人間の本質とは、残酷さだ。
───哲学する獣 ライン=アインツヴァイド
Profil
名前 |
ライン=アインツヴァイド/検体123番 |
性別 |
女 |
年齢 |
確か18 |
生年月日 |
知らないから取り敢えず1月23日 |
身長 |
176cm |
体重 |
40kg /(義肢込み)92kg |
所属 |
GIFT |
髪色 |
錆色 |
肌色 |
白 |
アイタイプ |
黒/赤い獣眼(右眼) |
好きな物 |
人間、面白い人間、言葉を返してくれる人間 |
嫌いな物 |
チョコレート、獣 |
Aussehen
ボサボサで手入れのされていないショートカットの髪、右眼が赤く左眼が黒いオッドアイは赤い右眼だけが獣のそれのような縦の瞳孔を持つ、加えて隈のある顔付き。
起伏の乏しい痩せた体にノースリーブの黒いタートルネックとホットパンツといった服装。
特筆すべきは2点、両手足は殆ど付け根辺りから機械製の黒い義肢にすげ変わっている事。鉄で出来た犬用の口輪で鼻口を覆っている事。
余談だが、両手足が義肢とは言っても、服の袖ギリギリの所までは人の部分が残っている。フェチズムだよフェチズム。
Fähigkeit
【人狼】
ワーウルフ、ライカンスロープ、ルーガルー。その他呼び名は色々あるが、彼女は人工交配で産まれた純然たる偽物の人狼。
そこに機械の手足と術式強化等を加えられた、愛玩用改造人間である。
元々の人狼としての贅力に加えて機械の力、更にそれを助ける魔術の力がプラスされ、こと戦闘力においては限りなく高い。ただしそれら全てをフルに使うと人間の部分がすぐに根を上げてしまう為、リミッターをかけている。
自身の血液を魔力で固め、腰の辺りから巨大な錆色の右腕にして生やす。因みにホットパンツとタートルネックの間の素肌から出る、フェチズムだよフェチズム。
とんでも無く大きく、人一人を簡単に握る事が出来そうな腕は爪も鋭い、防御や移動補助等様々な事に汎用的に使える。
また、この巨腕は炎や水、魔力などの決まった形の無いものを掴み、投げ返す事が出来る。それはつまり、人だけが出来る手の使い方を顕著に表した物だ。
能力の核となっているのは半ば聖遺物と化した(聖遺物とは言ってない)人と獣の中間存在の化石。それを『とある臓器』に埋め込み能力の核としている。
【人工野生】
四肢の代わりにある義肢と口輪の総称。
義肢の爪は鋭く、鋼鉄製の外殻と人工筋肉ファイバーによってとてつもない怪力とスピードを誇る。
口輪もまた、ただ口を覆うのではなく、犬のそれと同じ様に上下に開き対象を噛み砕く事が可能。その顎の力は凄まじい。
ただし、普段はセーブモードであるが、戦闘モードになるとそのまま突っ立ってるだけでも体力を消費する。彼女との戦闘においてはスタミナが重要なファクターとなるだろう。
開いた口輪を通して拡声した咆哮は、多大なる音圧と共に魔力に依る精神干渉作用を持つ。
野生を凝縮したようなそれは、大地を震わせ聞いた物の捕食者への原初の恐怖を呼び起こす。
それは即ち、野生に近い、獣に近い物にこそ効果を発揮する。
【???】
この人狼の言う言葉は須らく人の言葉を真似ただけの似非哲学、故にその発言にさしたる意味も内容も中身も無く、耳を貸すだけ無駄である。
だが、もしその言葉に耳を貸してしまえば引き返す事は許されない、一度聞き入れた言葉は思考となって発生し、その思考を放棄する事は即ち知性を棄てた獣と成ると同義。
Einstellung
GIFT所属の人工能力者、その力は人工による物であり、戦闘においても寧ろ能力よりも機械義肢に頼っている節もあるが、能力者として在籍している。
とはいう物の、GIFTに於ける無能力者に対しての見下しの感情は殆ど無く、人間に対してなら能力者無能力者に関わらず『人を人たらしめる物とは残酷さである』という思考の元に観察対象となっている。
それはある意味自分への疑問であり、自虐であり、また嘲笑であり、その疑問への答えは無い。
そんな彼女がGIFTに居られるのはとある人物の故あっての事らしく、言って仕舞えば主人となる存在について来たが為。
渾沌とした思考は今の自分の姿が作られる中で、自分を保つ為の唯一の論理武装なのかもしれない。
- 自分に似ている人間は世界に三人いるとは言うが、あそこまで似ている人間がいるとは……いや、目立つパーツが似ていたからそう思っただけかな?まあいい、とにかく彼女───武牙は面白い人間だった、無能力者故に狩る対象なのが勿体無く思えるくらいにね。今回は僕の敗走だが、敗北から学び、次に会った時には殺してやろう。 -- 武牙 (2015-05-27 20:28:30)
- 人とは素晴らしいよ、醜く、気味が悪く、残酷だ、だからこそ素晴らしい、何かが何かを愛する理由なんて、それで十分だろう?彼女は『愛』に焦がれている、愛するのに大それた理由なんていらないよ、人を知りたいから人を愛す、人の醜さを愛す、それでいいじゃないか。 -- 黒い獣、もしくは白い女 (2015-05-30 23:20:29)
- この星を滅ぼすなどと、大それた願いを掲げるのは悪く無い、いや実に面白いじゃあないか、どんな過去があればあれ程までに残酷に、機械のようになれるのか、いやあ人というのはだからこそ素晴らしく面白い。自らが住む星を滅ぼすとは即ち自身すらも滅ぼすという事だ、それが果たして単なる憎悪か絶望か、どちらにせよ彼女は楽しい奴だったよ。惜しむらくはもう少し打ち解けて欲しい事かな。 -- ルナ (2015-05-31 20:43:21)
- 風の国を襲撃する六罪王とやらを見学しに行ったよ、いやはや恐ろしいね六罪王とは、あれに立ち向かうなんて強い正義感の為せる技だね。僕はああいう風にはなれないな、命が可愛いんだ。だから彼らの様な人間には期待しているし、大好きさ。さてさて、リヒト君は彼処にいたのが六罪王2人と言っていたけど、それが本当なら六罪王二人掛かりで一体何をしたかったのか……何にせよ、僕達の壁にならない事を祈るけどね。 -- リヒト・マグダウェル (2015-06-07 21:04:03)
- くふ、ふふふ…リチャード・トラヴィス、か…君の名前は覚えたよ、嗚呼、まるで恋い焦がれる少女になったようだ。あれ程残酷で素晴らしい人間は早々いない、あそこ迄人間らしい人間は彼の他にいるだろうか?くふ、僕の総てを見せてあげられなかったのが残念だが仕方ない、お互い丸裸になって語り合える日が来る事を祈っているよ。 -- リチャード・トラヴィス (2015-06-10 23:37:41)
最終更新:2015年06月10日 23:37