―――秘されし鳥は空を知った。白き翼は雲を切った。
天蓋を知らず。失墜を知らず。羽ばたく先は、日輪か、泥濘か―――
Profile |
Name |
鳴神 義勇 |
Gender |
男 |
Age |
17 |
Height |
176cm |
Weight |
66kg |
Belong |
無所属 |
Like |
物語(特にフィクションの冒険譚など)、刀剣 |
Dislike |
実家 |
S.Skill |
居合切り |
Looks
白髪に榛色の瞳を持った中性的な顔立ちの少年
白いシャツに黒いベスト、ネクタイは着けずボタンは上まで止めている。黒いパンツをはき、腰に帯刀用の革製ベルトを巻いている。実年齢より二、三歳上に見えるタイトな格好。
体に炎のような、はたまた爪痕のような赤い模様が生まれつき刻まれている。決して刺青ではない。
Ability
筋力 |
B |
耐久 |
D+ |
敏捷 |
C |
技術 |
C |
能力 |
B |
幸運 |
D |
鬼との混血。それによる身体能力などの上昇効果、妖術を扱う素質などが彼の体には宿っている。
生まれつきの混血である為、身体能力は同年代の人間に比べれば圧倒的に高く、人の部類に当てはめるとすれば高クラスに位置する。
それ以外にも様々な能力を扱う素質がある筈だが、生来その修行をすることも、それらを教えられることも無かった為に、現時点で扱える術は以下の通り。
○雷撃
雷を扱う能力。身体に纏い運動性能を向上させる、武器に纏わせ属性攻撃を可能にすると言った付与系の使用法のみ。
属性から放出系として使用することも出来る筈だが、現状では制御が難しい。
○硬化
肉体の一部を鋼鉄のように硬化させる能力。日常生活で身の危険が迫った時に無意識的に使用していた能力であり、効果範囲は狭いが発動速度はかなり早い。
Equipment
彼の持つ太刀。銘は無いが茎に「左」の字が刻まれており、左文字であると言う事は確か。
美術品としても価値は高いが、武器としても非常に優秀な一品であり、少年が持つにはやや分不相応な代物。
なお、霊的な力が備わっているようであり、彼の雷を纏っても刃が焼けるどころか、滅多なことでは刃こぼれすることもない。
Charactor
基本的に誠実に人に接し、地位や名誉で人を選り好みすることのない人物。
しかし、どこか自己評価の低い部分があり、他人に蔑ろにされた時などは自分が一方的に悪いと思い込む傾向にある。
自らの悦楽の為に他人を貶める者などには明らかな嫌悪感を示し、相手が敵意を示すのならば反撃も厭わない。
Battle style
鬼の身体能力に加え、徹底的に仕込まれた剣術による近接戦闘が主。そこに雷属性のバフが加わることで、近接アタッカーとしての性能は高い。
History
櫻の国・東都のある名家に生まれた少年。生まれつき髪が白く、一族からは鬼子として疎まれ、差別的な扱いを受けていた。
元来この一族は鬼の血を引いており、血の薄まった現代でも突発的に鬼の特性を色濃く受け継いだ子供が生まれることがあった。
しかし、時代を経るにつれて情報が欠落していく中で「奇妙な子供が生まれることがある」と言う事実だけが伝わっていき、それが鬼であると言う詳細な事実は消え去っていた。
それ故に彼は忌子として扱われ、たった一人の理解者であった祖母と共に幽閉同然の暮らしを送っていた。
だが、時の流れにより祖母の命もまたこの世から失われた時、彼に残された居場所は一つとして存在しなかった。
「自分が何の為に生まれたのか」「このまま鳥籠の中で一生を終えるのか」漠然とした不安と恐怖が彼を襲う。
そして、彼は行くあても無いままに鳥籠を破り飛び出した。どこかに行けば、何かを目指せば、自分が生まれた意味が見つかるかもしれないと。
きっとどこかで、自分を呼ぶ誰かが待っているかもしれない、と。
ちなみに所有している太刀はこの時ついでに持ってきた「家宝」である。
―――檻の内に秘されし憎悪。己を切り裂く確たる己。
大空を知った。絶望を知った。羽ばたく先は、遥か深淵の底の底―――
最終更新:2018年03月25日 13:53