ボクの名前は時雨 伊那―――しがないフリーの退魔師だ
名前 |
時雨 伊那(しぐれ いな) |
性別 |
女 |
年齢 |
18 |
出身 |
櫻の国 |
身長 |
151cm |
体重 |
46kg |
好き |
自由 |
嫌い |
束縛、規則 |
───容姿───
人懐っこさを感じさせる少女。
明るい色彩の黒髪は、首筋の辺りですっぱりと切り揃えられている。
まんまると開かれた黒の瞳に燈る輝き、朝凪の陽光が如く。
あどけなさを残した少女らしい相貌には、喜怒哀楽の感情が溢れている。
同世代と比べれば低めと言うべき背丈で、どこか幼さを残しながらも健康的な身体つき。
普段着として、紺のセーラー服を着用している。
中央に赤のリボンを通し、膝上程の高さを持ったスカートが特徴の、やや前時代的なデザインのセーラー服だ。
下半身には黒のニーハイソックスとローファーを装着。
本人曰く、変にあれこれ服に時間を掛けたくないからだからそうで。
腰に黒のガンベルトを巻き、そこに『クサナギ・レプリカ』を納めた鞘を差している。
───概要───
櫻の国出身の退魔師。
伊那の血筋は平安の世より続く陰陽の家系なのだが、当人はむしろあまり関わりを持ちたがっていない。
というのも、御家に伝わる伝統ある“しきたり”だとか“規範”だとかに嫌気が差したからで。
彼女が身を包む紺のセーラー服も、かつて通っていた
櫻の国にある由緒正しい陰陽系学校のもの。
在学途中で家を飛び出し、そのままだという訳だ。
そういう事情もあり、退魔師として呪術に関する知識はある程度有しているものの、実践に関してはほとんど素人同然である。
───性格───
気楽で気さくで気軽な性格。
一人称は「ボク」。
遠慮という言葉を知らないのか、歯に衣着せぬ物言いが多い。
基本的に自分本位で行動しているが、気分次第で他人を助けたりする事も。
退魔師としての一種のけじめなのだろうか、あくまで妖魔の類に対する事案にのみ対応し、人間同士の争いには出来る限り干渉しないように心がけている。
ルールや規則といった束縛を嫌う傾向があり、どこか天邪鬼な性質も持ち合わせている。
感情に富んだ性格だが、ふとどこか“醒めた”ところを見せる様子も。
───能力───
『剣術』
伊那の剣術に流派は存在しない。
常に状況に沿って剣を振るう事で、戦闘での柔軟性を保つ事が目的だ。
型に囚われず、感覚のみで動作する伊那の剣撃は、それ故に洗練されていない大味なもの。
素人相手なら充分な実力だが、達人を相手取るには危険な腕前だ。
『身体能力』
生まれつき身体能力に優れ、特に俊敏性に関しては目を瞠るものがある。
ただ当人が鍛えたりする事を面倒臭がっている為、技術的にはまだまだ未熟。
また、あくまで人間としては優れているという程度で、人外を相手にするのは厳しい。
───所持品───
『クサナギ・レプリカ』
とある神話に登場する霊剣、その模造。
刀が考案される以前の古代剣の形状を為しており、全長は二尺八寸(約85cm)。
霊剣としての格はオリジナルと比べて格段に落ちるものの、「魔を祓う」という本来の性質は受け継いでいる。
また、その副産物として、「持ち主に対して害意・敵意を持った攻撃を打ち払う」という異能を持つ。
ただしこの異能に関してはあくまでオリジナルの劣化に過ぎず、以下の様に様々な制限が存在する。
- 持ち主がその攻撃を認識しており、それに対して剣を振るう事で異能が発動する。
- 許容範囲が存在し、それを超過するだけの威力を持った攻撃は払いきる事が出来ない。
- 広範囲に散布するタイプの攻撃には効果が薄い。(あくまで「払う」だけであり、消滅させる訳ではないから)
- 攻撃により発生した副次災害等、それ自体に意思が内在してない現象は打ち払う事が出来ない。
剣としての性能は高く、その切れ味は鉄をも切り裂くとか裂かないとか。
最終更新:2013年12月03日 16:37