概要
“素性”と引き換えに願いを叶える悪魔。
差し出した“素性”の重さと願いの重さを天秤にかけ、それが釣り合った時に万物の権能を行使する。
そうして手に入れた“素性”を、彼女は自らのものとして蓄えるのだ。
引用
「名前はついていることが重要なんデすよ。 定義されていないものは曖昧で混沌で脆弱です。 知性を持つ者が存在を定義することによって、実体を持たない“現象”は確かな基盤を持つのです」
プロフィール
本名 |
ナヴリニア |
スペル |
??? |
年齢 |
??歳 |
性別 |
なし |
身長 |
可変 |
体重 |
可変 |
種族 |
悪魔 |
趣味 |
魔女っぽい振る舞い |
特技 |
特になし(何でもできるので) |
宝物 |
特になし |
天敵 |
黒灼の魔女ゴドニー、悪魔フィデナムア |
将来の夢 |
特になし |
好きな色 |
特になし |
好きなもの |
黒灼の魔女ゴドニー |
嫌いなもの |
悪魔フィデナムア |
所属
なし。
悪魔にとって地域や共同体の縛り付けなど意味をなさない。
詳細
“素性”
彼女の定義する“素性”は、肩書き、レッテル、パラメータ、プロフィール、様々に言い表せる。
これまでにありとあらゆる人物と交渉し、“素性”を譲り受けた彼女は、万物の称号を手に入れた。
世界最強の強者、闘いを知らぬ弱者、全知を司る賢者、無知蒙昧な愚者。
彼女はあらゆる言葉で言い表す事が出来る。
故に、彼女は万人に知られた悪魔である。
さらに詳しく
他人の素性を自らに貼り付け続けた彼女は、
王であり、民であり、賊であり、機械であり、龍であり、魔女であり、その全てである。
故に彼女は王の特権を行使できるし、龍の炎の息を吐くことも出来るし、魔法を使うことも出来る。
圧制を行う悪王、炎を蓄える龍、卑しく呪いを振りまく魔女。その全てが彼女を指す言葉となる。
己がどのような素性を纏うか、彼女は自由に決めることが出来る。
龍として人々の前に現れることもあれば、賢者を名乗ることもあり、
乞食の目線で人を観察することもある。
群衆を前にして、一人一人に全く異なる素性を見せつけることもあった。
故に、彼女のステータスは一定しない。彼女を知り尽くす事は、事実上不可能である。
わかりにくいのでオンラインゲームとかで例えてください
みんなで協力してボスに挑んだはずなのに、何故か全員まったく違う敵を相手にしている。
さらに戦闘モードになると毎ターン特性や耐性や攻撃方法が変わる。
クソゲー状態。厄介面倒極まりない。
とはいえ、特に使い分ける理由がないときは、その時のお気に入りの素性を使いまわしている。
今は魔女っ娘がブーム。素性コレクションそっちのけではしゃいでいる。
“素性”を失う
“素性”を失うことについては、『手品』の説明がほぼそのまま当てはまる。
しかし彼女は、素性の一部のみでなく、その全てを奪い取ることも出来る。
彼女に全ての素性を奪われたものは、人の言葉で定義出来る存在ではなくなる。
誰も知らず、何も出来ず、生きてもおらず、死んでもいない。
そのものを表す存在は、何一つとして残らない。彼女の素性の糧が一つ増えたという事実のみが残る。
彼女が“素性”として奪い取れるものに際限はない。
願いの重さと彼女の匙加減一つで、ありとあらゆるものを失う可能性がある。
悪魔は、目に見えぬものに価値を付け、手前勝手な基準でそれを浚う、浅ましい存在なのだから。
「素性を一たび差し出したなら、アナタは“そこ”が欠落した誰かになる。
綺麗さっぱり生まれ変わッて第二の人生を歩みナサイませ。
ただし今と同じ姿には二度と戻れないと思いマスがね」
分かりにくいのでオンラインゲームとかで例えてください2
素性を一部だけ抜き取るのは装備や経験値やクエストクリアフラグや
各種権限や友人を持っていかれるようなもの。
素性を全部抜き取るのはアカウントを丸ごと乗っ取られるようなもの。
悪質。
能力
彼女は、身に纏う素性から数々の能力を引き出せる全能の存在である。
彼女の語る『手品』のルーツはここであり、事実上、彼女に不可能という言葉は存在しない。
が、それは力を全て発揮出来た場合の話。普段は、能力を全て自由に行使することはできない。
悪魔という生態の都合上、“契約”に関わる部分以外では力を十全に発揮できないためである。
彼女はやたら豪華な肩書きを見せびらかすが、その実はほとんどがハッタリである。
日常
現在は魔女
ナヴィーニャとして人間社会の中に溶け込み、自由気ままに振る舞っている。
現在の魔女の姿は、「黒灼の魔女ゴドニー」の杖、「仕立屋クォチ・ボード」のドレス、「宝石商シュカブレン」のブローチ、「黄水晶の歌姫アリミテ」の身体、「自らの薄紅色の瞳」を合わせて構築したもの。
正体
彼女のアイデンティティは、無数の素性で構成されたカオスの塊という事実そのもの。
他人から得た産物を削ぎ落とし続けていった先には、何も残らない。
何時何処で如何にして産まれ育ったのか、彼女の正体は誰一人として知らない。
無論、本人でさえも知る由はない。
何者かから奪いとった素性、何者かに呼ばれた名、何者かを参考にしたロールプレイを重ね合わせて、
『薄紅眼の魔女ナヴィーニャ』という存在が定義される。
己を示す素性を他人に頼るしかないのは、人も悪魔もまた同じ。
彼女の本当の名前は、薄紅眼の悪魔ナヴリニア。
関連人物
先輩面でおちょくってくるフィデナムアが気に入らない。
人間の小娘に19年は飼い殺しにされているらしいので、いい気味だと思っている。
性格が悪い。
フィデナムアに首輪を付けた偉大なる人間の小娘。
既にフィデナムアが目を付けているので契約は出来ないが、その手腕を称えてやりたい。
刹那主義の彼女とは相性が最悪。
毎回出合い頭に銀の銃弾を撃ち込んでくるのでくたばってほしいとさえ思っている。
別に銀の銃弾くらいどうってことないけどくたばってほしい。
便利でかわいいやつ。
体よく使っている。
今は曖昧な自我しか持たないが、何れ虚ろな願望に身を委ねる者。
その時は遠くは無い。悪魔は、少女が失意に飲まれる瞬間を手薬煉引いて待ち構えている。
なんでこいつ肌身離さず十字架のネックレスなんて付けてるの?
別に十字架くらいどうってことないけどくたばってほしい。
死体とは契約できないのでどうでもいい。
ナヴリニアを人の身に縛り付け、人間の悦楽を学ばせるべく契約した者。
よくわからない奴と思いながらも、思い出さずにはいられない。
モチーフ
悪魔体の外見は「サガフロ2」のエッグ最終形態と「ゴジラ」のヘドラと「犬夜叉」のタタリモッケ。
参照先
最終更新:2019年12月30日 01:15