J.J.アンブローズ

力無き故に怒りを背負い、力無き故に絶望を味わい、力無き故に誰よりも力を求めた。
そして力を得た時、その怒りは何倍にも膨れ上がり――――残酷に、その力は振るわれる。

反逆を屠る者 Jake Justin "J. J." Ambrose 

Character File

Name Jake Justin "J. J." Ambrose
Age 20
Sex 男性
Height 168㎝
Weight 65㎏
Purpose 裏切り者の処刑、カノッサへの貢献
Birthplace 風の国
Eye Color
Occupation カノッサ機関No.17
Hobby 格闘技鑑賞、ドーピング
Dominant Hand
Like 動植物、裏表のない人、〝力〟
Dislike 裏切り、媚び、打算的な人、善人ぶる人
Alias 反逆を屠る者

Profile
見た目はニット帽に赤いズボンと黒の長袖シャツを来た眼鏡の青年。錫色の瞳。髪は琥珀色。素肌に直接シャツを着る(暑いから)。
オーバーヒート(後述)を避ける為に水入りペットボトル2本をボトルホルダーに入れて左右の腰に装着している。
身体は一見華奢だが訓練・改造・投薬により引き締まった無駄のない肉体を持ち、見た目からは考えられないスピードとパワーを秘めている。
直接視線が相手にかちあうことが嫌いためレンズを通しており、感情が昂ると眼鏡が異常な速さでカタカタカタ……と震える現象が起こる。
14歳でカノッサ入りし、其処から6年間兵士としての教育+人体改造・投薬を受けている。カノッサでは裏切り者を殺す任務を中心に活動中。
過去の経験や家柄からプライドが高く疑心暗鬼であり、〝強い〟という価値観が彼の心に深く根を下ろしている。
普段の性格は気弱気味だが、戦闘になると隠された凶暴で好戦的な荒れ狂う怪物のような影が露わになる。
カノッサ機関こそ自分に残された最後の居場所だと考え、その居場所を奪う正義組織に恐怖と怒りを感じている。

Skill
≪Eye Tunes≫
異常なまでに「見る」力に優れている。故に相手の筋肉の動き1つ1つを隈なく見てその動きを分析することが可能であり、訓練により再現も容易。
その能力を活かし格闘技の英才教育を受け、多くの武術をモノにした。動体視力も抜群に高く弾丸も見切ることが可能。筋肉の動きから僅かな先読みも可能。
この能力は壮絶な苛めの中で生き抜くために発現した後天的なもの。相手の様子を伺い気を害しない立ち回りを必死に求めてきたことで生まれた。

≪Lightning Protection≫
身体に内蔵された雷のマギタイトと魔力変換装置を利用した攻防一体の魔術。雷の魔力で拳足を覆い硬化させることで攻撃力と防御力を高めるもの。
基本的には拳足のみだが、要するに狭い範囲を魔力で覆い硬化させることができる。肘や膝など肉が薄い部分に限り鋭利にでき、刃物のように扱える。
改造の際に近距離型はどうしても刃物などに弱いため、その対抗策として彼に施された。beyond2使用時は全身を覆うことが出来るが相応の反動を持つ。
魔力を放出するような遠距離攻撃も出来なくはないが、放出時に体内に熱が溜まりオーバーヒートの可能性が急増するので避けている。

Battle Style
能力により身に付けた戦闘術・先読みに加え、高い身体能力や魔力による拳足の硬化により接近戦においてかなりの実力を発揮する。
しかしながら改造された肉体のせいか肉弾戦などの激しい運動を長い時間続けるとオーバーヒートを起こし急激にスペックが落ちたりする(酷い時は人体発火?)
故に短期決戦が強いられ、そうでない場合はオーバーヒートしないような工夫が必要となる。奥の手としてbeyond2を持っている。

+ ロール記録
+ 過去や細かな設定
肉体改造の大まかな内容
  • 負担が無いレベルで体内にマギタイトと魔力変換装置を内蔵(属性は雷、作用は硬化)
  • 脚筋力の向上を第一に合わせた改造手術や投薬
  • 特殊繊維による筋力補強→目指したのは軽いけど強い筋肉→見た目はスリムだがパワースピード共に超越

疑心暗鬼の理由
没落したことで周囲の反応が大きく変わり、没落前に仲良くしていた友人も心の奥で自分を憎んでいたのだと理解したから。
この経験で容易に人を信じることが出来なくなり、同時に裏切りという行為に対しての異常なまでの憎悪を持つことになる。
絶望していた自分に生きる道を与えてくれたカノッサに対しては信じようと努力する点が見られ、故に裏切った機関員への憎悪もとてつもない。

いじめと裏切りの内容
風の国の辺境の村一帯(ディステル村)を支配していた名家アンブローズ家は権力を利用した横暴により村民に家と家族を焼かれ没落。
同時に村全体でアンブローズ家への迫害が始まり、JJのクラスメートも急激な心変わりを見せ、唯一自分の味方だと思った親友も裏ではいじめに加担していた。
母親、祖父母は村民に焼かれ死亡。父親は生き残り仕事に就かせてもらうも明らかに不当な賃金と仕事量や苛めにより数か月後に自殺。

カノッサにいる理由
  • カノッサ機関そのものが持つ巨大な力に惹かれたから(カノッサ機関は強者だから)
  • 何もない僕を引き取って〝力〟を与えてくれたから(引き取る前から能力を発現していたが本人は引き取った後に身に付けたと思っている)
  • 僕の居場所はここしかないから
  • 復讐のために

どうやってカノッサ入りしたのか
アンブローズ家はメニダという植物を村人たちに栽培させ、それを裏でカノッサに売っていた(メニダは麻薬製作に用いられる)。
しかしながら突如アンブローズ家からの連絡が途絶え機関員が向かうとアンブローズ家が没落したことが発覚し、
アンブローズ家で唯一生存していたJ.J.を発見。その時機関員がJ.J.との会話の中で彼の特殊な能力に気付きカノッサ機関がその身を引き取ることになる。
彼自身も力を求めており、その上でカノッサはうってつけだった。そして彼の能力を活かし戦士としての英才教育を受け今に至る。

カノッサで受けた英才教育の内容
肉体があまりにも貧弱すぎた為、投薬と改造を繰り返し頑強な肉体を造り上げる。そして能力による分析機能の圧倒的優秀さから格闘技を多種にわたり学ばせた。
彼の能力は「その動作に使われる筋肉の細かな動きを全て把握する」ことが可能であり、その為一度見ただけでその動きのメカニズムが理解できる。
あとは理解した動きを自身の肉体で再現できれば完全なる瞬時模倣が可能であるとカノッサは考え、彼に「イメージ通りの動きを再現する訓練」を施した。
彼の6年間における訓練の中身は、イメージの動きと実際の動きを限りなく近づける訓練が6割、筋トレが3割、技術関連が1割と非常に特殊である。
訓練の結果1度見ただけでその動きをほぼ再現可能になり、1年足らずで近代格闘技は全て網羅し、技術の伝承が難しい古武術すらも習得している。
元々カノッサへの忠誠も高かったが兵士としての洗脳も行った(しかし洗脳としての効果は薄かったように思われる)。

カノッサでの立ち位置
通常の活動の他に裏切り者を殺す役目を与えられている。

ディステル村の現在
数年前に謎の連続殺人事件が発生。警察や自警団の警備を持ってしても止められなかった(というか警備も殺された)。
そのためディステル村の人々の多くは村を捨てて出て行ったのだが、残った人は案の定全員撲殺。
出て行った人も殺人事件に会い徐々に数を減らしている。間違いなく彼の仕業である。
死因は様々であり、首の骨を折られたとかあばら骨が肺に刺さったとか頭蓋骨陥没だとか。

【現在の考え】
アンブローズ家は権力という〝力〟を持っていたから高い地位を築いていた。しかしその力が奪われた瞬間僕の扱いは地に堕ちた。
全ては〝力〟なんだ。弱者は強者に従い、強者は弱者を虐げる。弱者は自分よりも弱い存在を探し、其れを虐げる。これが世界の真理なんだ。
誰もが肚の中で探ってる――こいつは自分より上なのか、下なのかってことを。それで自分が圧倒的に上だと分かったら態度をガラリと変えるんだ。
だから平気で裏切れる。信じていた人に、たった一筋の希望に裏切られる哀しみも苦しみも知らずに……!! 僕はそんな汚い連中を絶対に赦さない……!!
僕は僕を救ってくれたカノッサを絶対裏切らない。カノッサは僕の居場所だ。居場所を護る為なら僕はなんだってする……殺人でも、喜んで……!!
僕はもう「弱く」なんかなりたくない。強くなきゃ我慢ならない。この「力」が僕のプライドを支えているのは確かなんだ。
それにこの……殴っている時の湧き上がる高揚は。「力」を振るっている時のこの興奮は。確かに僕を――――満たしてくれている。

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最終更新:2014年12月19日 19:55