海中霊王


概要

始原十二災群が一。ドールドスの海の底に鎮座する霊王。恐怖の中に住まう者。
種族は悪夢(ナイトメア)。実体はなく、実物を見た者もいない。しかし、『存在する』という実感が威圧感を伴い人々の心の奥底に棲みついている。


始原十二災群

値する災厄は浸害。


伝承

海中霊王。
潜在的な恐怖を実体として空想する基盤となるもの。あらゆる霊的空想の根源。
人の恐怖を喰らい肥え太る。
彼が目覚める時、ドールドスの海は震え世界の全てが海水に包まれると言われている。

“深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを見返している”。
ならば、深淵がこちらを覗く時、我々もまた深淵を見渡すことも出来よう。
実態も実物も知れぬまま、けれどその存在だけは確かに人間の眼に焼き付いているのだ。


容姿

瞳が横に連なって何百個も付いており、腹には巨大な口を持つ巨大なクジラのような姿をしている。
かつて海底に沈んだ古代王国アトランティスの王の転生体であるとする説もあるが、真相は定かではない。
目の前を見通す事さえ出来ない深い深い海の底で、彼は今も静かに眠っている。


零落

未だ会った者がいないが故に、零落することなく存在し続けている世界の脅威。
『名付け』されていないため、名前もない。
「深淵の眼」「鯨霊」「夢見の王」「悪夢の源」、その他様々な通称で呼ばれる。


交戦記録

なし。


関連人物

いずれ戻ってくる定めにある。


参照先

最終更新:2025年02月17日 22:47
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