植えつけた対象の『心の闇』を増幅し、新たな力に開花させる性質を持つ
それによって、世情の攪乱や敵対者の切り崩しを狙うのが、主な使用方法となっている



【形状】
形状は様々で、用途に応じて色々な形に加工されている
黒い珠や宝石、アクセサリー、仕込み針など、そのバリエーションは非常に多い
ただし、何らかの魔力的な波動を放つと言う事では一致している



【効果】
対象に植えつけられると、その肉体に入り込み、対象の『負』の感情を増幅する
そして、それが一定以上に高まった時、共鳴した“卵”は『孵化』し、効果を発動させる
また、対象の生命が死に瀕した際にも、『孵化』する事が多い

『孵化』をすると、植えつけられた対象は殺人衝動や復讐心の極大化、人格崩壊などの狂気に囚われ、何らかの新たな異能に目覚める
『孵化』による影響には個人差があり、正気と狂気が一定の周期で入れ替わるケースもあれば、完全に人格を歪められてしまうケースもある
また、肉体的にも何らかの影響を及ぼすケースもあり、どの様な変質を起こすかは、その時まで分からない

『孵化』の成否は、植えつけられた対象の精神状態によって左右され、即座に『孵化』する場合もあるが、ある程度の時間がかかるケースが多い(『“卵”を植えつけられた』と言う事実に対する、恐怖や絶望によるため)
逆に、複数の“卵”を身に受けながらも、長時間『孵化』しなかったケースもある



【対策】
体内に植えつけられた“卵”は、結界を張って肉体に根付くため、外科手術などの方法でピンポイントで抜きとる事は不可能である
故に、肉体の一部ごと切り離す、などの危険な処置で“卵”を排除する事が多い

一時期、対抗勢力が「『孵化』を不可能にする封印術式を構築する」「魔力波動で体内の“卵”を粉砕する」などの技術を開発していたが、これらは現在、それぞれの術者が行方不明になっているため、実質的に使用不可能となっている


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最終更新:2013年03月09日 11:28