ロレッタ・ヘントプレック

「復讐は何も生まないというのは道理だね。でも、私の気は晴れるよ」

名前 ロレッタ・ヘントプレック
年齢 19
誕生日 9/24
身長 163cm
体重 48kg
職業 SCARLET隊員

|Visual / 容姿                

ロングのダッフルコートと光沢のあるワークブーツで身を固めた、毛先がカールしたプラチナブロンドを除けば頭から足先まで黒ずくめの若い女性。
虹彩異色症であり、左の瞳は青く右の瞳は赤いが、後者は革の眼帯で隠しているため普段は見えない。
得物であるロングソードは、コートの上に巻きつけたベルトによって吊る形で帯びている。


|Ability / 能力                

≪The Touch≫
視界に収まっている空間中の物体ひとつと、距離を無視して「接触」できる能力。
より正確に言うなら「触れることによって生じる圧力をコピーすることによって、擬似的に触れたかのような現象を引き起こす」能力。
感覚としては、身体の動きに反応して駆動する目に見えないマジックハンドに近い。
「接触」の主体は手や足と言った肉体だけでなく、直接手に持っている道具――例えば武器にまで及ぶ。
ロレッタはこの特性によって、剣士でありながら対象が視界に含まれてさえいれば間合いに関係なく攻撃ができる。

この能力が真価を発揮するのは、ロレッタが普段眼帯で隠している赤い右眼を解き放った時である。
両目が開いている間、ロレッタの空間認識能力と異能の出力は飛躍的に向上し、複数の物体と同時に「接触」することが可能になるとともに
動体視力や遠見視力も強化され、「銃弾を発射されてから弾く」「飛んでいるヘリのローターを切断する」と言った離れ業すら成し遂げる。
ただし、神経系に過度な負担をかけるため長時間の使用は出来ない。


|Tactics / 戦術               

弛まぬ鍛錬によって習得した実戦的な剣術と、犯罪者の確保に重点を置いた受け流しと急所狙いの打ち込み中心の体術を用いた接近戦を得意とする。
かと思えば、リーチの概念を否定する能力で機先を制したり敵の攻撃を安全に防いだりと、中距離以遠の立ち回りにも隙がない。
また切り札とも言える赤い右眼の解放を行った状態では、視界に存在するすべての標的にワンアクションで対処できるという強みを持つ。
このように器用な反面、一撃を通せば勝つことができる火力には乏しいため、小さなアドバンテージ差を積み重ねて敵を敗走させる繊細さが常に求められる。


|Character / 性格              

重苦しい漆黒の装いに違わず、その内面も真面目でストイックな一匹狼。
口数が少ないぶん、直截かつ鋭い物言いと、実際の行動で意見を表明する。
悪人に対しては一切の容赦がなく、特に能力や魔術を悪用する者には激しい敵愾心を見せる。
もちろん市井の人々や交友のある相手には優しく振る舞おうとするが、好意の表現は敵意のそれと比べるとかなり下手なようだ。
ちなみにかなりの大食らいかつ早食いで、仕事帰りに凄まじい勢いでラーメンを啜っていたり、常軌を逸した量の菓子類を購入している姿が目撃されている。
いつもは中性的な口調だが意図的に話し方を使い分けており、悪人に対しては厳しい断定調の語尾が混じり、職場では少し男勝りな喋りになる。


|Background / 背景             

ロレッタ・ヘントプレックは、対特異能力者超国家緊急対応部隊・通称SCARLETに籍を置く若き捜査官である。
5年前、大規模な異能テロによって両親と妹を失い天涯孤独の身となった彼女は、甚大な心的外傷によって自らも能力者として覚醒した。
そして当初は「視界内の小さな物体を動かす」だけだった能力を血の滲むような努力で強化し、身体と頭脳の鍛錬を重ね
世界に蔓延る犯罪者――特に、異能や魔術を悪用する者たちと戦うための準備を整えた。
その成果は、今の彼女の肩書が何よりも雄弁に物語っている。

ロレッタの行動原理は「すべての悪に対する復讐」だが、緊急の必要に迫られなければ彼女が悪人を直接手にかけることはない。
「法規を踏みにじった者には、可能な限り法規によって処罰を下すべし」という考えがその思考の根底にあるからだ。
だからと言って罪を犯した人間に対して甘いわけではなく、特にそれが裁かれないままに大手を振って罷り通っている場合には、火のような怒りでもって応じる。


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最終更新:2015年01月04日 03:31