觔斗雲は、「とんぼ返り雲」の意である。

 仙人になった後で術を修めると、雲に乗れるのである。

登場する『西遊記?』の作者の皆さんは、とにかく数字を9へ糾合したい謎のモチベーションがあるので、これも「一飛び10万8千里(1+8は9)」である。

 じゃあこれに乗ってほらマンガ『DRAGONBALL』みたいに筋斗雲で天竺へ行きゃあいいじゃん
 と思うのだが、凡体の状態では乗ってものろくなる、という設定なので一応乗れない。
 岩波文庫版『西遊記』第五巻の解説によれば、三蔵法師が凡体で、雲に乗っとる、シーンがあり、こういう破綻は、一人で書いてると出ないので、作者は複数の可能性があるそうである。

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最終更新:2021年07月06日 17:01