概要
「薄紅眼の魔女」を名乗るあからさまな不審者。
周囲からの評判を完全に無視して、独りよがりに魔女のロールプレイを楽しんでいる。
引用
「やァこんにちは皆々サマがた。ワタシの事はどうか気軽に魔女とでも呼んでくださいマしな。もし「魔女」という単語の意味が被って区別に手間がかかるのであれば、『ナヴィーニャ』という名も在りますゆえご参照くださイ。そして迷える愛しい子羊あらば、ワタシが願いを叶えて差し上げマしょうとも!」
プロフィール
本名 |
ナヴィーニャ |
スペル |
??? |
年齢 |
??歳 |
性別 |
♀? |
身長 |
166cm |
体重 |
47kg |
種族 |
魔女 |
趣味 |
名前を考えること |
特技 |
魔女っぽい振る舞い |
宝物 |
黒灼蛇の杖 |
天敵 |
絶対誰にも教えない(想定外の出来事) |
将来の夢 |
魔女の名声を世界中に広める |
好きな色 |
薄紅 |
好きなもの |
サーモンのマリネ、珍しいもの |
嫌いなもの |
わさび、執着の薄い奴 |
所属
不定。
魔女の背恰好や振る舞いさえ一時の遊びに過ぎず、その詳細は謎に包まれている。
詳細
異能
無謬なる瞞し。
「他人の願いを叶えるときだけスゴくなる手品」。
そう彼女自身は語っている。ただし、願いを叶える相手の“素性”を消費しなければ力は使えない。
“素性”とは、己を取り巻く数々の要素であり、またその集合体である。
『剣技に優れ、思慮深い、一国の王子』から『剣技に優れる』という素性を失えば、
『思慮深い、一国の王子』となり、王子は二度と剣の才能を発揮することはなく、
『一国の王子』という素性を失えば、彼は平民と同等、あるいはそれ以下の身分となるだろう。
また、失った素性に連なる形で、それに付随する構成要素も消滅する。
家族関係に関する素性を失えば、幼少期の生活で培った物が全て消滅するに等しい。
彼女の言うスゴい手品は、願いを持つ者の「歩んできた人生」、「人生の記録」を消費する事で初めて効果を発揮する。
彼女は、そのうえで自ら積極的に誰かの願いを叶えたがっている。
戦闘
縦横無尽。どこからでも現れ、どこからでも消える。ちょっとした隙間や影から現れるのを好む。
魔女らしい戦い方を好み、手品のような手法で人を驚かせることを好む。
一方で、手にした杖から炎を噴き出しての雑な攻撃も好む。飽きが早い。
彼女の用いる呪文は、様々なアプローチから為された魔術の集合体。
神卸術、召喚術、占星術、死霊術、錬金術、降霊術、変化術、憑依術。
様々な魔術をその場の気分で使い分け、気ままに遊びまわっている。
アイテム
黒灼の炎を放つ杖。魔力によって燃料を補う、黒灼の火炎放射器のようなもの。
所持者の意志一つで火力は増減する。その最大火力は未だ計り知れない。
アイテムランクはA+。
+
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詳細 |
鉛杖の名の通り鉛で形作られているが、魔術によって補強された躯体は、既に鉛のそれではない。
先端は燭台の形をしており、常に黒灼の炎をくゆらせている。
燭台に付随する赤い鉱石は、大気に混在するエーテルを吸収しては塵を吐き出す呼吸器の役割を持つ。
黒灼の炎は、酸素を燃料とする自然の炎とは異なり、エーテルを燃料として燃える炎である。
大気中にエーテルが存在する限り炎は燃え続ける。エーテル濃度は地域によってまちまち。
故に、黒灼蛇の鉛杖を振り回した地は一時的なエーテル枯渇に陥る。
彼女は、この杖をとある別の魔女から譲り受けたと語る。
杖の以前の持ち主は、黒灼の魔女ゴドニー。
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なめした馬皮の生地の間に“毒喰い林檎”の皮を何枚も重ね合わせて作られたドレスと帽子。
あらゆる魔術を阻害する、洒落た意向の魔術障壁である。
アイテムランクはB。
+
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詳細 |
毒喰い林檎のドレスと帽子は、生地の間に“毒喰い林檎”の皮を何層にも重ね合わせて作られている。
ドレスは外から内へ魔術を通さぬ障壁として、魔術戦で大いに役立つという。
帽子は内から外へ魔術を通さぬ障壁として、手品の種に大いに役立つという。
要するに、どこをとっても捨てる箇所のない優秀な防具だということだ。
“毒喰い林檎”は、“毒林檎”を駆逐するべく、魔術によって生成された人工植物。
付近の樹木に根と蔦を絡ませ、養分(エーテル)を根こそぎ吸い取って辺り一帯の自然を壊滅させる。
己以外の全てを喰い尽くす暴虐な寄生植物として活躍が期待された、“毒林檎”専門の殺し屋である。
その蔓には、赤錆色の皮の包まれた小ぶりの林檎のような果実がなる。
果実はすぐぼろぼろ崩れるほど脆いうえ、砂粒のような固形物まで混ざるので食用には向かない。
一方果実を包む皮にはエーテルを阻害する効能があり、目を付けた商人により薬や装備へ流用された。
これは魔術と相対する者への助けとなり、すぐさま世界中の者がこぞって素材を探し求め始める。
“毒喰い林檎”の餌とするための“毒林檎”の植林地が誕生するまでそう時間はかからなかった。
“毒喰い林檎”は毒喰いの名を冠しながら、自らが毒を産み出す根源として世に蔓延ることとなった。
彼女は、このドレスと帽子を自分で一から作ったと語る。
ドレスの以前の製作者は、仕立屋クォチ・ボード。
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宝石『ロビンの眼』がはめ込まれたネックレス。
宝石には、炎のように眩い輝きが灯り、所有者を引き立てる最も美しい色に移り変わるという。
ナヴィーニャが身に着けているそれは、炎の輝きは見出せない。
アイテムランクはC。
+
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詳細 |
『ロビンの眼』に逸話はない。
飾りの裏側に刻まれた「Who Killed Cock Robin?」の詩が、その名を語るのみである。
それはありふれた鉱石であり、それはありふれた装身具に仕立てられ、
それはありふれた者に買われ、それはありふれた様に世を渡ってきた。
今に至るまでに多くの者がそれを手にしたが、誰一人としてその本質を知ることはなかった。
所有者次第で色が変わる、煌めく極彩色の灯火。宝石の中心には、魔術の光が宿っていた。
『この宝石は私を飾るために存在している』誰もがそう妄信的に信ずるほど、宝石は眩く美しく、
美しさに理由を求めるものなど常世には存在しなかったのだ。
魔女ナヴィーニャがその長きに渡る物語に惹かれ、宝石の“素性”を覗き見するまで、
極彩の炎は真の価値を真実見出されることはなかった。
『ロビンの眼』に逸話はない。
そう語るナヴィーニャの胸元で、宝石は濁った闇のような黒を映し続けている。
所有者であるナヴィーニャの色が、炎をも掻き消す黒を示すのか。
それとも、正体の割れた宝石には、光を灯す程の価値はないのか。
あるいは、魔女の手に渡る遥か前から灯火の種は絶えていたのか。
さもなくば、全ては魔女ナヴィーニャの語る虚言に過ぎないのか?
真実を確かめる術はなく。今や二百五十六色の灯火は、ナヴィーニャの物語にしか登場しない。
『ロビンの眼』に逸話はない。
飾りの裏側に刻まれた「Who Killed Cock Robin?」の詩が、その名を語るのみである。
――誰が殺した、クック・ロビン?
彼女は、このネックレスを金塊と引き換えに購入したと語る。
ネックレスの以前の持ち主は、宝石商シュカブレン。
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万事屋『ナンデモ』
郊外の一角に備わった万事屋。
「ダガシ・クスリ・占イ・他ナンデモ」の看板を構えている。
最低限のカウンターと椅子、ホームパーティーのような質素な飾りつけ以外には何もない殺風景な店。
素性と引き換えにどんな願いでも叶えられるという。
魔女探偵
魔女を名乗る探偵。
怪盗エルメシアを屠る者。
魔術師の詠唱《じゅもん》と探偵の論述《じゅもん》を同一視した魔女探偵は、語り紡ぐ幻想に真実を見出す力を持つ。
幻想《かてい》を演出する魔女と、真実《けつまつ》を書き記す探偵。
自ら産み出した物語の主役に己を宛がう不遜。
それこそが魔女探偵の語る絶対勝利の原則だった。
魔女怪盗エルメシア
正体不明、目的不明、謎の怪盗エルメシア。
使い古されたストーリーテリングの究極系。
全ての物語に異境の文法で割り込み、思うが儘の展開を編み出していく。
一切の整合性を無視してあらゆる物語に侵入し、物語の鍵となるマクガフィンを破壊する、最悪のクリフハンガー兼デウス・エクス・マキナにしてメアリー・スー。
後に派生がいっぱい出てきてそれはそれは大変なことになった。
正体
関連人物
出張先
第一回開催に出演。万事屋『ナンデモ』の中で勝手気ままに遊んでいた。
6期に参加。そのへんでしんだ
主人公(?)
マッチポンプで人類の危機を救ったり探偵ごっこをしたり楽しんでいる。
モチーフ
外見は「VIPRPG」の斜視子と、ムラサキクラゲ。最初ピンク色で書いてから今の色になった。
性格面は「ガッチャマンクラウズ」のベルク・カッツェと「クトゥルフ神話」のニャルラトホテプが相当に入っている。
参照先
最終更新:2019年12月30日 01:15