フュレィトヵータ


概要

クラガァニナ=エヒュイニカ=セクク=フュレィトヵータ=ツォナカリヒュア。
通称、魂猫女帝フュレィトヵータ。
古代帝国エヒュイニカを統治した六代目女帝。反魂の術を用いてその魂を猫へと移した偏狭者。


歴史

燃えるような朱色の毛並みをした猫の姿を取り、心話を用いて治世を行った。

猫信仰

猫を神話の龍と同一視し、猫信仰を推し進めた者。
彼女の暴力的な働きにより、規定概念(アカシックレコード)は猫への恐怖心を抱くに至り、魔術で参照される猫はあらゆる生命への特効を持つ。
その業績から現人神として崇められ、信仰を持つに至った。

フュレィトヵータは唯一神として君臨した。
猫の無邪気な暴力性を神の権能まで高めた、予定調和の破壊者。
その逸話から、神卸術によって現る神の一つとして参照される。
その力は、依代の意識を乗っ取りかねないほどの危険極まる暴力性の塊。

藍鼠猫(あいねずのねこ)

藍鼠(あいねず)眼の魔女マユクニトが神卸術によってフュレィトヵータをその身に宿らせた際、
フュレィトヵータそのまま魔女の意識を乗っ取って変貌した姿。巨大な藍鼠色の猫。
猫固有の我儘っぷりによる強力な世界観の押し付けにより、規定概念(アカシックレコード)に干渉する世界改変能力を持つ。
『人間は猫の下僕である』という与太話を史実に影響させ、地球の支配者を猫に成り代わらせた。

  • 猫人間
己以外の猫と人間を等しく下僕と定めたことで、両種族は融合を果たした。

  • 単一の猫
世界にただ一匹だけの猫として君臨することで、不特定多数の猫逸話をすべて集約した。

  • 九つの命
『九つの命を持つ』と称される逸話を再現し、死ぬたびに現世界転生を行う。
座標位置以外の連続性を全て削ぎ落した藍鼠猫は、意識と記憶を共有したまま別存在として復活する。
信仰と畏怖からなる物語の擬物化である藍鼠猫は、第九形態を滅ぼすまで真の意味で滅びる事は無い。

零落

信仰心を失い神格からは零落し、肉体を失う。
虎視眈々と世界の統治を狙っている。


参照先

最終更新:2019年09月07日 01:45