日下・S・ヒカル

【前提能力】
「包括的特化人格統合システム『恐るべき子供たち《Shadows》』」
 櫻の国出身の少女、ヒカルに移植された人格達、及びそれを管理するための改造術式の総称。
 これにより彼女は自身の影を操作する異能を得たほか、別の異能を持つ人格を後天的に手に入れることになった。
 人格を入れ替える際は、まず交換元の人格の体が自分の影に沈み込むように飲み込まれていき、そこから交換先の人格の体が浮かび上がるプロセスを経る。
 なお、記憶操作により彼女自身は何故自分がこのような異質な多重人格を持つに至ったかを覚えていない。
 人格どうしが会話する場合は足元の影が人格の姿を形どって、それと対話する形となる。

  • 主人格

【名前】日下・S・ヒカル

【容姿】
 中性的な面立ちをした東洋人少女。ボーイッシュなファッションをしている。起伏の少ないボディーラインをしており、身長は150cm前後。

【能力】
『太陽がいっぱい《Lethal Dose Sunshine》』
 自分の影の形を自在に変化させ、地形把握や状況把握をすることができる能力。
 射程範囲は自身の足元を起点として半径10m。地面に接している障害物や生き物を探知することはできるが、飛行している物体には無力。
 尚、影自体には戦闘能力はない。

【性格】
 明朗快活な女の子。一人称はボク。

【戦闘方法】
 なし。彼女自身の身体能力は一般的な少女と何ら変わりないものであり、能力も戦闘向きではないため、障害に対して対向する手段は一つとして持っていない。

【備考】
 普段はフリーランスの探偵として働いているが、その実、匿名の人物から「宝玉を回収せよ」という依頼を受けている。
 とはいえ、期限はないのでそこまで切羽詰まってはおらず、人から奪うという気も無いらしい

  • 諜報活動用人格

【名前】
 ダニエル・S・ディートリッヒ

【容姿】
 白いスーツを着込んだアングロサクソン系の男性。身長は180cm以上。

【能力】
『時計仕掛けの影法師《Tick-tack-man》』
「影法師」と呼ばれる真っ黒の分身を作り出す能力。
 分身は能力者と五感を共有しており、足元を起点として半径100メートルまでの範囲を移動できる。
 また、形をある程度まで変えることができ、直径20cm以上の穴なら通り抜けが可能。
 影自体の戦闘能力は皆無のうえ、攻撃を受ければダニエル自身も傷つく。
 また、影法師は自力で移動することでしかダニエルのもとに戻れず、戻らない限りは人格交代ができない。

【性格】
 似非イギリス紳士。フェミニストを気取っている。一人称は私。

【戦闘方法】
 なし。身体能力自体は普通の男性程度はあるが、武術の心得もないため、そこらのモブと殆ど変わりがない。

  • 戦闘用人格

【名前】
 ジェラルド・S・ガウディ

【容姿】
 古着を来たラテン系の青年。身長は170前半だが、前かがみの立ち方のせいで見るものに低めの印象を与える。

【能力】
『震えて眠れ《Pamela/99》』
 両腕に影を纏って身体能力を向上させる能力。
 右腕と左腕にそれぞれ「Pamela」「99」と彼が自称する影でできた篭手を装着する。
 能力発動中は腕全体から黒い瘴気のようなものが湧き上がり、身体能力が倍増するほか、影でリーチを少しだけ伸ばすことができる。
 射程距離は徒手空拳が届く範囲+α。

【性格】
 めんどくさがりや。自分から自主的にでしゃばることはなく、他の人格から頼まれて切り替えることが殆ど。
 稀に頼まれても切り替えない時もあるが、甘いもので釣ると大抵ノッてくれる。

【戦闘方法】
 能力を発動してからの肉弾戦を基本とする。
 遠距離戦は篭手である程度の攻撃は受け止めれるが、スタミナを消耗するうえこちらから攻撃する手段がない。

【特記事項】
 人格交代には大きな隙を生じる上、スタミナを消費するため、短時間で連発することはできない。
(メタ的に言えば一度交代すると3レスは交代することができない)
 また、ダメージは交代後の人格も引き継ぐため、人格交代で傷をごまかすということは不可能である。

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最終更新:2014年03月02日 01:23