この世界”に召喚されて数か月。日下祐一はウィリアムの支援の下、GARDENの任務に外部関係者として協力していた。基本的にはGARDENの手に余る、あるいは単独で行える任務に従事していた。

ある日、ウィリアムは次の事件の調査を祐一に持ちかける。中部地方の光瀬山麓にある按田(あんだ)遺跡で、大学院の調査チームメンバーが次々と失踪。ケースNとして取り上げられ、捜査に向かったGARDENの職員も同様に失踪し、誰も介入しなくなったといういわくつきの事件だった。

祐一は遺跡の調査を快諾。光瀬山麓で「ダニエラ・ハイデリヒ」を名乗る謎の女性と遭遇。気まぐれな彼女と共に地下遺跡に乗り込んだ。
遺跡の内部は広大な渓谷や西洋風の街並み、薄暗い森林が混在した魔境となっていた。
魔境内部では、谷底に落ちたダニエラが別のエリアで何事も無かったかのように現れたり、正体不明の怪物が徘徊していたり、怪物の姿が祐一にだけ見えたり(ルーにはダニエラに見える)またはその逆の現象が起きていたりと、まさに混沌とした有り様だった。

怪物の正体は滅亡したアンダンテ国の邪紋使い「ナハト・アハト」=ダニエラ・ハイデリヒその人。千年以上にも及ぶ孤独と喪失感が彼女の正気を蝕み、混沌そのものに変化させていった。魔境の混沌核となった彼女は、朝日が昇るたびに一本ずつ「目印のナイフ」を魔境に突き立てていくだけの怪物に成り果てていた。

魔境の最深部でダニエラと対峙した祐一は、魔境内に僅かに残っていたロードの聖印を受け継ぎ、セイバーカプセルとカオスカプセルを起動。
新たな力《マグニフィセント》でもって、ダニエラを浄化することに成功した。

これにより、祐一の所持している6個のカプセルの内、未起動のものは残り2つとなった。