プルンプアン・カイン(Perempuan Kain)
マレーシアに現れた妖怪
ハントゥの一種。マレーシアを訪れた水木しげるに現地人が話してくれた妖怪遭遇体験に登場する妖怪であり、この話を聞いた水木しげるはこの妖怪を「布女」と名付けた。布女をマレー語に訳すとプルンプアン・カインとなる。
語り手がビドールという町から村に帰るためにオートバイで走っていた時のこと。夜の9時になった頃に10mほど先に女性の後ろ姿が見えたが、近づくとそれは赤い布に変わっていた。そして目の前に立っている赤い布をオートバイのバスケットに入れて走り出すと途中でエンジンが止まってしまった。オートバイを自力で押して歩いていると、オートバイのバスケットから赤い布が無くなっておりエンジンも動くようになっていた。
帰宅後、眠りにつくと夢の中に美女が現れ、先ほどオートバイに乗せてもらったハントゥ(妖怪)であると名乗った。自分がハントゥである事を出会った時に知らせなかったのは怖がらせたくなかったからであり、オートバイに乗りたかっただけだから危害も加えなかったのだと告げた。
参考文献
水木しげる/大泉実成『水木しげるの妖怪探険 マレーシア大冒険』216頁
最終更新:2023年01月18日 15:53