概要
始原十二災群が一。七色の輝く台風を巻き起こす災厄。台風の目。
種族は鎌鼬。
始原十二災群
値する災厄は風害。
現象
虹色鎌鼬のカルロフローネ。
エヴェンハイム上空を旋回する円錐状の物体。
その周囲からは常に風が巻き起こり、辺りの物体を巻き込み切り裂く。
万色風陣
カルロフローネの構える半径5km程の風域。
カルロフローネの躯体は目視不可能なほど微細な多角形のプリズム状になっており、幾重にも分散した太陽光スペクトルの影響で虹色に輝いている。
カルロフローネは時折その躯体を分解して空気中に散布しており、故に風域には万色の風が吹くと言われる。
プリズム状の躯体は、吹き荒ぶ風と、それに付随して発生する鎌鼬にも作用し、指向性のないランダムな屈折と分散を繰り返している。それは上下左右前後の全方向から襲いくる不可視の刃であり、風域へと足を踏み入れたものは瞬きの間に撹拌され、粉微塵と化す。
カルロフローネはそれ自身が巨大な送風機であり、荒れ狂う暴風と鋼をも断ち切る鎌鼬を絶えず発し続けているのだ。
カルロフローネの周囲に浮かぶ雲はすべて過たず裁断され、常に晴れ間を覗かせる。故に、カルロフローネは常に虹色に輝いているのだ。
装置
元は昼の神
ヴァパの作りし天候制御装置。ディー・ダー・オーの呪いによって暴走し、公害を振りまく機械と化す。
零落
交戦記録
クランカニフ商業地区の上空3000m地点にて、メッテルフ卿の剛腕により粉砕される。
モチーフ
フジリュー漫画版封神演義における十天君の一人、趙天君。
「敵幹部の中に悠々と佇むモノリス、何だコイツ絶対強いだろって思ったらあっさり画面外で倒されたのに心底ガッカリした」という気持ちが反映されたクソ強い単純構造物。
また、第五使途ラミエルやプリズ魔も含む。
参照先
最終更新:2025年06月25日 23:03